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Shopifyのバナー設置|売上につなげる活用方法

Shopifyでストアを運営していると「セール情報をもっと目立たせたい」「送料無料の条件を分かりやすく伝えたい」「新商品やキャンペーンページへ誘導したい」と感じる場面があります。そこで活用したいのが、ストア内に表示するバナーです。

Shopifyのバナーは、トップページに表示する大きな画像だけではありません。画面上部の告知バー、送料無料バー、商品ページ内の画像バナー、画面に追従するフローティングバナー、登録やクーポン配布を促すポップアップバナーなど、さまざまな形式があります。

ただし、バナーは「目立てばよい」ものではありません。設置場所やサイズ、リンク先、スマホでの見え方を考えずに増やしてしまうと、かえって購入者の行動を妨げる原因になります。必要なのは、装飾ではなく導線としての設計です。

本記事では、Shopifyを始めたばかりの担当者にも分かるように、バナーの役割、主な種類、設置方法、目的別の活用例、運用時の注意点を解説します。セールやキャンペーンの訴求を強化し、購入につながるストア導線を整えたい方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

Shopifyのバナーとは?ストア内での役割を解説

Shopifyのバナーとは、ストア上でセール、クーポン、送料無料条件、新商品、キャンペーンなどの情報を目立たせるための表示パーツです。画像を使ったものもあれば、テキスト中心のシンプルなものもあります。

Shopifyにおけるバナーの役割

Shopifyストアにおけるバナーの役割は、購入者の行動を自然に後押しすることです。

ECサイトでは、購入者がすべてのページを丁寧に読んでくれるとは限りません。多くの場合、スマホで短時間だけ閲覧し、気になる情報が見つからなければ離脱してしまいます。だからこそ、セール情報や送料無料条件、クーポンなどの購入判断に関わる情報は、見つけやすい場所に配置する必要があります。

たとえば、商品ページの近くに「本日限定10%OFFクーポン配布中」と表示されていれば、購入を迷っている人の背中を押せるかもしれません。カート付近で「あと1,000円で送料無料」と伝えられれば、追加購入のきっかけにもなるでしょう。

バナー広告とストア内バナーの違い

「バナー」と聞くと、Web広告のバナー広告を思い浮かべる方も多いでしょう。バナー広告は、外部サイトや広告枠に表示し、自社ストアへ集客するための広告です。一方、Shopifyのストア内バナーは、すでにストアを訪れている人に向けて情報を届けるものです。

違いを整理すると、以下のようになります。

項目バナー広告ストア内バナー
目的外部からの集客訪問後の行動促進
表示場所他サイト・広告枠自社ストア内
対象ユーザー未訪問ユーザー既に訪問しているユーザー
主な役割流入を増やす回遊・購入を促す

たとえば広告バナーで「新作バッグ発売中」と告知し、Shopifyストアへ誘導します。その後、ストア内の画像バナーや告知バーで、新作コレクションやキャンペーン内容を改めて伝える流れです。

同じバナーでも役割は異なります。本記事では、主にShopifyストア内に設置する販促・導線設計のためのバナーを扱います。

バナーはCV改善につながる販促導線

Shopifyのバナーは、CV改善にも関わる施策です。CVとは、購入、会員登録、LINE登録、問い合わせ、資料請求など、ストア上で達成したい成果を指します。

送料無料条件を知らないまま商品を見ている人と「あと少しで送料が無料になる」と分かっている人では、購入判断が変わる可能性があります。クーポンの存在に気づいていない人よりも、「本日限定クーポンあり」と分かっている人の方が、購入に進みやすいでしょう。

つまり、バナーは購入者に判断材料を届けるための導線です。大切なのは、ただ目立たせることではありません。「どのページで、誰に、何を伝えると行動につながるのか」を考えること。ここが、売上につながるバナー設計の出発点です。

Shopifyで使われる主なバナーの種類

Shopifyで使われるバナーには、いくつかの種類があります。目的に合わないバナーを選ぶと、情報が伝わりにくくなるだけでなく、ストアの見やすさを損なうこともあります。

