Shopify業界別おすすめテーマ20選｜ポイントや選ぶコツを解説

ShopifyでECサイトを構築する際に必ず設定しなければいけない「テーマ」の設定。

Shopifyには無料版・有料版のさまざまなテーマが用意されており、その中から自社の雰囲気や販売目的に合ったテーマの選定が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。また、そもそもShopifyのテーマとは何なのか、無料版と有料版でどのような違いがあるのかがよくわからない方もいるかと思います。

本記事では、Shopifyのテーマについての詳しい説明や、無料テーマと有料テーマの違い、テーマ設定において気を付けるべきポイントについて詳しく解説していきます。テーマ選定に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

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Shopifyのテーマとは？

Shopifyのテーマとは、導入するだけで簡単にECサイトを作ることのできるデザインテンプレートのことです。Shopifyには数多くのテーマが存在し、トーンの統一された美しいサイトを簡単に作成できます。

Shopifyのテーマには、無料版と有料版があります。
無料テーマと有料テーマの大きな違いは、サイトのデザイン・カスタマイズの自由度・利用できる機能の数です。

下記では、それぞれについて詳しく紹介します。

	無料版	有料版
1.サイトデザイン	・シンプルでセットアップも簡単な初心者向けのものが多い ・デザインのバリエーションは限られている	・提供されているデザイン数が多い ・洗練されたプロフェッショナルなテーマが揃っている
2.カスタマイズの自由度	・フォントの色など基本的な要素のカスタマイズは可能 ・詳細な箇所の変更や高度な機能追加などは制限されている場合がある	・高度なカスタマイズが可能(レイアウト変更やデザインエフェクト、ページの詳細な調整)
3.利用できる機能数	・ECサイトに必要な基本的な機能が一通り揃っている	・基本的な機能以外に、あると便利な拡張機能が最初から備わっている場合も多い ・各機能を活用し、売り上げ拡大を図ることが可能

イメージとしては、以下の通りです。

無料版：初期費用をかけずにECサイトを立ち上げたい・試しに使って使用感を確かめたい
有料版：ストアの雰囲気やデザインを作り込み、本格的なECサイトを構築したい

どちらのニーズを持っているかによって、判断してみてください。

無料テーマを一覧で紹介

次に初心者に適したShopifyの無料テーマを簡単に紹介します。2024年1月時点で、Shopifyによって12種類の無料テーマが用意されており、サポートも充実しているため、初心者でも安心して利用できます。

テーマ	特徴
Refresh	クリーンでモダンな印象を与え、商品詳細を強調できる
Ride	スポーツ用品向けの洗練されたポップなテーマ
Sense	明るいデザインが特徴的で、柔軟なカスタマイズが可能
Studio	スタイリッシュなフォントとカラフルなデザインが印象的
Taste	みずみずしく新鮮な印象を与え、商品情報が見やすい
Craft	シックで落ち着いた大人の印象のあるエレガントなテーマ
Crave	大胆な色使いが印象的で活気に満ちている
Origin	風変わりな文字フォントが特徴的で奇抜さと楽しさを感じさせる
Colorblock	カスタマイズ可能なカラーブロックで商品を引き立たせられる
Dawn	シックでミニマルなデザイン、簡素化されたフォントが特徴的
Publisher	ムーディーな雰囲気と先進的なデザインが印象的
Spotlight	シンプルかつクリーンなイメージで、商品に注目させやすいデザイン

