Shopify

2025.02.27

Shopifyで商品ごとに送料を設定する方法|配送トラブルを防止して利益をアップさせよう

Shopifyで商品を販売する際、送料の設定は利益や顧客満足度に大きな影響を与えます。しかし、標準機能では細かな送料の調整が難しく、特定の商品だけ異なる送料を設定したい場合や、送料無料の条件を設けたい場合には制約があります。自社ストアの商品に応じて適切な送料設定を行わないと、予期せぬ損失や配送トラブルにつながる可能性もあるでしょう。

また、商品ごとに送料を設定することにより、冷蔵商品は高め・大型商品には高めにできるなど自社ストアにとって大きな恩恵をもたらすはずです。

本記事では、Shopifyの送料設定の仕組みや、標準機能でできないこと、さらに商品ごとに送料を設定する方法について詳しく解説します。最適なアプリを活用して、送料を最適化し、配送トラブルを防止、また利益向上とカゴ落ち防止を実現しましょう。

Shopifyの送料設定なら「配送料カスタム.amp」アプリがおすすめ

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Shopifyアプリ「配送料カスタム.amp」を使えば、より柔軟な条件での送料設定を実現します。
・エリアごとの送料設定(都道府県単位 / 郵便番号単位 / 離島)
・小型便・クール便など配送種別ごとの送料設定(商品タグ)
・カンガルー置き配便や代引き配送の送料設定

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目次

Shopifyの送料設定の仕組み

内容詳細
基本機能でできること地域別送料設定地域ごとに異なる送料を設定可能
注文金額別送料設定注文金額に応じて送料ルールを適用可能(例:一定金額以上で送料無料)
商品重量別送料設定商品の重量に応じて送料ルールを適用可能(例:重量帯ごとに異なる送料)
基本機能でできないこと詳細な条件設定の制約特定の商品ごとの個別送料設定、一部商品のみの送料無料設定、複数配送方法の複雑な組み合わせ設定などは標準機能では対応が難しい

Shopifyの送料設定の仕組みは、シンプルなルールに基づいて作られています。具体的には、地域ごとに送料を設定したり、注文金額や商品の重量に応じた送料ルールを適用したりすることが可能です。一定金額以上の注文で送料無料にする、特定の重量帯ごとに異なる送料を設定するといった基本的なルールを利用できます。

しかし、この標準機能には制約もあります。Shopifyの基本的な設定はできても細かく条件を指定した送料設定はできません。例えば、特定の商品ごとに異なる送料を設定したい場合や、一部の商品だけ送料無料にしたい場合、または複数の配送方法を細かく組み合わせて設定したい場合には、標準の送料設定では対応が難しくなります。

「Aという商品は送料無料にしたいが、Bという商品は通常の送料を適用したい」「特定のカテゴリーの商品だけ特別な送料を設定したい」といったケースでは、Shopifyの基本機能だけでは柔軟に対応できません。次章で詳しく説明します。

Shopifyの送料設定において、標準機能ではできないこと

Shopifyの送料設定で標準機能では出来ないことを紹介します。具体的には、以下の4つが挙げられます。

商品ごとに送料を設定する

Shopifyの標準機能では、特定の商品ごとに異なる送料を設定することができません。例えば、以下のようなケースに対応するのは難しいといえるでしょう。

  • 小型の商品には低額の送料を適用し、大型の商品には高額の送料を設定する
  • 一部の商品は特別な送料(例:クール便、宅急便コンパクトなど)を適用する
  • 商品の種類ごとに異なる送料ルールを設定する

このような商品ごとの送料設定を行いたい場合、送料カスタマイズ用のアプリを活用するのが一般的です。これらのアプリを利用することで、特定の商品に対して個別の送料を設定し、より柔軟な運用が可能になります。

重量別・価格別で送料を設定する

Shopifyの標準機能では、送料を「重量ベース」または「価格ベース」で設定することは可能ですが、細かい条件を設定するのは難しく、制約があります。特に以下のような場合には、標準機能だけでは対応が困難です。

  • ある一定の重量以下の注文にはAの送料、一定以上の重量にはBの送料を適用する
  • 価格が10,000円以上の注文は送料無料、10,000円未満の注文には送料を加算する
  • 商品の合計重量に応じて異なる送料ルールを適用する

標準機能では、ある程度のルールは作成できるものの、細かな区分や特殊な条件を設定することはできません。こういった場合にも、標準機能にプラスして、カスタムできるアプリを導入する必要があります。

配送エリアごとの送料設定する

Shopifyの標準機能でもエリア別の送料設定は可能ですが、柔軟なカスタマイズが求められる場合には対応が難しくなります。北海道や沖縄への送料を高めに設定したり、関東圏内は当日配送、それ以外は通常配送にしたりといった設定ができません。