ここでは、代表的なバナーとして、告知バー、送料無料バー、埋め込みバナー、フローティングバナー、ポップアップバナーを紹介します。

告知バー

項目内容
表示場所ストア上部・下部
主な用途セール、送料無料条件、配送案内、会員特典などの告知
向いているケースストア全体に共通のお知らせを出したい場合
注意点情報量を増やしすぎると読みにくくなる

告知バーは、ストアの上部や下部に細長く表示するバナーです。アナウンスバー、アナウンスメントバー、トップバナーと呼ばれることもあります。

主な用途は、ストア全体に関わるお知らせの掲示です。セール、キャンペーン、送料無料条件、配送スケジュール、新規会員特典など、短い文言で伝えたい情報に向いています。

たとえば、次のような使い方です。

  • 「税込5,000円以上で送料無料」
  • 「週末限定セール開催中」
  • 「新規会員登録で500円OFF」
  • 「年末年始の配送について」

告知バーの強みは、どのページでも目に入りやすい点にあります。トップページだけでなく、商品ページやカートページを見ている購入者にも共通のお知らせを届けやすい形式です。

一方で、表示できる情報量は限られます。長い文章を入れると読みにくくなるため、伝える内容は1つに絞るのが基本。短く、具体的で、すぐ理解できる文言が適しています。

送料無料バー

項目内容
表示場所ストア上部、商品ページ、カート周辺など
主な用途送料無料条件や残り購入金額の訴求
向いているケース客単価向上やまとめ買いを促したい場合
注意点対象外地域や条件がある場合は補足が必要

送料無料バーは、送料無料条件を分かりやすく伝えるためのバナーです。ECサイトでは送料が購入判断に影響しやすいため、送料無料条件の見せ方は重要なポイントになります。

「税込5,000円以上で送料無料」と表示するだけでも、購入者は買い物の目安を持ちやすくなります。さらに、カート金額に応じて「あと1,200円で送料無料」と表示できれば、追加購入を促す導線にもなるでしょう。

こうした機能を実装する際には、Shopifyアプリの活用も有効です。たとえば「送料無料バー.amp(and.d)」は、カート金額に応じた動的表示やデザイン調整が可能で、条件訴求を分かりやすく行えるアプリとして活用されています

送料無料バーは、客単価を高めたい場合や、まとめ買いを促したい場合に有効です。食品、コスメ、アパレル、日用品、雑貨など、複数商品を同時に購入しやすい商材との相性もよいでしょう。

ただし、条件の伝え方には注意が必要です。地域、配送方法、商品カテゴリによって送料無料の対象が変わる場合は、詳細ページへのリンクを用意しておくと安心です。曖昧な表示は、購入後のトラブルにつながりかねません。

埋め込みバナー

項目内容
表示場所トップページ、商品一覧、コレクションページ、商品ページなど
主な用途新商品、特集、キャンペーン、ブランド訴求
向いているケース画像を使って視覚的に訴求したい場合
注意点PC・スマホで画像の見え方が変わる点に注意

埋め込みバナーは、トップページ、商品一覧ページ、コレクションページ、商品ページ、ブログ記事などのコンテンツ内に設置する画像バナーです。Shopifyの画像バナーとして、もっともイメージしやすい形式でしょう。

トップページのファーストビューに大きく表示し、ブランドの世界観や新商品を見せる。商品一覧の途中にキャンペーンバナーを差し込み、特集ページへ誘導する。コレクションページにシーズン企画のバナーを入れる。こうした使い方が代表的です。

埋め込みバナーの魅力は、視覚的に訴求できることです。写真やイラスト、色、余白を使って、ブランドの雰囲気やキャンペーンの特別感を伝えられます。

一方で、画像サイズやスマホ表示には注意が必要です。PCではきれいに見えても、スマホでは文字が小さくなったり、画像の端が切れたりする場合があります。Shopifyのバナー画像サイズを検討する際は、PCとスマホの両方で見え方を確認することが欠かせません。

フローティングバナー

項目内容
表示場所画面右下・左下などに固定表示
主な用途LINE登録、問い合わせ、チャット、クーポン誘導
向いているケース常に見せたい導線を用意したい場合
注意点スマホでは購入ボタンや画面操作を邪魔しやすい