有料テーマの搭載されている便利機能を解説

ここでは、業界別のおすすめ有料テーマと、テーマに搭載されている主な便利機能を紹介していきます。

まずはテーマに搭載されている便利機能を以下の5つのカテゴリに分けて紹介します。

・購入率の向上を促進
・かご落ち防止
・SEO対策
・ユーザービリティの向上
・オフライン購買体験の提供

購入率の向上を促進する機能

機能名	詳細
強化された検索	サジェストキーワード機能やフィルタリング機能によりサイト内のコンテンツを素早く効率的に検索できる機能
商品のフィルタリングと並べ替え	商品をカテゴリ、価格、人気度など、さまざまな条件でフィルタリングや並べ替えができる
クイックビュー	商品クリック時、商品詳細説明がポップアップ表示できる機能(ユーザーはページ遷移せずに商品の詳細情報を確認できるようになる)
プロモーションポップアップ	特定オファーやディスカウント、ニュースレター登録などのためのポップアップウィンドウを表示
プロモーションバナー	セール情報や特別オファーなどの情報をユーザーに伝えるための目立つバナー
おすすめ商品	顧客の興味や購入履歴に基づいて関連する他の商品をおすすめできる機能
すぐに購入	チェックアウトボタンをクリックすると表示されている商品をすぐに購入できる機能
アニメーション	画像やテキスト、ボタンなどの要素に対し動きを追加し視覚的な注意を惹きつけることができる
商品レビュー	顧客が商品に対する意見や評価を投稿でき、新規顧客が購入決定に役立つ客観的な情報を得られる

かご落ち防止機能

機能名	詳細
在庫カウンター	商品の在庫数をリアルタイムで表示し、売り切れる前に購入するよう促せる機能
カウントダウンタイマー	特定のセールやイベントが終了するまでの残り時間を表示できるタイマー機能

SEO対策機能

機能名	詳細
パンくずリスト	サイト訪問者が、いまどこのページにいるのかをテキストリンクでわかりやすく示せる機能
ブログ	ECストア内でブログを運営できる機能
無限スクロール	画面を下へスクロールする際に、途切れることなく無限にスクロールでき、ユーザーの滞在時間を伸ばすのに役立つ機能

ユーザービリティを向上させられる機能

機能名	詳細
最近見た	ユーザーが最近閲覧した商品を表示する機能
スティッキーヘッダー	スクロールしても上部に固定ページを表示させられる
画像ギャラリー	商品の画像を複数展示できるギャラリー形式の表示機能
高解像度の画像	より高品質な画像を表示させ商品を鮮明に見せる
画像のロールオーバー	マウスカーソルを画像の上に置くと、別の画像やビューが表示される
スライドショー	ヘッダーや特定のページで複数の画像やコンテンツを順番に表示

オフライン購買体験を提供できる機能

機能名	詳細
店舗検索機能	実店舗がある場合に最寄りの店舗の位置や情報を簡単に見つけられる機能
店舗受け取り	オンラインで注文し、店舗で商品を受け取れる
店頭受け取り商品レビュー	顧客が商品に対する意見や評価を投稿できる

テーマを選ぶ際、どの機能が搭載されているかも合わせて確認してみるとよいでしょう。

アパレル業界におすすめのテーマ

それではアパレル業界向けのテーマから紹介していきます。

アパレル商品を取り扱うストアでは、最新のファッショントレンドを取り入れたデザインや、商品の特徴・ディテールが伝わるようなレイアウトを心がけましょう。商品画像を大きく表示できたり、ズーム機能を提供していたりするテーマを選ぶことで、素材感や質感をより詳細に伝えられます。

1.Impulse

「Impulse」はランディングページやコレクションのページなど、20以上のセクションが含まれている使いやすいデザインテンプレートです。このテンプレートに搭載されている「カスタマイズ可能なプロモーションデザイナー機能」を活用することで、セールや特別オファーなどの販売促進活動を自分の好みに合わせてデザインできます。ショップのどのページにも販売戦略に合った魅力的なプロモーションを簡単に追加でき、顧客エンゲージメントを高められます。

どのようなストア運営者に向いているか

• 豊富なセクションとテンプレートを活用したい
• 商品の認知度を高め、顧客のショッピング体験を活性化したい
• 豊富な機能を活用し市場での競争力を高めたい

価格：$380 USD

主な機能：すぐに購入/プロモーションポップアップ/最近見た/アニメーション/パンくずリスト

2.Prestige

「Prestige」は、高級感あふれるエレガントな印象を与え、ハイブランド品や高価格帯の商品を扱うストアに最適なテーマです。使用できるセクション数は30を超え、個性的なストア構築やブランドプロモーションが可能です。

