
Shopifyでネットショップを運営する際に避けて通れないのが配送業務です。特に日本では、ヤマト運輸を利用しているショップオーナーが多いです。しかし、Shopifyとヤマト運輸のシステムをうまく連携させなければ、注文データの手動入力や伝票作成など、多くの時間と労力がかかってしまいます。
本記事では、Shopifyとヤマト運輸を連携させる方法について、CSV連携とAPI連携の2つの方法を詳しく解説します。また、連携によるメリットや課題、おすすめアプリもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Shopifyの送料設定なら「配送料カスタム.amp」アプリがおすすめ
日本全国のお客様に合わせた送料設定を簡単に実現
Shopifyアプリ「配送料カスタム.amp」を使えば、より柔軟な条件での送料設定を実現します。
・エリアごとの送料設定(都道府県単位 / 郵便番号単位 / 離島)
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目次
Shopifyストアとヤマト運輸を連携させるには、外部アプリの利用が効果的
Shopifyとヤマト運輸を連携させる場合、CSVやAPIによる手動設定よりも、外部の専用アプリを利用する方法が効率的です。アプリストアでインストールし、設定を行うだけで、配達に関わる業務の手間を簡単に削減できるためです。
- 設定がシンプル:複雑な初期設定も、直感的な操作で簡単に行えます。
- データ形式の自動調整:異なる住所形式や項目の整合性も、アプリ側で自動的に変換・補正されます。
- 日本特有の配送要件に対応:時間帯指定や宅配ボックス指定など、日本市場に特有の配送オプションにも対応しています。
- 継続的なアップデート:Shopifyやヤマト運輸の仕様変更にも、アプリが随時対応するため、安心して運用できます。
- サポート体制の充実:万が一のトラブル時にも、アプリ提供元からの技術サポートを受けることが可能です。
2025年現在、信頼性の高いヤマト運輸連携アプリが複数登場しており、導入も容易です。そこで次章では、おすすめのアプリを紹介します。
Shopifyとヤマト運輸を連携できるおすすめアプリ4選
Shopifyとヤマト運輸(ヤマトB2クラウド)の連携に役立つアプリは数多く存在しますが、その中でも特におすすめの4つのアプリを紹介します。それぞれ特徴や料金プランが異なるため、自分のショップの規模や予算に合わせて選んでみてください。
配送カスタム.amp

「配送カスタム.amp」は、配送地域・発送方法・注文量など様々な条件に応じて配送料金を自由に設定できる国産のShopifyアプリです。配送料の設定において細かなカスタマイズを行いたいストアや、特定の地域や発送方法に対応したいストアにおすすめです。
顧客はヤマト運輸の営業所・コンビニエンスストア、またはPUDOステーションなど、希望する場所で商品を受け取ることができます。また設定した条件に基づいて、配送料金を事前にヤマト運輸においていくらかかるのかシミュレーションし、最適な価格設定を行えるため、事前に支払金額が分かるのもメリットです。
このアプリの特徴・できること
- 自社ストアの運営状況に合わせた細かい配送料設定が可能
- クール便や代引きなど日本特有の配送システムに対応
- 都道府県や郵便番号ごとに配送料金の設定(離島への料金設定も含む)
- クール便や小型郵便対象など商品タグごとの配送料金設定
- 注文合計金額や注文合計重量ごとの配送料金設定
- 代引きやカンガルー置き配便の設定
- 複数の配送料金設定条件を加味した配送料金設定
- 配送料金シミュレーターを使用して、最終的な配送料金を確認
価格(14日間の無料体験あり) | |
NORMAL | ADVANCED |
$12/月 | $24/月 |
配送マネージャー

「配送マネージャー」は、Shopifyストアの配送設定を総合的に管理できる日本製の高機能アプリです。複数の配送業者との連携や詳細な配送条件設定など、日本のEC事情に特化した機能を備えています。特に複数の配送業者を利用するストアや、きめ細かな配送設定を行いたいストアに最適です。
このアプリの特徴・できること
- 複数配送業者(ヤマト、佐川、日本郵便など)との連携
- 一括伝票発行機能
- 配送状況の自動追跡と顧客への通知