特に、日本国内のECサイトでは、北海道・沖縄・離島など一部の地域への送料が異なることが一般的ですが、標準機能では対応できないため注意しましょう。

特定商品のみ送料無料にする

一部の商品だけ送料無料にする設定も、Shopifyの標準機能では難しい点のひとつです。ストアによっては高価な商品を扱っているアパレルストアや雑貨ストアなどもあるでしょう。しかし、高額な商品のみ送料無料にし、それ以外は通常の送料を適用することはできません。

「一定金額以上の注文で送料無料」という設定は可能ですが、特定の商品に限定して送料無料を適用することはできないため、もし実現したい場合にはアプリが必要です。Shopify Plusを利用している場合は、「Carrier Calculated Shipping(配送業者計算済み送料)」を活用し、配送業者のリアルタイムレートを適用することで、より柔軟な送料設定を行うことも可能です。

Shopifyで商品ごとの詳細な送料を設定するにはアプリが必要

このように、Shopifyの標準機能では、送料設定は地域ごとや注文金額、重量に基づいたルールを適用することはできますが、特定の商品ごとに異なる送料を設定することはできません。

例えば、小型商品には低額の送料を、大型商品には高額の送料を適用するといった柔軟な設定は標準機能では難しく、外部アプリを活用するのが最も効果的な方法となります。

商品ごとに送料を個別設定するためには、外部アプリを活用するのが最も効果的な方法です。Shopifyの公式アプリストアには、送料の設定をより細かくカスタマイズできるアプリが多数提供されています。以下で商品ごとに送料を設定するためのおすすめアプリをご紹介します。

Shopifyで商品ごとに送料を設定する際のおすすめアプリ3選

以下では、Shopifyで商品ごとに送料を設定する際のおすすめアプリ3選を紹介します。

配送カスタム.amp

配送カスタム.amp」は、日本向けに開発されたShopifyの国産送料設定アプリで、さまざまな条件に応じた柔軟な送料ルールを作成できます。特に、代引き配送の送料設定に対応している点が特徴で、お客様が「代引き」を選択した際に、商品代金とともに代引き手数料を含めた送料を自動で表示することが可能です。

これにより、手動で手数料を再計算して通知する手間が不要になり、スムーズな注文管理が実現できます。

この機能を活用することで、お客様は注文時に正確な支払い総額を把握でき、安心して決済を進めることができます。

また、細かな送料設定ができるため、ユーザーの多様なニーズに対応しやすく、より快適なショッピング体験を提供できるECサイトの運営が可能になります。日本市場に最適化された送料管理を行いたい場合は、「配送カスタム.amp」の導入を検討するのがおすすめです。

【このアプリでできること】

  • 代引き配送の送料設定
  • エリアごとの配送料設定(都道府県/地方区分/郵便番号/離島・沖縄)
  • 小型便・クール便など商品タグごとの配送料設定
  • 商品重量ごとの配送料設定
  • 宅配業者(カンガルー置き配便)のシステムとの連携
  • 特定の期間のみを対象にした送料設定
  • ヤマト運輸 コンビニ受け取りの配送料金設定
  • 上記の条件を組み合わせた複合条件の設定

より詳細な機能を知りたい場合は、配送料カスタム.ampのページをぜひご覧ください。

価格(14日間の無料体験あり)

NORMALADVANCED
$12/月$24/月

Advanced Shipping Rules

Advanced Shipping Rules」は、さまざまな条件に基づいて送料を設定できるアプリです。「配送カスタム.amp」や「Parcelify」との違いとして、FedEx、UPS、USPSの配送料を自動適用したり、関税の計算を自動化できる点が挙げられます。特に、海外の顧客が多いストアにとっては、こうした機能が便利で、スムーズな国際配送の管理が可能になります。

【このアプリでできること】

  • 多くの変数や条件を付け、柔軟な条件付き送料ロジックを設定できる
  • 特定商品の配送地域を限定できる
  • メール・電話でのサポートが受けられる(英語)

価格(7日間の無料体験あり)

LITESTANDARDPROUNLIMITED
$9/月$29/月$59/月$99/月

Parcelify

Parcelifyは、送料の条件を細かく設定できるアプリで、商品タグやコレクション、商品の重量やサイズ、配送先の地域ごとに柔軟な送料ルールを作成できます。

さらに、イギリスの郵便番号を基にした配送料の設定など、海外向けの機能も充実しています。日本語対応の送料アプリ「配送カスタム.amp」が登場する以前は、日本のストアでも多く利用されていた海外製Shopifyアプリの一つです。