どのようなストア運営者に向いているか

• ビジュアルを通じて商品の魅力を強調したい
• 高級感と洗練されたデザインにしたい
• 富裕層や高級品を求める顧客層にアピールしたい

価格：$380 USD

主な機能：EU 翻訳/カウントダウンタイマー/クイックビュー/在庫カウンター/おすすめ商品

3.District

「District」は、異なるデバイスに合わせてストアデザインを変更できる点が特徴的なテーマです。特に、スマートフォンからの操作が快適になるよう設計できるため、販売機会を逃すリスクを減らせます。また、プロモーションバナーやセール、新商品の告知などのマーケティング機能も豊富に搭載されています。

どのようなストア運営者に向いているか

• ビジュアルコンテンツを重視し、商品やブランドの魅力を視覚的に伝えたい
• スタイリッシュで現代的なデザインにしたい
• マーケティングとプロモーションに注力したい

価格：$220 USD

主な機能：店舗検索機能/スティッキーヘッダー/店頭受け取り商品レビュー/画像ギャラリー

4.Zora

「Zora」は、動画や写真などのコンテンツがより見やすくなるよう設計されたテーマです。ユーザーはサイトのコンテンツに集中でき、情報を探しやすくなります。会員制の機能を備えており、会員レベルに応じた商品やコンテンツの提供も可能です。

どのようなストア運営者に向いているか

• ECストアだけでなく実店舗も運用している
• コンテンツをより目立たせたい

価格：$300 USD

主な機能：店頭受け取り/スティッキーカート/商品レビュー/おすすめ商品/送料・お届け情報

5.Capital

「Capital」は、3パターンのデザインが用意されており、素早くストアの運営を開始できます。本テーマでは長文を掲載したい場合に便利なスクロールテキストが使用でき、ブランドストーリーやセール情報などを目立たせることができます。また、商品ページでは通常の格子状の並び（グリッドレイアウト）にとらわれない斬新なレイアウトを用いることができ、商品を効果的に目立たせることが可能です。

どのようなストア運営者に向いているか

• 大規模なストアを運営している
• 長文テキストを掲載したい

価格：$180 USD

主な機能：店頭受け取り/商品レビュー/おすすめ商品/アニメーション/強化された検索

インテリア関連の商品を取り扱うストアにおすすめのテーマ

次に、インテリア系の商品を取り扱うストアにおすすめのテーマを紹介します。

インテリア系の商品を取り扱うストアの場合、商品を実際の空間に配置したイメージ画像やコーディネート例となる画像を掲載することで、商品の魅力を伝えやすくなります。また、インテリア商品は素材や質感が購入の決め手になることが多いため、高解像度の画像や、ズーム機能、詳細な商品説明で、商品の特徴を伝えましょう。

6.Symmetry

「Symmetry」は、最も売れているテーマの1つです。11年以上の経験を持つ一流のShopifyテーマパートナーによって開発され、売上を伸ばすための影響力あるデザインや豊富な機能が取り揃えられています。強力なフィルター機能が特徴的で、商品数の多いストアに最適です。

どのようなストア運営者に向いているか

• 多くの商品やコレクションを扱っている
• 高度なカスタマイズを実現したい
• 商品の背後にあるストーリーやブランドの価値を効果的に伝えたい

価格：$360 USD

主な機能：カウントダウンタイマー/クイックビュー/在庫カウンター/スライドショー/商品レビュー

7.Be Yours

「Be Yours」は、ShopifyのOS2.0（Online Store 2.0）を利用することで30以上のセクションが利用可能となるテーマです。セクションの中には複数のランディングページやコレクションテンプレートなどが備わっており、詳細なページ設定を実現できます。

どのようなストア運営者に向いているか

• スタイリッシュで個性的なデザインにしたい
• トレンドに敏感な顧客層がターゲットである
• 高品質の画像や動画を使用して商品の特徴やブランドストーリーを伝えたい