- カスタム送料テーブルの作成
価格(30日間の無料体験あり)
BASIC | PREMIUM |
¥3,980/月 | ¥7,980/月 |
Ship&co

「Ship&co」は、国内外の配送業者とスムーズに連携し、配送ラベルの発行や追跡番号の自動管理を可能にするShopify向けの配送アプリです。特に、越境EC向けの機能が充実しており、DHL、FedEx、UPS、日本郵便(EMS)など、国際配送に強い配送業者との連携を簡単に行うことができます。
このアプリでできること
- 複数の配送業者とのAPI連携により、送料をリアルタイムで計算
- 国際配送用のラベル・インボイスの自動生成
- 配送ラベルの一括印刷機能に対応し、業務の効率化を実現
- 追跡番号の自動取得&Shopify注文ページへの反映
- 関税や付加価値税(VAT)の計算と表示
- 日本郵便(ゆうパック・EMS)やヤマト運輸など国内配送業者との連携
価格
月額割引プラン(50件まで) | 月額割引プラン(200件まで) | 月額割引プラン(200件まで) | 月額割引プラン(1000件まで) |
$9/月 | $30/月 | $50/月 | $125/月 |
plus shipping

「プラスシッピング」は、複数の配送業者との連携を強化し、ストアごとの細かな配送設定を可能にするShopify向け配送管理アプリです。配送方法のカスタマイズだけでなく、配送料の自動計算や、配送オプションの最適化ができるため、ストア運営の効率化に貢献します。
このアプリでできること
- 複数の配送業者と連携し、最適な配送方法を自動適用
- 送料をリアルタイム計算し、顧客に正確な配送料を表示
- 配送ルールを細かく設定し、特定の商品や地域に合わせた配送方法を適用
- 特定の条件(重量、価格、地域など)に基づいた送料の自動調整
- 配送ラベルの一括印刷と追跡番号の自動アップロード
- 越境EC向けに関税・税金計算機能を搭載
価格
無料 |
無料インストール |
Shopifyとヤマト運輸を連携する方法【CSV編】
アプリ以外でヤマト運輸と連携するには、CSVやAPIを活用する方法があります。
CSV連携は、ShopifyとヤマトB2クラウドなどのシステムの間でCSVファイルをエクスポート・インポートすることで情報をやりとりする方法です。
手順は以下の通りです。
- Shopifyの「注文管理」からCSVをダウンロード
- ヤマト運輸の【B2クラウド】にログイン(別途申請が必要)
- Shopify用に整えたCSVをインポート
- 送り状を出力 → 発送
- 追跡番号を手動でShopifyに貼り付け(またはCSVで逆インポート)
CSVの活用方法について、詳しくは下記をご覧ください。
Shopifyストアとヤマト運輸を連携させる方法【CSV編】
ここでは、CSVを使用してShopifyストアとヤマトを連携させる方法、またメリット・デメリットについて紹介します。
CSV連携のメリット
CSV連携のメリットでは、以下が挙げられます。
導入が簡単で設定のハードルが低い
CSV連携の最大のメリットは、特別な技術知識がなくても導入できる点です。Shopifyの管理画面から注文データをCSV形式でエクスポートし、そのファイルをヤマト運輸のB2クラウドなどにインポートするだけで連携が可能です。プログラミングやAPI設定などの専門知識は必要ありません。
導入コストがかからない
CSV連携は基本的に無料で行えます。Shopifyの標準機能でCSVエクスポートが可能で、ヤマト運輸側もCSVインポート機能を提供しているため、追加の費用は発生しません。特に小規模なショップや月間注文数が少ないショップにとっては、コスト面で大きなメリットとなります。
Shopify初心者でも扱いやすい
ECサイト運営初心者やShopify初心者でも、CSV連携なら比較的簡単に操作できます。複雑な設定がなく、エクスポートからインポートという単純な流れで作業できるため、学習コストが低いのが特徴です。2025年のShopifyではCSVエクスポート機能がさらに使いやすくなり、より直感的な操作が可能になっています。
CSV連携のデメリット
一方で、CSV連携には以下のようなデメリットもあります。
毎回ファイルをエクスポート・インポートする手間がある
