Shopify

2024.04.11

Shopifyの決済方法一覧|それぞれの設定方法や特徴を解説

「決済方法を導入しないといけないのはわかっているが、何を選ぶべきかわからない」
「自社ECストアに合った決済方法を選びたい」

ShopifyでECストアを運営する方の中には、上記のような悩みや疑問を持つ方もいるでしょう。
そこで本記事では、Shopifyで利用できる決済方法の紹介と、決済方法を選ぶ際のポイントをストア別に解説しています。また、実際に決済方法をShopifyで設定する方法についてもキャプチャ付きで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

Shopifyの配送設定なら「配送日時指定.amp」がおすすめ

累計インストール数4,000件を突破!
Shopifyアプリ「配送日時指定.amp」を使えば、配送業務の煩わしい作業を削減できます。
・日本の配送会社に合わせた配送日時の指定の受付(休業日や締め時間の設定も可能)
・商品タグやカート内商品の条件によって配送希望日を指定できないように設定
・出荷伝票CSVエクスポートや追跡番号アップロード

いまなら14日間の無料体験付き。Shopifyの配送設定をさらに効率化させたい方はぜひお試しください。
「配送日時指定.amp」を試してみる(14日間の無料体験)

目次

ECストアに様々な決済方法を取り入れることの重要性

ECストアを運営する上で競争力を高めるためには、様々な決済方法を取り入れることは非常に重要です。

豊富な決済方法の導入により、以下の効果が期待できます。

1.顧客の利便性向上:クレジットカード・デビットカード・コンビニ払い・電子マネー・QRコード決済など、顧客の好みに合わせた決済方法を用意することで、購入までのハードルを下げ、売上増加に繋げられます。

2.顧客層の拡大:多様な決済方法を取り入れることで、幅広い年齢層やライフスタイルの顧客を取り込むことができます。例えば、クレジットカードを持たない若年層にはコンビニ払いや電子マネーが適しています。

3.顧客体験の向上:スムーズで安全な決済プロセスの提供により、顧客満足度を高め、リピート購入や口コミによる新規顧客獲得に繋げられます。

様々な決済方法に対応することで、顧客の幅を広げることができ、より多くのユーザーに購入を検討してもらいやすくなります。

Shopifyで利用できる決済方法

Shopifyでは、様々な決済方法の提供が可能です。顧客のニーズに合わせた適切な決済方法を取り入れることで、顧客満足度が向上し、リピート購入にも繋げられるでしょう。

Shopifyで利用できる決済方法の一覧は以下の通りです。

・Shopify ペイメント

・Apple Pay

・Google Pay

・Shop Pay

・PayPal

・Amazon Pay(アマゾンペイ)

・KOMOJU

・携帯キャリア決済

・Paidy

・SBペイメントサービス(SBPS)

・NP後払い

・atone

・NP掛け払い

・GMOペイメントゲートウェイ

・Smartpay

・後払い.com

・ペイジェント

・GMOイプシロン

参照:【保存版】Shopifyの決済方法のまとめ:Shop Payからコンビニ払いまでShopifyの決済手数料も紹介

ここでは、Shopifyで利用できる決済方法について詳しく紹介します。

Shopify ペイメント

Shopify ペイメントとは、Shopifyが提供する、Shopify内でクレジットカード決済を導入できるサービスです。Shopifyの管理画面上で有効化すれば利用開始でき、使用するのに手間も時間もかからないため非常に便利なサービスです。また、Shopify ペイメントを介した決済によって取引手数料がゼロになります。

対応している決済ブランドは以下の通りです。

  • VisaMastercard
  • American Express
  • JCB
  • Diners Club
  • Discover

■決済手数料

種類手数料率
国内発行カード3.25%〜3.4%
海外発行カード・American Express3.8%〜3.9%
JCB / Diners Club / Discover4.05%〜4.15%

Shop Pay

Shop Payとは、Shopifyが提供する独立した決済サービスで、Shopify ペイメントを利用しているストアであれば簡単に導入できます。

ユーザーがShop Payに登録している場合、既に登録済みのクレジットカード情報や配送情報が決済時に使用されるため、数クリックで決済を完了させることが可能です。そのため、カゴ落ち防止効果が期待できます。

■決済手数料:Shopify ペイメントと同じ

Apple Pay

Apple Payとは、Appleデバイスユーザー向けのモバイル決済サービスです。クレジットカードやデビットカード、その他のカードをデジタル化し、簡単に支払いを行えます。顔認証や指紋認証によるセキュリティも特徴です。