価格：$250 USD

主な機能：店舗検索機能/店頭受け取り/プロモーションバナー/画像ギャラリー/パンくずリスト

8.Pipeline

「Pipeline」は、スマートフォンやタブレットからの購入に最適化された、クリーンでモダンなデザインのテーマです。すべてのページで「ドラッグアンドドロップ」を利用でき、コーディングなしで簡単に配置変更や編集ができます。

どのようなストア運営者に向いているか

• 一定期間内に大量のトランザクションを処理する大規模ストア
• 対面販売を行う実店舗を運営している
• モバイルからのトラフィックが多い

価格：$360 USD

主な機能：すぐに購入/商品レビュー/プロモーションポップアップ/高解像度の画像/パンくずリスト

9.Relax

「Relax」は、CSS/JSスクリプトが削減されページの表示速度が速く、コンバージョン率の向上に最適化されたテーマです。クロスセルやアップセルに効果的なページ設計がされているため、メインページでの販売促進機能を強化できます。

どのようなストア運営者に向いているか

• 高速なサイトパフォーマンスで顧客体験を向上させたい
• コンバージョン率の向上を目指している
• クロスセリングやアップセリングの機会を増やしたい

価格：$170 USD

主な機能：すぐに購入/クロスセル/アニメーション/強化された検索/パンくずリスト

10.Impact

「Impact」は、グラデーションや大きな見出し、洗練されたアニメーションを使用し、ユニークな外観のストアを作成できるShopifyテーマです。35以上のセクションを備えており、パフォーマンス、SEO、アクセシビリティを損なうことなく、他とは一線を画すストアを構築できます。

どのようなストア運営者に向いているか

• ブランドストーリーを伝えるために、長文のテキストセクションを多用したい
• 一定期間内に大量のトランザクションを処理する大規模ストア
• 視覚的な要素を強調するために画像を活用したい

価格：$380 USD

主な機能：店頭受け取り/クロスセル/色見本/画像のロールオーバー/おすすめ商品

飲食業界におすすめのテーマ

次に、飲食関連の商品やサービスを取り扱うストアにおすすめのテーマを紹介します。

飲食関連の商品を取り扱う場合、食品の魅力を引き出せるような高品質な写真の使用が重要です。料理の質感や鮮度が伝わる写真は、顧客の購買意欲を刺激します。
また、食品の産地や製法のストーリーを伝えることで商品の背景や価値をユーザーが理解しやすくなり、共感を得られるでしょう。

11.Pesto

「Pesto」は、モダンでお洒落な外観が印象的なテーマです。鮮やかな色合いやフォント、大胆な見出しと高品質な画像が、ユーザーに魅力的な印象を与えます。高度なカスタマイズが可能であり、ストア運営者は自分のブランドイメージやスタイルに合わせてデザインを調整できます。

どのようなストア運営者に向いているか

• おしゃれな色使いと高品質の画像を活用しビジュアルを重視したい
• 特定のブランドイメージを強調したい
• 独自性を追求したい
• 実店舗でも販売を行っており、店舗での商品受け取りを実施したい

価格：$150 USD

主な機能：店頭受け取り/商品レビュー/高解像度の画像/カウントダウンタイマー/パンくずリスト

12.Praise

「Praise」は、商品の価値を効果的にアピールできるよう設計されたテーマです。商品の特性や価値をバーグラフやアイコンを使って詳細に伝えられるため、ユーザーに商品情報を明確に伝えられます。また、サークル・スクエア・ランドスケープ・セミサークル・アーチなど、多彩な画像表示オプションを提供しており、ブランドの個性を表現できます。

どのようなストア運営者に向いているか

• 独特の画像形式を活用し商品を魅力的に見せビジュアルを重視したい
• 商品の詳細情報を強調したい
• ユニークなデザインにしたい

価格：$290 USD

主な機能：すぐに購入/商品レビュー/おすすめ商品/スライドショー/パンくずリスト

13.Area

「Area」は、美しい見た目と使いやすいページの作成ができるテーマです。様々なレイアウトスタイルとデザインの選択肢が用意されており、自身のストアに合った独自のページを簡単に作成できます。10年以上の経験を持つ専門家チームが開発した多くの便利な機能やカスタマイズオプションが含まれているため、効率的なサイト構築を実現でき、販売力を高められます。