フローティングバナーは、画面の右下や左下などに固定表示されるバナーです。ページをスクロールしても追従するため、追従バナーとも呼ばれます。

主な用途は、問い合わせ、LINE登録、チャット、クーポン、キャンペーンページへの誘導です。画面上に常に表示されるため、購入者の目に留まりやすい形式といえます。

ただし、目立つ分だけ注意も必要です。特にスマホでは画面が小さいため、商品画像、商品名、購入ボタン、カートボタンなどに重なると、購入体験を妨げてしまいます。

フローティングバナーを使う場合は、「常に表示する必要がある情報か」「購入ボタンの邪魔になっていないか」を確認しましょう。目立つバナーは便利ですが、使い方を誤ると押しつけがましい印象になりやすい形式です。

ポップアップバナー

項目内容
表示場所訪問時、一定時間後、離脱前などに画面上へ表示
主な用途クーポン配布、LINE登録、メルマガ登録、キャンペーン告知
向いているケース初回訪問者や離脱前ユーザーに強く訴求したい場合
注意点表示頻度や閉じやすさを調整しないと離脱の原因になる

ポップアップバナーは、ストア訪問時、一定時間の経過後、離脱しようとしたタイミングなどに表示されるバナーです。メールマガジン登録、LINE登録、クーポン配布、キャンペーン告知などでよく使われます。

ポップアップバナーの強みは、見落とされにくいことです。初回訪問者に対して「会員登録で10%OFF」「LINE登録でクーポン配布中」といった特典を提示する場合に活用しやすいでしょう。

一方で、表示の仕方を間違えるとストレスの原因になります。ページを開いた瞬間に大きなポップアップが出る、閉じるボタンが分かりにくい、何度も同じ表示が出る。このような状態では、購入者の離脱につながりかねません。

ポップアップバナーでは、表示タイミング、表示頻度、閉じやすさの設計が重要です。目立たせることと、快適な購入体験を保つこと。そのバランスが問われます。

Shopifyにバナーを設置する主な方法

Shopifyにバナーを設置する方法は、大きく分けて3つあります。テーマ機能を使う方法、Shopifyアプリを使う方法、Liquidやコード編集でカスタム実装する方法です。

それぞれに向いているケースがあるため、自社の運用体制や目的に合わせて選びましょう。

テーマ機能でバナーを設置する

もっとも取り組みやすいのが、Shopifyのテーマ機能を使ってバナーを設置する方法です。Shopifyのテーマには、画像バナー、スライドショー、テキスト付き画像、告知バーなどのセクションが用意されている場合があります。

テーマエディタから対象ページを開き、セクションを追加することで、画像やテキスト、ボタン、リンクを設定できます。コード編集が不要なため、Shopifyを始めたばかりの担当者でも比較的扱いやすい方法です。

Shopifyアプリでバナーを設置する

より細かくバナーを設定したい場合は、Shopifyアプリを使う方法もあります。Shopifyのバナーアプリを使うと、告知バー、送料無料バー、ポップアップバナー、フローティングバナーなどを比較的簡単に追加できます。

アプリを使うメリットは、コード編集なしで機能を追加しやすいことです。たとえば、特定のページだけにバナーを表示したり、期間を指定してキャンペーンバナーを出したり、スマホとPCで表示内容を変えたりできる場合があります。

ただし、アプリを増やしすぎると、管理が複雑になったり、表示速度に影響したりすることがあります。導入前には、必要な機能、料金、対応テーマ、サポート体制、レビューなどを確認しましょう。

Liquidやコード編集でカスタム実装する

Liquidというテンプレート言語やCSS、JavaScriptを使って、バナーをカスタム実装することもできます。カスタム実装のメリットは、デザインや表示条件を細かく調整できることです。特定の商品ページだけに独自バナーを表示したり、特定のコレクションにだけキャンペーンバナーを出したり、既存テーマでは難しいレイアウトを実現したりできます。

一方で、コード編集には専門知識が必要です。誤って編集すると、ページの表示が崩れたり、購入ボタンが動かなくなったりする可能性もあります。社内にShopifyの実装に詳しい人がいない場合は、制作会社やエンジニアに依頼する方が安全です。

