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本コラムでは、Shopifyがより便利になる配送関連アプリを4つ紹介します。アプリの導入により利便性が増せば、作業の効率化や顧客満足度の向上も期待できるでしょう。Shopifyの配送に関してデフォルト機能だけでは不十分と感じている方はぜひ参考にしてみてください。また、業務の効率化や顧客の利用しやすさのために、デフォルトの配送機能で設定しておく必要のある送料についても解説していますので、あわせてご覧ください。
Shopifyデフォルトの配送機能では物足りない?
Shopifyデフォルトの配送機能は、細かい設定ができず、運用に慣れてきた方にとっては物足りないと感じることも。まずは、Shopifyデフォルトの配送機能の特徴を紹介していきます。
Shopifyの配送機能のポイント
Shopifyデフォルトの配送機能では海外向けの配送が可能です。言語や決済方法が豊富なため、国内向けで運営してきた方が海外の顧客へ向けて販路を拡大する際に利用しやすいでしょう。
また、「通常配送」のほかに、「ローカルデリバリー」「店舗受け取り」が利用できます。
- 通常配送:顧客が指定した住所に届ける方法
- ローカルデリバリー:飲食物の出前注文のようなもので、手数料が3~4%とコストを抑えられる
- 店舗受け取り:Shopifyで注文した商品を店舗で受け取る方法
おすすめの配送関連アプリ4選
Shopifyの配送関連アプリを利用すれば、さらなる顧客満足度の向上や業務の効率化が期待できます。
ここでは以下4つの配送関連アプリを紹介します。
- 定期購買
- OPENLOGI
- ネクストエンジン
- 配送日時指定.amp
1.定期購買
定期購買は、Shopifyにサブスクリプションサービスを導入できるアプリです。
- 配送周期や回数制限の設定が可能
- 初回・通常割引の設定が可能
- 2回目以降の決済日固定が可能
上記のように詳細な設定ができるほか、別途決済サービスに申し込む必要がなく、顧客の購入体験を統一化できる特徴があります。日本製のアプリでカスタマーサポートも日本語に対応しているため、初めてサブスクリプションサービスを導入したい方にもおすすめなアプリです。
https://apps.shopify.com/huckleberry-subscription?locale=ja
2.OPENLOGI
OPENLOGIは、物流アウトソーシングサービスを提供するアプリです。物流業務は単純作業でも業務量が多いため、企業にとっては負担が多い作業ではないでしょうか。
OPENLOGIを利用すれば、ECサイト運営における次のような作業の管理が可能となります。
- 入荷作業や在庫管理
- 検品作業
- 発送作業の自動化
従量課金制で商品1点〜数百万点まで利用可能なため、ECサイトの規模にかかわらず多くの企業で活用しやすい特徴があります。
また、温度管理が可能な倉庫と連携しているため、冷凍・冷蔵などの商品にも対応可能です。物流業務の効率化を図り、コア業務に社員を割くことでECサイトの質を高めていきたいと考えている方は、ぜひ導入をご検討ください。
https://apps.shopify.com/openlogi?locale=ja
3.ネクストエンジン
ネクストエンジンは、複数のECサイトを一元管理で運営できるアプリです。これから運営サイトを増やしていきたいと考えている方や、既に複数のECサイトを運営しており、管理画面の行き来や在庫管理でお悩みの方におすすめです。
- 受注管理
- 在庫管理
- 出荷情報の自動反映
ショップごとの管理画面で操作が必要だった作業を、ネクストエンジン上の操作だけでまとめて処理できるため、管理業務を単純化させ、事業の拡大を目指している方はぜひチェックしてみてください。
https://apps.shopify.com/shopify-application-324?locale=ja
4.配送日時指定.amp
配送日時指定.ampは、当社and.dが提供するアプリです。Shopifyで注文した商品の配送日時を詳細に設定できる機能を搭載しています。
- 配送業者ごとの時間帯指定
- 日時指定不可の商品が含まれるカートでの配送指定の非表示化
- 置き配の指定
このように、運営状況に合わせて柔軟に設定できます。配送日時を詳細に設定することで、再配達の手間を削減できたり、購入時の疑問を取り除くことができたりと、運営側と顧客側の両方にとって利用しやすいECサイトの構築が可能となるでしょう。
https://apps.shopify.com/d?locale=ja
and.dが提供する配送関連アプリを以下の記事でも紹介していますので併せてご覧ください。
Shopifyの配送で設定しておきたいこと
Shopifyデフォルトの配送機能で設定しておきたいのが、「送料」に関する設定です。送料設定を適切に行わないと思わぬトラブルに発展してしまうこともあるでしょう。
ここでは以下3つの送料設定についてご説明します。
- 条件付きの送料無料設定
- 地域ごとの送料設定
- 海外発送の送料設定
条件付きの送料無料設定
Shopifyはデフォルトで送料が一律1,000円に設定されています。ECサイトの方向性に併せて、金額や重量に応じた送料無料の設定や、特定の商品の送料を無料に設定するなど適切な条件設定を行いましょう。
基本の送料に加えて条件付きの送料設定まで行うことで、顧客の送料負担を減らし、満足度の向上が期待できます。
地域ごとの送料設定
全国一律の送料は、顧客にとってわかりやすいというメリットはありますが、設計によっては運営側が赤字になる可能性もあります。そこで利用されるのが、地域別の送料設定です。
配送先までの距離に応じて送料を設定できるため、運営側の負担を軽減できるでしょう。しかし、遠方の顧客の負担が大きくなってしまいますので、バランスの取れた送料設定が必要です。
海外発送の送料設定
海外発送が可能なショップであれば、海外の送料も設定する必要があります。基本的には日本国内の地域ごとの送料設定と同じ考えで良いでしょう。
しかし、海外の場合は「関税」に注意が必要です。関税は基本的に商品の受け取り側である顧客が支払うため、事前に説明を記載してトラブルを防ぎましょう。
まとめ:Shopifyに配送関連アプリを導入して利便性を向上させましょう
本コラムでは、Shopifyがより便利になる配送関連アプリと、デフォルト機能での送料設定について紹介しました。
ECサイトの運営が軌道に乗り始めたときや、規模を拡大したいときには、配送関連の効率化が欠かせません。今回紹介したShopifyアプリを活用して、運営の負担を削減していきましょう。