どのようなストア運営者に向いているか

• 多様なビジュアルスタイルを試したい
• 簡単かつ迅速に効果的なストアを構築したい
• スマートフォンやタブレットでのショッピング体験を最適化したい

価格：$190 USD

主な機能：商品レビュー/おすすめ商品/高解像度の画像/最近見た/パンくずリスト

14.Fresh

「Fresh」は、飲食店向けに設計されたクリーンで汎用性の高いテーマです。アプリを使用せずに年齢確認できる機能が備わっているため、年齢制限のある商品を提供している企業にとって非常に使いやすいテーマだと言えます。

どのようなストア運営者に向いているか

• 年齢制限のある商品を提供している
• オンラインだけでなく実店舗も運営している
• 大量の商品を取り扱っている

価格：$350 USD

主な機能：店頭受け取り/年齢確認/メニュー内プロモーション/原材料または栄養成分表示/商品レビュー

15.Local

「Local」は、食品業界に特化した機能を備えており、ターゲットとする顧客層にリーチするための適切なツールが揃っているテーマです。インタラクティブなアイコン、クロスセル、クイック購入、年齢制限ポップアップなどを活用できます。また、20以上のセクションと柔軟なデザイン、豊富なカスタマイズオプションにより、ニーズに合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。

どのようなストア運営者に向いているか

• 実店舗を運営している
• 顧客層にリーチするためのツールを活用したい
• 柔軟なデザインとカスタマイズ性の高いテーマを求めている

価格：$360 USD

主な機能：クロスセル/イベントカレンダー/おすすめ商品/送料・お届け情報/画像のズーム

美容・健康に関する商品やサービスを取り扱うストアにおすすめのテーマ

最後に紹介するのは、美容や健康に関する商品やサービスを取り扱うストアにおすすめのテーマです。

美容商品や健康系商品の場合、効果や特徴を明確に伝えることが重要です。ベネフィットを強調し、科学的根拠などを分かりやすく説明しましょう。また、美容や健康商品の効果は個人差が大きいため、他のユーザーの口コミやレビューが購入の参考になります。レビューを積極的に収集し、見やすく表示するよう心掛けることが大切です。

16.Barcelona

「Barcelona」は、洗練されたミニマリストデザインが特徴的なテーマです。独特のアイコンやガラス効果、ダークモードなど、特徴的なデザイン要素を利用して、ユーザーに印象深いショッピング体験を提供できます。高いカスタマイズ性と独創的なデザイン要素があり、個性的で目立つブランドイメージを構築できます。

どのようなストア運営者に向いているか

• 美的センスを重視し、スタイリッシュなデザインにしたい
• ユニークなユーザー体験を提供したい
• 独自性やストアの個性を強調したい

価格：$320 USD

主な機能：アニメーション/無限スクロール/強化された検索/おすすめ商品/パンくずリスト

17.Cama

「Cama」は、一度購入すればその後のアップデートは無料というプレミアムテーマです。20以上の再利用可能なセクションが含まれており、自由なカスタマイズが可能なので、独自性を追求できます。モバイルファーストな設計で、パフォーマンスとコンバージョンの最適化に重点を置いて構築されています。

どのようなストア運営者に向いているか

• カスタマイズ性の高いテーマを採用したい
• スマートフォンやタブレットでのショッピング体験を最適化したい
• モバイルユーザーからの購入率が高い

価格：$210 USD

主な機能：すぐに購入/おすすめ商品/クイックビュー/画像のロールオーバー/強化された検索

18.Igloo

「Igloo」は、ワンクリックで商品を追加できる機能を備えている、ユーザビリティの高いテーマです。検索提案・フィルター・並べ替えオプションなどの高度な検索機能によりユーザーは探している商品を簡単に見つけられます。