Apple Payを決済方法として導入することで、iPhoneやApple Watchを使用するユーザーに対し、簡単かつ迅速なチェックアウト体験を提供できます。

■決済手数料:Shopify ペイメントと同じ

Google Pay

Google Payとは、Androidユーザー向けのモバイル決済システムです。

決済方法として導入することで、Androidユーザーに対し簡単かつスムーズな支払いプロセスを提供できます。

■決済手数料:Shopify ペイメントと同じ

Amazon Pay

Amazon Payとは、Amazonのアカウント情報を使用して、外部のウェブサイトやアプリ上での支払いを可能にするサービスです。無料で導入でき、Amazonアカウントを持っているユーザーにリーチできます。

日本のAmazonアカウントにログインするだけで住所や決済情報が入力されるため、ユーザーは入力の手間を省くことができます。

※日本に拠点を置く法人が対象で、amazon.co.jpに登録されているアカウントのみ使用可能

■決済手数料

種類手数料率
デジタルコンテンツ4.5%
デジタルコンテンツ以外3.9%

PayPal

PayPalとは、メールアドレスとパスワードだけで支払い可能なオンライン決済サービスです。世界的に広く認知されているため、多くの顧客が既にアカウントを持っており、信頼して利用できる決済方法としても有名です。

22通貨に対応しているため越境ECに強く、海外向けに販売を行うストアにおすすめの決済方法です。

■決済手数料:3.6%+40円(国内の標準レート:月額取引量で変動)

KOMOJU

KOMOJUとは多様な決済方法を一括で提供する決済プラットフォームです。導入により、コンビニ決済からスマホ決済までを1つの契約で複数のオンライン決済を管理できるようになります。PayPayの導入も可能です。

■決済手数料

種類手数料率
Visa・MasterCard3.6%
JCB、Diners、American Express3.85%

その他決済方法や決済手数料の詳細はKOMOJU公式ページをご確認ください。

SBペイメントサービス

SBペイメントサービスとはソフトバンクグループが提供する決済代行サービスです。クレジットカード決済から銀行振込、コンビニ決済など多様な支払い方法をサポートしており、様々な決済手段をまとめて導入できます。アプリ画面でのワンタップで支払いが完了するため、カゴ落ちの防止に繋がります。PayPayの導入も可能です。

■決済手数料

種類手数料率
クレジットカード手数料最安3.10%
PayPay(オンライン)3.45%

携帯キャリア決済

携帯キャリア決済とは、携帯電話料金と一緒に商品やサービスの料金を支払う方法です。導入することで、クレジットカードを持っていないユーザーにもリーチでき、ターゲットの幅を広げられます。支払い代金が未回収となるリスクもないため、ストア運営者も安心して利用できるでしょう。

■決済手数料

種類手数料率
デジタルコンテンツ15% 
デジタルコンテンツ以外6.4%

GMOペイメントゲートウェイ

GMOペイメントゲートウェイとは、クレジットカード決済をはじめ、多様な決済手段を提供する決済代行サービスです。加盟店審査や契約などの手続きから導入〜運用までワンストップで提供しており、初めて決済サービスを導入するストア運営者でもスムーズに導入できます。

■決済手数料:3.15%より応相談

ペイジェント

ペイジェントは、国内最大手SIerであるNTTデータと日本最大級のクレジットカード加盟店数を誇る三菱UFJニコスの合弁会社として設立された、クレジットカード決済代行サービスを提供する企業です。

ペイジェントでは「1回払い」だけでなく、「分割払い」や「リボ払い」にも対応しており、高額商品の販売においては、幅広い支払いサイクルから選択できます。これにより、顧客のニーズに合わせた柔軟な対応が可能となり、ビジネスチャンスを拡大できます。

■決済手数料

プラン手数料率
BtoCプラン3.0%(Visa / MasterCard)3.3%(American Express / JCB / Diners)
BtoBプラン2.5%(Visa / MasterCard / American Express / JCB / Diners)

GMOイプシロン

GMOイプシロンでは、クレジットカード決済審査を最短3営業日で完了できるため、加盟店はスムーズに決済サービスを導入できます。また、コンビニ決済を利用する場合、自動的に払込票番号をShopify管理画面に表示する機能を提供しています。

追加開発によってお客様マイページにも払込票番号を表示させることが可能であり、これらの機能によってストア運営者はサイト運用をより効率的に行えるようになります。

決済手数料:3.2%より応相談 

後払い・翌月払い

後払い・翌月払いとは、商品やサービスを受け取った後、または翌月に料金を支払う決済方法です。ユーザーはすぐに支払う必要がないため、購入決定時のハードルを下げられます。