特に、公開中のテーマを直接編集する場合は注意が必要です。作業前にテーマを複製し、テスト環境で表示を確認してから公開するようにしましょう。

運用しやすさを重視するならアプリ活用も有効

Shopifyのバナーは、一度設置して終わりではありません。セール、季節キャンペーン、新商品発売、配送スケジュール変更などに合わせて、何度も差し替えることがあります。

そのため、運用しやすさはとても重要です。毎回エンジニアに依頼しないと変更できない状態では、キャンペーンの開始や終了に合わせて素早く対応できません。

運用担当者が自分で文言や画像を変更したい場合は、テーマ機能やアプリを活用する方が現実的です。特に、頻繁にバナーを更新するストアでは、「誰が、いつ、どの画面から変更するのか」まで決めておくと運用しやすくなります。

目的別に見るShopifyバナーの活用例

Shopifyのバナーは、目的によって適した使い方が異なります。ここでは、よくある活用例を紹介します。

送料無料条件を訴求する

送料無料条件を伝える場合は、告知バーや送料無料バーが向いています。ストア全体に関わる情報なので、トップページだけでなく、商品ページやカートページでも見える位置に表示すると効果的です。

「税込5,000円以上で送料無料」と上部に表示しておくと、購入者は買い物の目安を持ちやすくなります。カート内で「あと〇〇円で送料無料」と表示できる場合は、追加購入のきっかけにもなります。

ただし、送料無料条件に例外がある場合は注意が必要です。地域、配送方法、商品カテゴリによって条件が変わる場合は、詳細ページへのリンクを用意しておきましょう。

セールやキャンペーンを告知する

セールやキャンペーンを告知する場合は、トップページの画像バナー、告知バー、フローティングバナーなどが使いやすいです。

大きく見せたい場合は、トップページのファーストビューに画像バナーを設置するとよいでしょう。セール期間、割引率、対象商品、リンクボタンをまとめて表示できます。

一方、サイト全体で常に見せたい場合は、告知バーが向いています。「週末限定セール開催中」「本日23:59まで全品10%OFF」など、短く分かりやすい文言にすると伝わりやすくなります。

セールバナーでは、期間と対象を明確にすることが大切です。「いつまで」「何が」「どのくらいお得なのか」が分からないと、購入者は行動しにくくなります。

クーポン配布を目立たせる

クーポンを配布する場合は、告知バー、ポップアップバナー、フローティングバナーが活用できます。

初回購入者向けのクーポンであれば、ポップアップバナーで表示する方法があります。「初回購入限定」「会員登録で500円OFF」など、条件を分かりやすく伝えましょう。

購入を迷っている人に向けてクーポンを見せたい場合は、商品ページやカート付近で表示するのも効果的です。ただし、常にクーポンを前面に出しすぎると、「値引きがないと買われないストア」という印象につながることもあります。

クーポンバナーは、使うタイミングと対象者を意識することが大切です。

新商品・予約商品へ誘導する

新商品や予約商品を案内する場合は、画像バナーやコレクションバナーが向いています。視覚的に商品の魅力を伝えやすいため、ブランドの世界観や季節感を表現しやすくなります。

たとえば、トップページに「新作コレクション公開中」という画像バナーを設置し、クリック先を新商品一覧ページに設定します。商品カテゴリごとにコレクションページを作成している場合は、コレクションバナーを使って特集感を出すこともできます。

予約商品を訴求する場合は、「予約受付中」「発送予定日」「数量限定」など、購入判断に必要な情報も分かりやすく入れましょう。画像だけで雰囲気を伝えるのではなく、購入者が次の行動を取りやすいように、ボタンやリンクも設定することが重要です。

LINE登録や問い合わせにつなげる

LINE登録、メルマガ登録、問い合わせ、チャット相談などに誘導したい場合は、フローティングバナーやポップアップバナーが使われることがあります。

たとえば、画面右下に「LINEで相談する」「友だち追加でクーポンGET」と表示すると、購入者が気になったタイミングで登録や問い合わせをしやすくなります。

ただし、問い合わせ系のバナーは、購入ボタンやカートボタンの邪魔にならない場所に設置することが重要です。スマホでは特に、画面下部に固定表示すると操作を妨げることがあります。

また、LINE登録や問い合わせの導線は、購入前の不安を解消する役割もあります。「サイズ選びに迷ったら相談」「ギフト選びをサポート」など、購入者の悩みに寄り添った文言にすると、自然な導線になります。