どのようなストア運営者に向いているか

• 迅速な購入プロセスを提供したい
• 商品数が多く、高度な検索機能が必要
• 顧客体験を向上させたい

価格：$320 USD

主な機能：クイックビュー/画像のロールオーバー/商品のフィルタリングと並べ替え/無限スクロール/おすすめ商品

19.Grid

「Grid」は、ブランドストーリーやブランドの想いを顧客に共有したいと考えているストアに最適な、石積みスタイルのテーマです。本テーマには商品を強調させられるナビゲーション機能が搭載されており、顧客が欲しいものをすぐに見つけられるように設計されています。

どのようなストア運営者に向いているか

• ブランドストーリーや共感を前面に押し出したい
• 画像を用いてブランドイメージを強調したい
• ユニークなレイアウトで顧客を惹きつけたい

価格：$260 USD

主な機能：高解像度の画像/プロモーションバナー/おすすめ商品/画像のロールオーバー/パンくずリスト

20.Iris

「Iris」は、30以上のカスタムセクションやモバイル最適化など、ブランドを簡単に魅力的に見せることができるシンプルで洗練されたデザインです。アニメーションやエレガントなデザインで訪問者をスムーズに誘導し、顧客体験を高めコンバージョン率を向上させます。

どのようなストア運営者に向いているか

• テーマのセットアップを素早く完了させたい
• ドロップシッピングを行うストア

価格：$300 USD

主な機能：ギフト包装/よくある質問ページ/おすすめ商品/画像ギャラリー/パンくずリスト

ECストアのデザインを決める際に考えるべきこと

本章ではデザインを考える際のコツを6つ、具体例を交えながら紹介します。実際にデザインを決める際の参考にしてみてください。

1.デザイントレンドを意識する

デザインを考える際には、最新のデザイントレンドを意識することが重要です。ECサイトでの買い物に慣れているユーザーは、サイトの見た目にも敏感な方が多く、古いデザイン等の場合、信頼を損ねてしまう可能性もあります。

最新のデザイントレンドを取り入れることでユーザーに信頼感を与えられ、競合他社との差別化にも繋がります。

ここでは、2024年のデザイントレンドの一例を紹介します。

大胆なフォントデザイン

参照：商工クラブ

大胆なフォントデザインとは、文字をあえて大きくすることでインパクトを与えるデザインです。目を引く効果があるため読者が重要な情報をすぐに把握でき、強い印象を与えられるという特徴があります。

また、デザインに動きを取り入れることで視覚的な流れを生み出し、ユーザーの注意を特定の方向へと導けます。ダイナミックな要素の使用により、効果的にメッセージを伝えられるようになり、視覚的なコミュニケーションの質を高められます。

パララックスデザイン

参照：宿いとう

パララックスデザインとは、異なるスピードで背景と前景がスクロールすることでサイトに立体感や遠近感を持たせるデザインです。

動きのあるデザインは、ユーザーが能動的にスクロールしやすく、興味を引きやすいという特徴があります。そのため、目立たせたい情報やコンテンツに対し用いることで、強い印象を与えられます。

ただし、多用するとユーザがコンテンツに集中しにくくなったり、情報の理解に時間がかかったりする場合もあるため、過度の使用は避け、重要なセクションのみでの使用が望ましいと言えます。

モーションデザイン

参照：ベイク チーズタルト | BAKE CHEESE TART

モーションデザインとは、動きを取り入れたビジュアルデザインです。主に動画やアニメーションが用いられ、静止画では伝えきれない情報や雰囲気を表現できます。

ショートムービーやアニメーションを活用し、ダイナミックで魅力的なコンテンツを作成できるため、ユーザーの注意を引き付け、ブランドやプロダクトのストーリーをより効果的に伝えられます。

また、動画の活用によって伝えたいメッセージを直感的かつ感情を込めて表現でき、視覚的な魅力と共に、ユーザーの記憶に深く刻まれるような印象を与えることが可能です。

複合フォント表現

参照：SHUTL

複合フォント表現とは、異なるスタイルや種類のフォントを組み合わせて使用するデザイン手法です。視覚的な興味を惹きつけ、メッセージやブランドの個性を強調できるという特徴があります。

