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本コラムでは、Shopifyで配送料を細かくカスタマイズできるおすすめの3つのアプリケーションを紹介します。配送料カスタムアプリは、ストア運営者が自由に配送料を決定できるアプリです。それぞれのアプリケーションごとにできることや特徴を紹介しているので、比較検討したいという方は是非参考にしてみてください。
Shopifyデフォルト機能では細かい料金設定がしにくい
Shopifyデフォルト機能では、細かい料金設定ができないケースがあります。例えば、配送先ごとの料金設定では、都道府県単位での送料設定までしかできず、それより細かい地域ごとの料金設定ができません。その他にも、冷蔵や冷凍が必須な商品への配送料金の加算、店舗受け取りなどの条件付きで、配送料が無料になるなどの詳細な料金設定が行うことができません。
このように、柔軟な配送料金の設定が難しいことは、企業規模が拡大し、顧客数が増えた際などにそのニーズに応えられなくなってしまう可能性があります。
配送料を細かく設定できる方が良い理由
細かい送料設定が難しい場合、ECサイト運営において利益が減少してしまう可能性があります。
例えば全ての商品の配送料を一律にすると、「重量が重い商品」や「冷凍保存必須の商品」など特別な対応が必要な商品の際に、運営側が支払う配送料が増加し、ゆえに利益が減少してしまう可能性があります。
そこで下記では、配送料のカスタマイズができるShopifyアプリを紹介していきます。
配送料カスタム.amp

配送料カスタム.ampとは配送地域や発送方法、注文量などの様々な条件に応じて自由に配送料金が設定できるようになり、それぞれのストアの運営状況に合わせた配送料の設定を実現する国産アプリです。
特徴やできること
配送料カスタム.ampで設定できる配送料は大きく以下のパターンがあります。
・エリアごとの配送料設定
都道府県や郵便番号、沖縄/離島ごとなどの細かいエリアごとに配送料金の設定が可能です。
・発送方法の種別ごとの配送料設定
クール便や小型郵便などストアの対応している発送方法別に配送料金の設定が可能です。
・重さごとの配送料設定
カートに入っている商品の重量によって配送料金を設定することも可能です。
また、「カンガルー置き配便」や「代引き配送」などの日本独自のニーズに合わせた配送料設定にも対応しています。
Parcelify

参照元:https://apps.shopify.com/parcelify?locale=ja
Parcelify: Shipping Ratesは、郵便番号に基づいて配送料金の設定が行えます。Shopifyのデフォルト機能よりも、詳細な設定ができる為、より顧客のニーズに寄り添った料金設定を行うことができます。
プランは、Basic Planのみで月額19.99ドルの定額です。14日間のトライアル期間があるため、導入を検討している方も、導入しやすくなっています。
特徴やできること
Shipping Rates by Parcelifyを導入すると、以下のような機能を活用することができます。
・郵便番号に完全に一致、または前方一致を条件とした設定
・「~を含む」「~を含まない」「~と等しい」「~で始まる」などの設定が可能
・離島やエリア外の発送が可能
・セットや重量ベースで配送料の設定が可能
・商品ごとの条件設定が可能 例)店舗受け取り等
・設定した料金以上で送料無料にできる
CustomShip

参照元:https://apps.shopify.com/customship?locale=ja
CustomShipは、商品、地域、重量などごとに配送ルールや配送料金を設定できるShopifyの配送料金カスタマイズアプリです。CustomShipは、日本の配送会社や日本に配送する業者に特化して構築されたアプリです。
CustomShipは、ベーシックプラン29ドル、スタンダードプラン69ドル、プレミアムプラン299ドルの3つのプランから構成されており、それぞれのストアにあったプランから選び利用することができます。
特徴やできること
・コーディング不要
・複数の販売チャネルで宣伝、販売が可能
・在庫の追跡、スタッフ管理機能
・英語によるライブチャットサポート
まとめ
本コラムでは、Shopifyで配送料をカスタマイズできるおすすめの3つのアプリケーションを紹介しました。特に「配送料カスタム.amp」は、日本の商習慣に合わせてストア運営者が自由に配送料を設定できるアプリです。「Shopifyデフォルト機能を利用して配送料を設定しているがうまく設計ができていない」や「海外製のアプリを使っておりサポートが十分ではない」などお困りの方はぜひ、一度「配送料カスタム.amp」の導入を検討してみてください。