CSV連携の最大のデメリットは、毎回手動でファイルをエクスポート・インポートする必要がある点です。注文が入るたびに、または1日に何度もこの作業を繰り返す必要があり、注文数が増えるにつれて作業負担も増加します。
ヒューマンエラーが起きやすい
手動での操作が多いため、間違ったファイルをインポートしたり、データの一部を誤って変更してしまったりするリスクがあります。特に忙しい時期には、ヒューマンエラーのリスクが高まります。
処理のスピードや効率には限界がある
CSV連携は基本的に手動作業のため、処理スピードには限界があります。注文数が多い場合、CSV処理だけで数時間を要することもあるでしょう。また、リアルタイム性に欠けるため、顧客への配送状況の即時反映などができません。
Shopifyとヤマト運輸を連携する方法【API連携編】
API連携は、ShopifyとヤマトB2クラウドのシステム同士が直接データをやりとりする方法です。手動での操作を大幅に削減し、自動化レベルを高めることができます。
手順としては以下のとおりです。
- Shopifyアプリストアで任意の連携アプリをインストール
- ヤマト運輸の「発店コード」「顧客コード」などを登録
- ShopifyとAPI接続 → 受注データが自動同期
- 自動で送り状発行・追跡番号の反映
API連携のメリット
API連携には、以下がメリットとして挙げられます。
伝票発行や配送管理が完全に自動化される
API連携の最大のメリットは、注文データの転送から伝票発行までの一連の流れを自動化できる点です。Shopifyで受注が発生すると、そのデータが自動的にヤマト運輸のシステムに送信され、伝票が発行されます。人の手を介することなく処理が完了するため、業務効率が飛躍的に向上します。
作業スピードが向上し、業務負担が激減
手動でのCSVエクスポート・インポートが不要になるため、作業時間が大幅に短縮されます。特に注文数が多いショップでは、この時間短縮効果は絶大です。2025年時点では、AIによる最適配送ルート提案なども一部のAPI連携アプリで利用可能になっており、さらなる効率化が実現しています。
顧客にも追跡情報が即反映されるため、UX向上に直結
API連携では、配送状況がリアルタイムで更新されるため、顧客は常に最新の配送状況を確認できます。「商品がいつ届くのか」という顧客の最大の関心事に対して、正確な情報を提供できるようになるため、顧客が安心してストアで買い物ができます。
API連携のデメリット
API連携のデメリットとしては、以下が挙げられます。
初期設定がやや複雑で技術的な知識が必要なことも
API連携は、初期設定に技術的な知識が必要な場合があります。APIキーの取得や設定、認証情報の入力など、専門的な操作が必要になることもあるため、IT知識のないショップオーナーにとってはハードルが高く感じられることがあります。
一部の連携アプリは有料(月額制)
多くのAPI連携は専用アプリを介して行われますが、これらのアプリは有料のことが多いです。月額数千円~数万円のコストがかかるため、小規模ショップでは費用対効果を検討する必要があります。
アプリやサービス選定に注意が必要
市場には多くのAPI連携アプリが存在しますが、すべてが同じ品質やサポートレベルを提供しているわけではありません。信頼性の低いアプリを選んでしまうと、連携エラーや不具合に悩まされる可能性があります。
Shopifyとヤマト運輸の連携で得られる主なメリット
ShopifyとヤマトB2クラウドを連携させること自体にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、連携によって得られる主な効果を解説します。
作業時間の短縮とヒューマンエラーの削減
ShopifyとヤマトB2クラウドを連携させることで、手作業による注文データの転記や伝票作成が不要になります。特にAPI連携の場合、この効果は顕著です。作業時間の短縮だけでなく、人的ミスによる誤配送などのリスクも大幅に減少します。
配送体験の向上(UX改善)
連携により、顧客は自分の注文した商品の配送状況をリアルタイムで確認できるようになります。「いつ届くのか分からない」という不安を解消できます。顧客満足度を高めることができます。特に即日配送などがAmazonといった巨大マーケットで当たり前になりつつあるため、配送体験の質は購入意思決定に大きく影響します。
最短到着予定の提示で、購入率アップにも貢献