【このアプリでできること】

  • 決済ページで配送料を自動表示
  • すべての商品を考慮した配送料の表示
  • 冷蔵・冷凍など特定商品への送料加算

価格(14日間の無料体験あり)

BASIC PLAN
$19.99/月

Shopifyで送料設定を最適化するポイント

次に、Shopifyで送料設定を最適化するポイントをご紹介します。商品ごとに送料を設定することまでは想定しているとしても、単に送料を設定するだけでなく、「顧客にとって納得感のある送料」と「ストアの運営コストを考慮したバランスの良い送料」を意識することが重要です。

送料戦略を考える

まず、送料戦略をしっかりと考えることが必要です。

送料の設定方法にはさまざまな選択肢があります。例えば以下の4つです。

  • 実際の配送コストをそのまま適用する実費送料方式
  • 一律の送料を設定する方法
  • 一定金額以上の注文で送料無料にする方式
  • 地域別に送料を調整する方法など

どの方法を採用するかによって、顧客の購入意欲やストアの利益に大きな影響を与えるため、慎重に決定する必要があります。

送料無料の条件を設定し、注文額を上げる

特に、送料無料の条件を設定することは、顧客単価を向上させる効果が期待できます。例えば、「あと〇〇円で送料無料」と表示することで、顧客が追加購入を検討しやすくなり、カートの合計金額を引き上げることが可能です。

また、送料無料の適用条件をロイヤルカスタマー向けに設けることで、リピーター獲得にもつながります。ただし、送料無料を提供することでストア側の負担が増えすぎないよう、商品の原価や配送コストを考慮しながら適切なラインを設定することが大切です。

エリア別に送料を調整する

次に、地域別に送料を調整することも、適正な運営には欠かせません。遠方の地域に対しては送料を高めに設定し、近隣地域は低めにすることで、配送コストを維持しながら利益を確保できます。

例えば、関東圏内は低額の送料に設定し、関西・東北地方はやや高め、北海道や沖縄、離島はさらに高めにすることで、地域ごとの実際の配送コストとバランスを取ることができます。適切な送料設定を行うことで、特定の地域の顧客が不公平感を感じることを防ぎ、全体的な購買率の向上につなげることが可能です。

送料の最適化によってカゴ落ちを防止する

送料の最適化によってカゴ落ちを防ぐことも重要なポイントです。多くの顧客は、送料が思っていたよりも高いと感じた瞬間に購入をためらい、画面を閉じてしまう傾向にあります。

特に、購入手続きの最終段階で送料を知った場合、意外な追加コストに驚いてカートを放棄してしまうケースが少なくありません。そのため、送料を事前に明確に提示し、顧客にとって分かりやすい形で表示することが大切です。

例えば、商品ページやカート画面の早い段階で送料を明示し、「合計〇〇円以上で送料無料」といった条件もわかりやすく伝えることで、購入時の不安を軽減できます。

送料無料キャンペーンを適用し、顧客満足度を向上

期間限定の送料無料キャンペーンを実施することも、顧客の購入意欲を高める有効な手段です。特定のイベントやセール期間に合わせて送料無料の特典を提供することで、顧客は「今買わなければ損をする」という心理が働き、購入率が向上します。

送料を事前に明示し、購入前の不安をなくす

送料が明確でないと、購入時に「思ったより送料が高い」と感じてカゴ落ちする可能性があります。事前に送料を明示し、顧客の不安を解消しましょう。Shopifyの送料設定を最適化するためには、単に配送コストを考えるだけでなく、顧客の行動や心理を踏まえた設計が重要です。

送料無料の基準や地域ごとの送料調整、送料表示の明確化など、細かな工夫を加えることで、顧客にとってもストアにとっても負担の少ない最適な送料設定を実現できます。

まとめ

Shopifyの標準機能では、商品ごとの送料設定に制約がありますが、適切なアプリを導入することで、より柔軟な送料管理が可能になります。

送料戦略をしっかりと考え、送料無料の条件や地域別送料を調整することで、顧客満足度を向上させながら、ストアの利益を最大化できます。事前に送料を明示し、カゴ落ちを防ぐ工夫をすることで、スムーズな購入体験を提供し、配送トラブルのリスクを減らすことができます。適切なアプリと戦略を活用し、最適な送料設定を実現しましょう。

Shopifyの送料設定なら「配送料カスタム.amp」アプリがおすすめ

日本全国のお客様に合わせた送料設定を簡単に実現
Shopifyアプリ「配送料カスタム.amp」を使えば、より柔軟な条件での送料設定を実現します。
・エリアごとの送料設定(都道府県単位 / 郵便番号単位 / 離島)
・小型便・クール便など配送種別ごとの送料設定(商品タグ)
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