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Shopifyは、2023年現在、世界最大級のシェアを誇るECプラットフォームです。2018年に日本語に対応したことで、日本でも多くの方が利用しています。本記事では、Shopifyの離島への配送における送料設定についてと、離島への配送を可能にする配送料カスタム.ampについて解説していきます!
Shopifyの離島への配送における送料設定について
Shopifyデフォルトの送料設定では地域別の設定が可能です。しかし、都道府県ごとの設定までとなり、さらに細かい地域別の設定は対応不可となっています。そのため、離島への配送については個別で設定ができません。ここでは、離島への配送時の送料を抑える方法や、離島の送料設定を行う方法について紹介していきます。
Shopifyデフォルトの送料設定方法については以下の記事で紹介しています。
参考:Shopifyデフォルトの送料設定と配送料カスタム.ampの機能を紹介
追加料金なしの配送業者を利用する
離島のように配送に時間や手間がかかる地域への配送は、追加で送料が発生することもあります。顧客側、運営側どちらも可能であれば送料を抑えたいと考えるでしょう。そのため、配送業者の選択にも目を向けましょう。
ゆうパック(日本郵便)や、ヤマト運輸などは離島であっても、追加で送料が発生しません。離島への配送においては、追加料金のかからない配送業者を選択肢に入れるようにしましょう。
Shopifyアプリを連携して離島の送料設定を行う
先述したように、Shopifyデフォルトの送料設定では離島を個別で送料設定することができません。しかし、Shopifyでは様々なアプリと連携することで送料の詳細な設定が可能です。
今回のような離島への送料設定を行いたい場合には、配送料カスタム.ampがおすすめです。このアプリを実装することで、詳細な送料設定ができるようになります。次の項目で詳しく内容を見ていきましょう。
配送料カスタム.ampで離島の送料を設定する方法
配送料カスタム.ampでは、都道府県ごとだけではなく、郵便番号で送料範囲を指定できます。そのため、Shopifyデフォルトの機能よりも細かく送料の地域設定が可能です。ここでは、配送料カスタム.ampを利用して送料設定を行う手順を詳しく説明していきます。離島への送料設定を行いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.管理画面から配送料カスタム.ampを開く
Shopify管理画面のアプリから「配送料カスタム.amp」を開き「配送料金を追加」をクリックします。
2.判定指標を設定する
配送料金を区別する判定指標は以下の7つです。
- クール便
- 小型郵便
- 一定金額以上で送料無料
- 都道府県
- 郵便番号
- 注文合計金額
- 商品タグ
離島の送料を設定する場合は、「沖縄・離島」をチェックして「条件詳細へすすむ」をクリックします。
3.条件の詳細を設定する
離島の条件設定では郵便番号の入力が必要ありません。また、配送料金に「沖縄・離島」を選択した際、指定される郵便番号については「こちら」から確認できます。
4.配送料金を設定する
「配送料金」に指定した条件、今回であれば「沖縄・離島」で加算もしくは決定される配送料金を入力します。料金の加算方法は「加算」「決定」のどちらかを選択しましょう。
「カートの総重量も考慮して料金を設定する」にチェックを入れると、カート内の商品の総重量を条件に追加することが可能です。「条件を追加する」をクリックすることで複数の条件が設定できます。
設定が完了したら「その他へすすむ」をクリックします。その後、画面の指示に従って進むと送料の設定が完了となります。
また、アプリ管理画面のトップページから追加した配送料金設定の確認が可能です。以下の画像のように一覧で表示されます。設定条件を変更したい場合は、該当列の右側にある「編集」をクリックすることで設定の変更ができます。
送料の金額設定の考え方
ここまで、離島の送料設定方法について紹介してきました。設定方法が理解できたところで、次に送料の金額の決め方について見ていきましょう。送料金額の設定で押さえておきたいポイントは3つです。
- 利益率から設定する
- 顧客の負担にならないラインを探す
- 競合他社の送料を参考にする
送料を安く設定して購入率を上げても、利益率が低ければ運営側の負担が大きくなってしまいます。商品の価格と配送業者への手数料から利益率を算出して、一定の利益が上がる範囲で設定することが大切です。
また、顧客の立場に立って送料を考えることも必要でしょう。顧客が競合他社へ流れてしまわないよう相場を分析し、顧客が満足できるラインを探します。ただ安く設定するだけではなく、追跡・保証サービスなどの付加価値を付けることも大切です。
まとめ:Shopifyに配送料カスタム.ampを導入して離島ヘの配送に対応しましょう
Shopifyデフォルトの機能では離島の送料設定ができません。しかし、配送料カスタム.ampを実装すれば、郵便番号での送料設定から離島を個別に送料設定することが可能となります。
ECサイトの運営において送料の設定は、顧客や運営の負担軽減の為に欠かせない作業です。ShopifyでのECサイト運営を検討している方は、送料の詳細設定が可能な配送料カスタム.ampを併せて利用することをおすすめします。