Shopifyバナーを設置するときのポイント

Shopifyのバナーは、設置すれば必ず効果が出るわけではありません。サイズ、配置、テキスト量、リンク先、スマホ表示などを考えて設計する必要があります。

ここでは、バナー設置時に押さえておきたいポイントを解説します。

PC・スマホ両方で見やすいサイズにする

Shopifyのバナー画像サイズを考えるときは、PCとスマホの両方で確認することが大切です。PCでは横長の大きな画像がきれいに見えても、スマホでは文字が小さくなったり、左右が切れたりすることがあります。

特にトップページの画像バナーやコレクションバナーでは、重要な文字や商品を画像の端に置かないようにしましょう。スマホ表示でトリミングされる可能性があるため、見せたい情報は中央付近に配置すると安心です。

また、画像内に細かい文字を入れすぎるのも避けましょう。スマホでは読みにくくなりやすいため、画像には短いキャッチコピーだけを入れ、詳しい説明はバナー下のテキストやリンク先ページで伝える方法もあります。

目立たせたい情報を絞る

バナーでは、伝える情報を絞ることが重要です。セール、送料無料、クーポン、新商品、LINE登録など、すべてを同じバナーで伝えようとすると、かえって何を見ればよいのか分からなくなります。

1つのバナーで伝える内容は、基本的に1テーマに絞りましょう。たとえば、送料無料を伝えるなら送料無料に集中します。セールを伝えるなら、期間、割引率、対象商品を簡潔にまとめます。

購入者は、ストアをじっくり読み込むとは限りません。一瞬で意味が伝わるかどうかが大切です。バナーの文言は、短く、具体的に、行動につながる表現にしましょう。

クリック先を明確にする

Shopifyのバナーには、リンクを設定できる場合があります。バナーからリンクを貼る場合は、クリック先を明確にしましょう。

たとえば、「セール開催中」というバナーをクリックしたのに、トップページに戻るだけでは購入者は迷ってしまいます。セール対象商品一覧、キャンペーン詳細ページ、クーポン利用方法のページなど、バナーの内容と一致するページに遷移させることが大切です。

リンクバナーは、見た人を次の行動へ導くためのものです。バナーの文言とリンク先の内容がずれていると、離脱につながる可能性があります。

また、ボタン文言も重要です。「詳しく見る」「対象商品を見る」「クーポンを使う」「予約商品を見る」など、クリック後に何ができるのか分かる表現にしましょう。

購入ボタンや商品情報を邪魔しない配置にする

バナーは目立たせることも大切ですが、購入体験を邪魔しないことも同じくらい重要です。

特に注意したいのは、フローティングバナーやポップアップバナーです。商品ページで購入ボタンに重なっていたり、カートページで注文手続きの邪魔になったりすると、CV改善どころか購入率を下げてしまう可能性があります。

バナーを設置したら、実際にスマホで商品を探し、カートに入れ、購入手続きに進むところまで確認しましょう。ストア運営側の画面では問題なく見えていても、購入者の画面では使いにくいことがあります。

バナーは、あくまで購入者を助けるための導線です。邪魔な看板になっていないか、必ず確認しましょう。

ブランドトーンに合うデザインにする

バナーは目立たせるために派手にすればよいわけではありません。ブランドの雰囲気に合っているかも大切です。

たとえば、落ち着いた高価格帯のブランドで、赤や黄色の強いセールバナーを多用すると、安売り感が出てしまうことがあります。一方、ポップで楽しいブランドであれば、明るい色や動きのあるバナーが合う場合もあります。

バナーの色、フォント、写真、余白、ボタンの形などは、ストア全体のデザインと合わせましょう。バナーだけが浮いていると、購入者に違和感を与えることがあります。

また、バナーのデザインを毎回大きく変えすぎると、ブランドイメージが安定しません。キャンペーンごとに変える部分と、ブランドとして統一する部分を分けて考えると運用しやすくなります。

Shopifyバナー運用で失敗しないための注意点

Shopifyのバナーは、継続的に運用する中で失敗が起こりやすい部分でもあります。ここでは、よくある注意点を整理します。

バナーを増やしすぎない

バナーは便利ですが、増やしすぎると情報が散らかります。トップページにセールバナー、送料無料バナー、新商品バナー、LINE登録バナー、ポップアップ、追従バナーが同時に表示されると、購入者は何を見ればよいのか分からなくなります。

