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2023.07.29

Shopifyのテーマとは?無料・有料別に人気テーマを紹介

目次

ShopifyでECサイトを構築する際に必ず設定しなければいけないステップとしてあるのが「テーマ」の設定。

Shopifyには無料版・有料版のさまざまなテーマが用意されており、その中から自社の雰囲気や販売目的に合ったテーマの選定が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

また、そもそもShopifyのテーマとは何なのか、無料版と有料版でどのような違いがあるのかがよくわからない方もいるかと思います。

本記事では、Shopifyのテーマについての詳しい説明や、無料テーマと有料テーマの違い、テーマ設定において気を付けるべきポイントについて詳しく解説していきます。

無料版・有料版でそれぞれのおすすめテーマを5つずつ紹介しているため、テーマ選定に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

Shopifyのテーマとは?

Shopifyのテーマとは、導入するだけで簡単にECサイトを作ることのできるデザインテンプレートのことです。

Shopifyには数多くのテーマが存在し、自分のECサイトを作る際にテーマを使えば、簡単にトーンの統一された美しいサイトを作ることができます。

また、Shopifyのテーマには、無料版と有料版があります。

無料版と有料版のテーマでは、デザインが異なるだけではなく、検索機能やメール機能などの機能面における違いも存在します。

無料テーマと有料テーマの違いとは?

無料テーマと有料テーマの大きな違いは、

  • サイトのデザイン
  • カスタマイズの自由度
  • 利用できる機能の数

の主に3つが挙げられます。

下記では、それぞれの項目ごとに、無料テーマと有料テーマについて解説します。

無料テーマ

Shopifyの無料テーマは、費用をかけずに使用でき、有料テーマに比べコスト面でメリットがあります。

サイトのデザイン

デザインはシンプルなものが多く、変更できるレイアウトやカラーの数は少なめです。

カスタマイズの自由度

カスタマイズ可能な範囲は限られており、色やレイアウトを変更したいといった要望を叶えるのが難しいケースもあります。

利用できる機能の数

ECサイトの運営に必要な必要最低限な「カート」「よくある質問」「絞り込み検索」「ブログ」などの機能は揃っています。
そのため、初期費用をかけずにECサイトを立ち上げたい方や、試しに使ってみて使用感を確かめたい方は気軽に利用できます。

有料テーマ

有料版のテーマは、デザイン性や機能性が無料テーマよりも豊富です。

また、不明な点や問題が生じた場合に開発元が英語で対応してくれるサポート機能もついています。

サイトのデザイン

Shopifyの有料テーマは、無料テーマよりもデザインが豊富です。

ショップのデザインや色み、雰囲気はユーザーを惹きつけるための重要な要素でもあるため、無料テーマよりも魅力的に商品を紹介できるでしょう。

カスタマイズの自由度

有料テーマは無料テーマに比べ、カスタマイズの自由度が高いです。

色やレイアウトの変更はもちろん、デザインテンプレートのカスタマイズもコードを触らずに行うことができます。

利用できる機能の数

テーマによってさまざまな機能が備わっており、どのような機能が備わっているかはテーマによって異なります。

以下の機能は、有料テーマで利用できる便利な機能の一部です。

  • クイックビュー(Quick view)

   商品クリック時、商品詳細説明がポップアップ表示できる機能

  • パンくずリスト(Breadcrumbs)

   サイト訪問者が、いまどこのページにいるのかをテキストリンクで分かりやすく示せる機能

  • 無限スクロール(Infinite scroll)

   画面を下へスクロールする際に、途切れることなく無限にスクロールできる機能

有料テーマを選ぶ際は、自分のショップに必要な機能を選ぶことができます。

無料版おすすめテーマ5選

Shopifyのテーマは公式のもので100種類程、非公式のものも含めると1000種類以上のテーマが存在します。

ここでは、無料版のおすすめテーマを5つ紹介します。

Dawn

Dawn」は、シックでミニマルなデザインが特徴で、大きな画像、鮮明な線、簡素化されたフォントを使用しています。これにより、製品が際立ち、購入者の注意を重要な点に集中させられます。

メディアフォワード製品ページを備えているため、ユーザーは製品がどのようなものかを詳細に見ることができ、どのように感じるかを把握するのに役立ちます。

製品画像を重要視し、シンプルなデザインで洗練された雰囲気を醸し出すことができるため、製品を中心に据えたいオンラインストアに適しているでしょう。ファッション、美容、アクセサリー、家具、アートなど、視覚的な要素が強い製品を販売するサイトにおすすめです。