Shopifyで導入できる後払い・翌月払いは以下の通りです。

  • Paidy翌月払い
  • NP後払い
  • atone
  • NP掛け払い
  • Smartpay
  • 後払い.com

代引き決済

代引き決済とは、商品が購入者の元へ届いた際、顧客が配達員に直接代金を支払う方法を指します。

代引き決済は、クレジットカードを持っていないユーザーやクレジットカードを使いたくない・情報の入力に抵抗のあるユーザー、商品を確認した後で支払を行いたいユーザーのニーズを満たせる決済手段です。そのため、購入者層に若年層や高齢者層が多い場合、代引き決済の導入が向いていると言えます。

ただし、Shopifyで代引き決済を使用する場合、運送会社毎に異なる代引き手数料が発生します。しかし、しかし、Shopifyの支払い画面には手数料を合算した金額が表示されないため注意が必要です。

代引きについて詳しく知りたい場合は、下記ブログもぜひご覧ください。

銀行振り込み

Shopifyでは、銀行振り込みも支払方法として設定することができます。オンライン決済に不安感を持つユーザーや、事前に支払を済ませたい企業顧客などに有効な決済手段です。

注意点として、振り込みを確認するには手動での作業が必要であるため、クレジットカードなどの決済に比べ処理の手間がかかります。また、顧客が振り込みを忘れてしまうなどの未払いリスクもあるため、振込期日や未払いの場合の処理を明記したメールなどの送付が必要となります。

決済方法を設定・変更する方法

ここでは、Shopifyでの具体的な決済方法の設定・変更方法をキャプチャ付きで解説していきます。導入したい決済方法が定まり、これから設定を行なう場合はぜひ参考にしてみてください。

決済方法を初めて設定する場合

まだShopifyで決済方法を設定していない場合の操作方法を解説します。

手順1:Shopify paymentsを有効にする方法

管理画面>「設定」>「決済」>「Shopifyペイメントを有効にする」をクリックします。

画面表示に従って、住所や氏名などのストア情報を入力し、「次へ」と進みます。

「法人」か「個人事業主」のどちらに該当するか選択し、必要事項を入力し、「アカウントの設定を完了する」をクリックします。

手順2:クレジットカードなどの決済方法を追加する方法

管理画面>「設定」>「決済」>「管理する」をクリックします。

下の方へスクロールすると「カード」や「Shop Pay」「ウォレット」の欄が表示されるため、希望する決済方法にチェックを入れ、右上の「保存する」をクリックすれば設定完了です。

手順3:PayPal・Amazon Payを設定する方法

管理画面>「設定」>「決済設定」と進み、下の方へスクロールすると「別の決済方法」欄があるので、有効化したい決済方法のボタンをクリックします。

遷移先画面の表示に従い、設定を進めていくと、アカウントが接続されます。

決済方法を変更する場合

手順1:管理画面>「設定」>「決済設定」>「管理する」ボタンをクリックします。

手順2:有効にしたい決済方法にチェックを入れ、「保存する」の順に進めることで、設定を変更できます。

決済方法を選ぶポイント

顧客ニーズに合わせた決済方法の導入により、購入プロセスがスムーズになり、上に繋がります。また、顧客から決済がしやすいと思ってもらえることで、顧客満足度も高まり、リピート購入の促進が可能です。

ここでは、決済方法を決定する際にどんなポイントを意識して考えるべきか4つのポイントを紹介します。自社ストアにおいてどの決済方法が合うのか決済手段の選択に迷っている場合は、ぜひ参考にしてください。

1.セキュリティの高さ

どのようなストアを運営するにおいても、セキュリティの高い決済方法を取り入れることが、ECストアの信頼性を維持する上で重要です。

その際おすすめなのは幅広い企業で導入されているShopifyペイメントやPayPal、Apple Pay や Google Pay の導入を検討してみると良いでしょう。

2.手数料やコスト

決済方法によっては、取引ごとに手数料や定期的な費用が発生する場合があります。これらのコストを検討し、ビジネスの利益率に与える影響を理解することが重要です。

そのため、取引手数料がゼロになるShopify ペイメントや、スマートフォンユーザーの決済が便利になるApple Pay 、また代引き決済などの導入がおすすめです。

3.多通貨対応

越境ECを行なう場合、異なる国々の通貨に柔軟に対応できる決済システムが必須です。多通貨に対応した決済手段の導入により、ユーザーは自国の慣れ親しんだ決済方法や通貨での支払が可能となり、購入のハードルを下げられます。

その際おすすめなのは「amirisu」や「kit」などの企業で導入されている paypal や Shopify ペイメントの導入を検討してみると良いでしょう。

4.ユーザーの利便性の高さ

スマートフォンやタブレットを使用する顧客が増えているため、モバイルフレンドリーな決済方法の提供も重要です。

特に、顧客の大半がモバイル決済のストアの場合、Apple PayやGoogle Payのようなワンタッチ決済システムを導入することで、モバイルユーザーの購入プロセスを大幅に簡略化できます。