目立たせたい情報が多いときほど、優先順位を決めることが大切です。今もっとも伝えたいことは何か、購入者の行動に直結する情報は何かを考えましょう。

バナーは多ければ多いほどよいものではありません。少ないバナーでも、目的と配置が明確であれば十分に効果を発揮します。

キャンペーン終了後の差し替え漏れ

バナー運用でよくある失敗が、キャンペーン終了後の差し替え漏れです。終了したセールのバナーが残っていたり、期限切れのクーポンが表示されたままだったりすると、購入者の不信感につながります。

特に、期間限定キャンペーンを行う場合は、開始日と終了日だけでなく、バナーの差し替え日時も決めておきましょう。担当者が複数いる場合は、誰が更新するのかも明確にしておく必要があります。

アプリによっては、表示期間を予約設定できる場合もあります。頻繁にキャンペーンを行うストアでは、予約表示や自動非表示の機能を活用すると、運用ミスを減らしやすくなります。

スマホ表示で邪魔にならないか

Shopifyストアでは、スマホからのアクセスが多いケースも少なくありません。そのため、バナーは必ずスマホ表示で確認しましょう。

PCでは問題なく見えていても、スマホでは文字が小さすぎる、画像が切れる、購入ボタンに重なる、閉じるボタンが押しにくいといった問題が起こることがあります。

特に、ポップアップバナーやフローティングバナーは注意が必要です。スマホ画面の大部分を覆ってしまうと、購入者にストレスを与えます。

バナーを公開する前に、実際のスマホでトップページ、商品ページ、カートページ、決済手前の画面まで確認しておきましょう。

画像内テキストを詰め込みすぎない

画像バナーでは、画像の中に文字を入れすぎないことも大切です。画像内テキストが多いと、スマホで読みにくくなるだけでなく、デザインも重たく見えます。

また、画像内の文字は通常のテキストよりも修正しにくい場合があります。キャンペーン期間や価格、割引率などを画像内に入れていると、変更のたびに画像を作り直す必要があります。

可能であれば、画像には視覚的な訴求を任せ、見出しや説明文、ボタンテキストはShopifyのテーマ上で編集できる形にしておくと運用しやすくなります。

表示速度への影響も確認する

バナー画像を多く使うと、ページの表示速度に影響する場合があります。特に、容量の大きい画像をそのままアップロードすると、ページの読み込みが遅くなり、離脱の原因になることがあります。

画像バナーを作成するときは、必要以上に大きな画像を使わないようにしましょう。PCとスマホで見やすいサイズを意識しつつ、画像容量を圧縮することも大切です。

表示速度は、購入体験にも関わります。せっかく魅力的なバナーを作っても、ページの表示が遅ければ購入者は離れてしまうかもしれません。バナーを追加した後は、ページの表示に違和感がないか確認しましょう。

まとめ|Shopifyのバナーを活用して販促導線を強化しよう

Shopifyのバナーは、セール、クーポン、送料無料条件、新商品、キャンペーン、LINE登録、問い合わせなどを目立たせるための重要な販促パーツです。

バナーには、告知バー、送料無料バー、埋め込みバナー、フローティングバナー、ポップアップバナーなどの種類があり、それぞれ向いている用途が異なります。ストア全体に知らせたい情報は告知バー、視覚的に訴求したい情報は画像バナー、常に見せたい導線はフローティングバナー、登録促進にはポップアップバナーなど、目的に合わせて選ぶことが大切です。

設置方法としては、テーマ機能を使う方法、Shopifyアプリを使う方法、Liquidやコード編集でカスタム実装する方法があります。Shopifyを始めたばかりの場合は、まずテーマ機能で画像バナーや告知バーを設置し、必要に応じてアプリやカスタム実装を検討すると進めやすいでしょう。

Shopifyのバナーは、ただ目立たせるための装飾ではありません。目的に合わせてバナーの種類、配置、文言、リンク先を設計することで、ストアの見やすさを保ちながら、売上やCV改善につなげやすくなります。

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