Spotlight

Spotlight」は美しくシンプルなレイアウトで、商品を際立たせられるようなデザインです。商品の画像サイズが揃っており、非常に見やすい設計となっています。

金額などの設定も簡単で、コードに触らずに直感的な設定が可能です。公開までの準備は簡単で、短いブランド説明を設定すれば完了です。

数多くの商品を取り扱っているサイトや、さまざまな種類の商品を扱う場合に適しているでしょう。

Refresh

Refresh」は、クリーンでモダンなデザインが特徴的な、製品の品質とブランドのストーリーテリングを高められるテーマです。

商品の詳細を強調するためにアダプティブセクションレイアウトを使用しており、お客様の声、製品の成分、品質情報、特別な認証など、重要な情報を共有できます。

Refreshテーマは、製品の品質を強調し、ブランドのストーリーテリングに重点を置きたいオンラインストアにおすすめです。

Craft

Craft」は洗練されたイメージでモダンなデザインのテーマです。

写真や文字のスペースにゆとりがあり、エレガントなフォントが使用されています。

テーマのセットアップにかかる手間が少なく、すぐにECサイトを立ち上げたい方や、エレガントな雰囲気にしたい方におすすめです。

Sense

Sense」は、新鮮で明るいデザインが特徴的な、活気に満ちたテーマです。新鮮なカラーパレットと曲線要素を背景にした柔らかなグラデーションにより、視覚的に魅力的なデザインがユーザーの興味を引き付けるでしょう。

Senseテーマでは、製品理解の向上を重視しています。お客様の声、ビデオ、包括的な製品説明などを通じて、顧客との信頼関係を確立できます。

製品の詳細を重視し、購入者に対して信頼性と魅力をアピールしたいオンラインストアに適しているテーマだと言えます。

有料版おすすめテーマ5選

Shopifyの有料版テーマでは、無料版以上にさまざまなデザインと、豊富な機能が取り揃えられており、より理想に近いショップを実現できます。

ここでは、有料版のおすすめテーマを5つ紹介します。

Impulse

価格:350ドル
Impulse」は、実績のあるデザインと強力なプロモーションが特徴的なテーマです。デザインはモダンで洗練されており、成功するために必要な機能が搭載されています。

各ページにおいて、クイックビュー、商品セールス、メタフィールド、サイズと価格のサイドバーフィルターなどの機能が活用でき、魅力的なECサイトを構築できます。

製品の販売促進やブランドのプロモーションを重視するオンラインストアにおすすめのテーマです。

Prestige

価格:350ドル
Prestige」は、プレミアムでハイエンドのブランドアピールを目的としたデザインです。エレガントなデザインにより、製品とブランドのアイデンティティを強調し、高級感と上質なイメージを演出できます。

超高速のパフォーマンスとアクセシビリティを重視したテーマでもあり、パフォーマンスを最適化し、ECストアのパフォーマンスを向上させます。

Prestigeは、高級ブランドのアイデンティティを重視し、プレミアムなイメージを持ちたいオンラインストアに適しています。

Impact

価格:350ドル
Impact」は、デザインはモダンでありながら、グラデーションやユーザーを惹きつける大きな見出しを使用した、ユーザーに強烈なインパクトを与えられるテーマです。

Impactには35以上のセクションが搭載されているため、多様なカスタマイズオプションを利用し、他にはないユニークなストアを作成できます。

ブランドのインパクトを重視し、視覚的な表現でユーザーに強烈な印象を与えたいオンラインストアにおすすめのテーマです。個性的なデザインが特徴的なブランドに向いているでしょう。

Symmetry

価格:340ドル
Symmetry」は、モダンな雰囲気のあるデザインで、豊富な機能が搭載された、プロフェッショナルなテーマです。

特に絞り込み機能が優れており、カラーでの絞り込みが可能です。この機能により、ユーザーは大量の商品の中から気に入ったものを見つけられ、購入率アップにつながるでしょう。

商品数が多いサイトや、実店舗との連動を重視するサイトに向いているテーマです。

Broadcast

価格:300ドル
Broadcast」は、クリーンでモダンなデザインが特徴的なテーマです。シンプルかつ洗練された外観でありながら、強力なプロモーション機能やアップセル機能など、他のテーマにはないユニークな機能が備わっています。