ユーザーがよく使用する決済方法を調査するには

自身のストアのユーザーがどのような決済方法をよく使用しているのかを把握できれば、取り入れるべき決済方法も自ずと見えてくるはずです。

ここでは、ユーザーの使用頻度が高い決済方法はどれかを調査する方法を3つ紹介します。

1.アンケートの実施

アンケートを実施し、直接ユーザーから情報を収集することで、顧客の好みやニーズに関する正確かつリアルタイムな情報を得られます。

アンケートの内容としては、クレジットカード・電子マネー・銀行振込・代引きなどの中でどの決済方法を好むか、または新しい決済方法(例:仮想通貨の支払いなど)に対する関心度を調査します。

アンケートは、オンラインフォーム、メール、またはチェックアウト時の短い質問など、様々な方法で実施できます。収集したデータは、決済方法の最適化や、新しい支払い方法を導入する際の判断材料として活用できます。

アンケートを実施する際、「回答してくれた場合クーポンや商品サンプルをプレゼント!」などのインセンティブを設けることで、高い回答率が期待できるでしょう。

2.販売データの分析

過去の販売データには、顧客が実際に商品やサービスを購入した際、どの決済方法を選択したのかという確実な情報が含まれています。このデータを分析することで、特定の期間内で最も人気のある決済方法や、特定の顧客セグメントが好む決済方法など、決済方法の傾向を明確にできます。

調査すべき主な観点は以下の通りです。

調査ポイント説明
利用頻度各決済方法がどれだけの頻度で利用されているかを分析。これにより、最も人気のある決済方法を特定できます。
顧客層年齢層、地域、性別などの顧客属性に基づいて、特定のセグメントが好む決済方法を分析します。
購入額決済方法によって平均購入額が異なるかを検討。特定の決済方法で高額な購入が多いかもしれません。
購入完了率各決済方法での購入完了率(カート放棄率)を分析し、顧客が最後まで購入プロセスを完了しやすい決済方法を特定します。
地域性国や地域によって好まれる決済方法の違いがあるかを分析します。特に国際販売を行う場合、この観点は重要です。

3.競合分析

競合他社が提供している決済方法を分析することで、業界標準や顧客のニーズにマッチする決済方法を把握できます。

具体的な競合分析の方法は以下の通りです。

ステップ1.競合の決済方法を調査

競合のECサイトを分析し、提供されている決済方法をクレジットカード、デビットカード、電子ウォレット、銀行振込、代引き、その他の方法、などでリストアップします。

また、実際に購入プロセスを体験し、顧客にとっての利便性やユーザビリティを確認します。

ステップ2.顧客からのフィードバックを確認

競合の商品やサービスに対するオンラインでの顧客レビューを調べ、決済方法に関するコメントや不満を探します。

また、競合について言及されているSNSの投稿を確認し、決済に関するコメントがあるかを探すのも有効な方法です。

ステップ3.市場トレンドを把握

決済関連の市場調査レポートや業界分析を活用し、最新トレンドや新しい決済技術について学びます。また、業界のイベントやセミナーに参加し、決済関連における最新の話題や、競合の動向を把握します。

4.分析結果を活用

ステップ1~3で得られた情報を基に、自身のストアで提供している決済手段について再評価を行い、必要に応じて新たな決済方法の導入や、既存の決済プロセスの見直しを行います。

ステップ1~4を定期的に実施し、自身のストアの決済方法を見直すことで、最新の顧客ニーズを把握できるようになり、顧客満足度の向上と売上増加に繋がる決済戦略を策定できます。

まとめ

自社ストアのターゲットに適した決済手段を導入することで、ユーザーの利便性が向上し、顧客満足度を高められます。また、リピート購入に繋がる要素でもあるため、結果として売上アップにも貢献できるでしょう。さらにセキュリティ面での安全性が高い決済手段を選ぶことで、顧客は安心して買い物ができ、ブランドの信頼性を高めることもできます。

自社のビジネスモデルと顧客のニーズに最も合致する決済方法を選択することで、Shopifyストアの可能性を最大限引き出せるでしょう。

Shopifyの配送設定なら「配送日時指定.amp」がおすすめ

累計インストール数4,000件を突破!
Shopifyアプリ「配送日時指定.amp」を使えば、配送業務の煩わしい作業を削減できます。
・日本の配送会社に合わせた配送日時の指定の受付(休業日や締め時間の設定も可能)
・商品タグやカート内商品の条件によって配送希望日を指定できないように設定
・出荷伝票CSVエクスポートや追跡番号アップロード

いまなら14日間の無料体験付き。Shopifyの配送設定をさらに効率化させたい方はぜひお試しください。
「配送日時指定.amp」を試してみる(14日間の無料体験)

BLOG LIST