正確な配送日時の提示は、カート放棄率の低下にも貢献します。「明日着」「翌日配送可能」などの情報を正確に表示できることで、購入を迷っている顧客の背中を押す効果があります。
実際に、Baymard Institute社による「46 Cart Abandonment Rate Statistics|Baymard Institute」によると、「「配達が遅すぎた」という理由で21%もの人が離脱していることも分かっています。そのため、最短到着日ではなくとも、配達日時がどのくらいになるかを明示するのは必須といえるでしょう。
Shopifyとヤマト運輸の連携での主な課題
ShopifyとヤマトB2クラウドの連携には、いくつかの課題も存在します。
まず、ShopifyとヤマトB2クラウドでは住所やデータフォーマットに違いがあるため、そのままでは正確なデータ連携ができないことがあります。
また、Shopifyは海外発のプラットフォームのため、日本固有の配送事情(時間指定や宅配ボックス指定など)に対応していない部分があります。
これらの課題を解決するためには、専用の連携アプリを利用するのが最も効率的です。連携アプリは、ShopifyとヤマトB2クラウドの「橋渡し役」として、データ形式の変換や日本固有の配送設定に対応してくれます。
CSVとAPIを使用するよりも、外部アプリを利用するのがおすすめ
CSVとAPIを使用するよりも、外部アプリを利用するのが、結論としてはおすすめです。外部アプリではCSVやAPIを併用した上手なやり方がスムーズに活用でき、かつアプリストアから無料・有料問わずインストールできるためです。
Shopifyとヤマト連携時の注意点
ShopifyとヤマトB2クラウドの連携をスムーズに行うためには、いくつかの注意点があります。トラブルを未然に防ぐために、以下のポイントに注意しましょう。
他アプリとの競合・干渉がないかチェックする
Shopifyストアには複数のアプリをインストールすることができますが、配送関連のアプリ同士が競合して正常に動作しないケースがあります。特に、別の配送アプリや送料計算アプリがインストールされている場合は注意が必要です。連携アプリをインストールする前に、既存アプリとの相性をチェックするか、アプリ提供元に確認することをおすすめします。
サポート体制・日本語対応の有無も大事
連携アプリを選ぶ際は、サポート体制も重要な判断材料です。日本語サポートが充実しているか、問題発生時の対応スピードはどうか、などを事前に確認しておくと安心です。特に、ShopifyのアップデートやヤマトB2クラウドの仕様変更があった際に、迅速にアプリも更新されるかどうかは重要なポイントです。
2025年現在、日本語サポートが充実しているアプリとしては「配送カスタム.amp」と「配送マネージャー」が特に評価が高いといえます。両アプリとも日本人スタッフによるサポートが受けられ、チャットやメールでの問い合わせに迅速に対応しています。
まとめ|Shopifyとヤマト運輸の連携で業務がラクに
Shopifyとヤマト運輸の連携は、ECサイト運営の効率化に大きく貢献します。小規模ショップであればCSV連携からスタートし、注文数が増えてきたらAPI連携へ移行するのが一般的です。特に専用の連携アプリを活用することで、技術的な知識がなくても簡単に連携を実現できます。
2025年のECトレンドとして、配送体験の質がますます重要視されています。正確な配送日時の表示や、リアルタイムの配送状況更新など、顧客の「知りたい」という欲求に応えることで、リピート率の向上にもつながります。
本記事で紹介したアプリはいずれも信頼性が高く、日本のEC事情に対応しています。自分のショップの規模や予算、必要な機能を考慮して、最適なアプリを選んでください。Shopifyとヤマト運輸の連携で業務効率化を実現し、本来注力すべき商品開発やマーケティングにより多くの時間を割けるようになるでしょう。
Shopifyの送料設定なら「配送料カスタム.amp」アプリがおすすめ
日本全国のお客様に合わせた送料設定を簡単に実現
Shopifyアプリ「配送料カスタム.amp」を使えば、より柔軟な条件での送料設定を実現します。
・エリアごとの送料設定(都道府県単位 / 郵便番号単位 / 離島)
・小型便・クール便など配送種別ごとの送料設定(商品タグ)
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