また、見る人に創造性と独創性の高い印象を与えられます。注意点として、異なるフォントを複合的に使用するため、それぞれの特性を活かし、複雑でありながら調和のとれたデザインを作成する必要があります。

AIによるデザイン

参照：PRTIMES さらに“最堅”に合う味わいへ！「クランチポテト」が初リニューアル！カルビーのポテトチップスで初めてAIを活用したパッケージデザイン『クランチポテト ソルト味 / サワークリームオニオン味』

AIによるデザインとは、人工知能を活用しデザインのヒントを得たりデザインそのものを作成したりすることです。ユーザーに先鋭的かつ革新的なイメージを与えられるデザインを作成できるという特徴があります。

また、AIの活用によりブレインストーミングやコンセプト作成、色の選択などの作業を効率化できます。クリエイティビティの幅が広がり、自分では思いつかなかったようなデザインを作成できるでしょう。

2.UX（ユーザーエクスペリエンス）を考慮した設計にする

UX（ユーザーエクスペリエンス）とは、ユーザーが商品やサービスを使用する際の購入体験を指します。購入体験には、使いやすさやわかりやすさ、操作の快適さなどが含まれます。ECストアのデザインを設計する際には上記の要素を意識し、ユーザーの購買体験を最適化することが重要です。

具体的には、下記のような要素が挙げられます。

• 商品検索から購入までのプロセスを簡潔かつ効率的にする
• ユーザーが求める商品や情報をすぐに見つけられるような導線作成
• チェックアウトプロセスのスムーズ化
• PCだけでなくスマートフォンやタブレットでも使いやすい画面設計

ユーザーの使いやすさを意識することで、快適にショッピングを楽しんでもらえるようになり、最終的には売上の向上にも繋がります。

3.ブランドイメージとサイトテーマの雰囲気を合わせる

サイトデザインは、ストア訪問者にブランドの第一印象を与える重要な要素です。

例えば、自然派でエコフレンドリーな商品を提供するブランドの場合、地球の色合いを取り入れた、ナチュラルでシンプルなデザインが適しています。

一方、上品で洗練された商品を販売する高級ブランドでは、エレガントな洗練されたデザインが適していると言えます。

また、ブランドが伝えたい世界観や価値観をデザインで表現することにより、自社商品やサービスを届けたいターゲット層にブランドメッセージを伝えられます。

ブランドコンセプトとターゲット層を意識したデザイン設計により、サイト訪問者のエンゲージメントを強化でき、顧客の愛着心も高まります。

4.サポートの内容を確認する

テーマによって提供されるサポートの内容が異なるため、自身がどの程度のサポートを必要とするのか、テーマがどのようなサポートを提供しているかの確認も重要です。

例えば、テーマのカスタマイズ中に不明点が生じた場合や、特定の機能が動かなくなってしまった場合、専門的なサポート提供が行われていれば、素早く問題を解決できます。

サポートが充実しているテーマを選ぶことで、トラブル時の対応がスムーズになり、販売機会の損失を防ぐことも可能です。

5.サイトに必要なセクションがあるかを確認

テーマを選ぶ際、自身のストアに必要なセクションが含まれているかの確認が重要です。セクションとは、特集商品を表示するスライダーページや顧客レビューページ、ブログ投稿ページなど、サイト上の個々の構成要素を指します。

テーマによってどのようなセクションが備わっているかは異なるため、まずは自身のストアでどのセクションが必要かを洗い出し、ニーズを満たすテーマを選びましょう。

6.どのような機能が搭載されているかで選ぶ

ECサイトの運営を成功させるには、見た目の良さだけでなく、デザインテンプレートに搭載されている機能も重要な要素と言えます。ユーザー体験を向上させ、効率的な運用を可能にする機能が搭載されたテーマを選ぶことで、サイトパフォーマンスを大幅に向上させられます。