また、Broadcastテーマは20以上のセクションを搭載しており、事前に構築したコンテンツページに「概要」、「ストーリー」、「FAQ」などのページを迅速に追加できます。

商品を効果的にプロモーションしたり、アップセルを行いたいオンラインストアに適したテーマだと言えます。

テーマを設定する上で気を付けるべきポイントを解説

Shopifyには魅力的なさまざまなテーマがあるため、実際にどのテーマを選べばよいか、迷ってしまう方もいるでしょう。

ここでは、Shopifyのテーマ設定において、気を付けるべきポイントを3つ詳しく解説します。

ブランドイメージとサイトテーマの雰囲気が合っているか

選んだテーマの雰囲気が、ストアのブランドのイメージとマッチしているかは重要なポイントです。

特に、実店舗を運営しておらず、ECサイトのみでの事業展開を考えている方にとっては、ECサイト自身がストアのブランドイメージを決めるものになります。

そのため、サイトの雰囲気やテイストが自社商品やブランドのイメージと一致しているかどうかは、とても重要です。

テーマを決める際は、Shopifyが提案している分類にとらわれず、自分の求める世界観や雰囲気を表現できるテーマ選びが大切だといえます。

サイトテーマはターゲット層にマッチしているか

ターゲット層にマッチしたテーマの選定も、売上を上げるには重要です。

商品を買ってほしいターゲットはどのような人なのか、そのターゲットに合うレイアウトになっているかの確認も重要です。

いろいろな商品を並べて見比べられるようなデザインが良いのか、1つの商品に焦点を当てて高級感を出すべきなのかなど、ターゲット層の好みや行動を考え検討してみましょう。

商品を購入してくれるターゲット層が、使いやすく購入しやすいレイアウトであれば、購入率やリピート率の向上にも繋がります。

必要な機能は揃っているか

テーマごとに、デザインはもちろん、使用できる機能も異なるため、ECサイトを運営していく上で、使用したい機能が揃っているかは重要なポイントです。

ECサイトはパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットから見られるケースも多く、モバイル端末ではどのように表示されているかを確認しておくことも大切です。

テーマを選ぶには、最初に必要な機能を洗い出す必要があります。

実際に使用した人のレビューを読めば、より具体的な使用感のイメージが持てます。

各テーマのページを下にスクロールすると、レビューページがあり、そこから確認が可能です。

自分たちのストアに合ったテーマが見つからない場合は?

Shopifyにはさまざまなテーマが用意されていますが、それでも自分たちのストアに合ったテーマが見つからないと悩む方もいるでしょう。

ここでは、そのような場合にどう対応したらよいかを紹介します。

独自開発をする

Shopifyでは、「Liquid」という言語を用いて、ECサイトのデザインに独自性を持たせることができます。

「Liquid」とは、Shopifyが独自に開発した言語で、プログラミング言語のように構文があります。

「Liquid」について詳しく知りたい方は、以下のページを参照ください。

■合わせて読みたい:ShopifyのLiquidとは?機能やカスタマイズ方法を解説

外部のパートナー企業に依頼する

Shopifyで唯一無二の世界観を表現したいが、プログラミングを扱える人材が社内にはおらず困っている方もいるでしょう。

その場合、ECサイトの構築やその後の運用を外部委託するという選択肢もあります。

ECサイト運営に関する多くのノウハウを持ったプロがECサイトの構築をおこなってくれるため、自社内でさまざまなECストア運営に関するナレッジを溜めながらストア運営をすることができるでしょう。

まとめ

Shopifyのテーマには、無料版と有料版があり、それぞれに異なる特徴があります。

さまざまなデザインや機能の中から、表現したい世界観や雰囲気に合ったものを選べば、ストアのブランドイメージともマッチした、多くのお客様が訪れるようなECサイトにすることができるでしょう。

一方で、Shopifyにあるテーマの中では自分たちが表現したいものを見つけることができない場合もあります。

その場合は、独自でShopifyのECサイトを構築するか、外部パートナーへの依頼をお勧めします。

and.dでは、ShopifyのECサイト構築を企画、提案から承っており、イメージが曖昧な状態でも一緒にECサイトを作り上げることが可能です。

ECサイト構築にお困りの方は、ぜひand.dへご相談ください。

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