テーマによって搭載されている機能は異なるため、自身のストアにとって必要な機能は何かを洗い出し、その機能が搭載されているテーマを選ぶことが大切です。デフォルトで搭載されている機能を確認したい方はこちらのページをご確認ください。

テーマ搭載に加えて集客のために覚えておきたいこと

以下では、テーマ実装に加えて、自社ストアにより顧客を集めて売上をアップさせるための方法を解説します。最高のストアを作るうえでは全て欠かせないポイントになるため、ご覧ください。

1.カゴ落ちを防ぐためのアプリを導入する

「カゴ落ち」とは「カートの放棄」を意味し、購入完了画面の前にユーザーが商品を買わずに離脱してしまうことを指します。ストア側にとってはもったいない機会になるため、出来る限りカゴ落ちは回避したい事象です。

そこで、カゴ落ちを防ぐために、内容を保存できるようにしておいたり、リマインドメールを送信したりなどといった手段を行いましょう。詳しくは下記の記事で解説しているので、自社でカゴ落ちが多いことに悩んでいる、または買い物途中で離脱されてしまう、という方はぜひお読みください。

2.SEO対策を行う

SEO対策と呼ばれる「検索エンジンに表示させるようにする対策」を行うことによって、ユーザーがあらゆる検索ワードで自社ストアに訪れてくれる可能性が高まります。

AmazonやYahooショッピングなどの大手ECモールはすでに多くの顧客を抱えているため、出店するだけで一定の集客が見込めます。しかし、Shopifyは自社でECサイトを構築するプラットフォームであるため、集客はすべて自分で行う必要があるゆえに、SEO対策はShopify担当者にとっては必須となるのです。

例えば「ソファ　二人掛け」というキーワードで検索するユーザーは、新しいソファの購入を検討している可能性が高いといえます。このようなユーザーに対し、興味を惹くようなビジュアルや魅力的な商品説明などの用意ができていれば、そこから購買へと繋がる可能性も高まります。

SEO対策について、詳しくは下記の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

自分たちのストアに合ったテーマが見つからない場合は？

Shopifyにはさまざまなテーマが用意されていますが、それでも自分たちのストアに合ったテーマが見つからないと悩む方もいるでしょう。

ここでは、そのような場合にどう対応したらよいかを紹介します。

独自開発をする

Shopifyでは、「Liquid」という言語を用いて、ECサイトのデザインに独自性を持たせることができます。「Liquid」とは、Shopifyが独自に開発した言語です。プログラミング言語のように構文があります。

「Liquid」について詳しく知りたい方は、以下のページを参照ください。

外部のパートナー企業に依頼する

Shopifyで唯一無二の世界観を表現したいが、プログラミングを扱える人材が社内にはおらず困っている方もいるでしょう。

その場合、ECサイトの構築やその後の運用を外部委託するという選択肢もあります。

ECサイト運営に関する多くのノウハウを持ったプロがECサイトの構築をおこなってくれるため、自社内でさまざまなストア運営に関するナレッジを溜めながら運営していくことが可能です。

まとめ

Shopifyのテーマには、無料版と有料版があり、それぞれに異なる特徴があります。さまざまなデザインや機能の中から、表現したい世界観や雰囲気に合ったものを選べば、ストアのブランドイメージともマッチした、多くのお客様が訪れるようなECサイトにできるでしょう。さらには、SEO対策やカゴ落ち対策などといった、外部に対する集客方法も考えることによって、よりストアの力が強まります。

Shopifyにあるテーマの中では自分たちが表現したいものを見つけられない場合もあります。その場合は、独自でShopifyのECサイトを構築するか、外部パートナーへの依頼をおすすめします。

and.dでは、ShopifyのECサイト構築を企画、提案から承っており、イメージが曖昧な状態でも一緒にECサイトを作り上げることが可能です。

ECサイト構築にお困りの方は、ぜひand.dへご相談ください。

Shopifyの配送設定なら「配送日時指定.amp」がおすすめ