Shopify

2024.06.17

Shopify定期購入(サブスク)アプリ6選|機能や価格、事例など徹底比較

「Shopifyで定期購入機能を導入しようか迷っている」

「Shopifyで定期購入機能を導入するメリットやデメリットを理解したい」

Shopifyでストアを運営している方の中には、上記のような悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。定期購入(サブスク)機能は、近年導入し始める企業も多いため、自身のストアに取り入れたいと思う方もいるでしょう。

そこで本記事では、定期購入(サブスク)機能を導入するメリットとデメリット、導入前に決めておくべき事項について詳しく解説しています。

おすすめのShopifyアプリも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

定期購入(サブスク)とは?

引用:株式会社矢野経済研究所 サブスクリプションサービス市場に関する調査を実施(2022年)

定期購入(サブスク)とは、2010年代初頭から徐々に普及し始めた販売方法で、商品を1度注文し、そのあとは定期的にそれらを受け取る仕組みのことです。

近年ECサイトでも注目を集めており、上記のグラフからもわかるように、市場規模は年々拡大しています。

サブスクリプションサービスでは、はじめに1度注文すればそのあとは自動的に商品やサービスの提供を受けられるため、消費者にとって買い忘れの心配がなく、購入の手間も省けます。

サービス提供の頻度や支払方法も様々ですが、「月額定額制」のものや「年間購読」のような形態が一般的です。

このようなサービス形態は、ユーザーにとっては利便性が高く、ストア運営者にとっては顧客の生涯価値(LTV)の向上に繋がるため、消費者・事業者ともにメリットの多い販売モデルだと言えます。

定期購入(サブスク)を導入するメリット

ECサイトにおいて、定期購入(サブスク)を導入することには、ストア運営者側とユーザー側の両方にとって多くのメリットがあります。

■ストア運営者側のメリット

  • 収益の安定化に繋がる
  • 将来の売上予測がしやすい
  • 初期費用をかけずにサービスを試せるため新規顧客を獲得しやすい
  • 顧客データを分析し活用できる
  • 競合他社との差別化に繋がる

■ユーザー側のメリット

  • 割引価格で商品を購入できる
  • 毎回商品を注文する手間を省ける
  • 商品を確実に入手できる
  • 定期的な支払いで予算管理がしやすい

定期購入(サブスク)を導入することで、ストア運営者は安定した収益と顧客との長期的な関係構築が可能となり、ユーザーは利便性と割引価格で商品を購入できるようになります。

両者にとってWin-Winの関係を築くことができるのが、定期購入(サブスク)の大きなメリットと言えるでしょう。

定期購入(サブスク)を導入するデメリット

定期購入(サブスク)にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。

■ストア運営者側のデメリット

  • サブスクアプリのランニングコストがかかる
  • 継続的な商品供給と在庫管理が必要
  • 長期的な顧客対応とサポートが必要

■ユーザー側のデメリット

  • 必要以上の商品が届く可能性がある
  • 定期購入の変更や一時停止が柔軟にできない場合がある
  • 飽きや好みの変化により、商品が不要になる可能性がある

これらのデメリットを理解し、適切に対処することが重要です。

定期購入(サブスク)を導入する際に必要な5つの機能

この章では、定期購買(サブスク)を導入する際に必要な5つの機能を紹介します。

  1. 提供サイクル
  2. フォローメール
  3. 回数指定の有無
  4. 一時停止・スキップ機能
  5. 解約方法

上記はサブスクリプション機能を導入するにあたってなくてはならない必要な機能です。それぞれについて、しっかりと理解しましょう。

1.提供サイクル

「提供サイクル」とは、商品を提供する際の配送や課金の周期を指します。このサイクルをどのように設定するかは、ECストア運営者にとって重要な事項の1つです。

例えば「1週間ごと」「15日ごと」「1か月ごと」など、一定期間ごとに商品を提供する設定を行う必要があります。

購入者のニーズに応じて「1日ごと」や「曜日ごと」といった、より柔軟な選択肢を提供することも考えられます。

アプリを選ぶ際は、ユーザーの様々なニーズに応えられるよう、サイクル設定のバリエーションが豊富なものを選ぶことが重要です。

「毎月特定の日付」や「各週の特定の曜日」、注文日から数えて一定の日数ごとに商品を提供するなど、多様なオプションの提供により、販売の幅を広げられます。

2.フォローメール

「フォローメール」とは、顧客に対して重要な情報を伝達するメールのことです。

例えば、次回の課金日が近づいたことをメールで通知することで、顧客が支払いを思い出しやすくなります。

他にも、配送日が近づいたことを通知するメールを送ることで、商品を受け取るまでの顧客の高揚感を掻き立てることもできます。

フォローメールは、顧客とのコミュニケーションをスムーズにし、顧客満足度を高めるための重要な役割を果たします。

3.回数指定の有無

「回数指定」とは、顧客が提供する商品やサービスの配送回数を指定できる機能です。

特定の回数や期間での提供を希望する顧客にとって、回数指定ができる機能はとても重要です。

例えば、顧客が自分のニーズに合わせて、サービスを数回だけ利用したい、あるいは一定期間だけ利用したいと考えたとします。この場合、回数指定機能がなければサービスは解約するまで無制限に継続されることになるため、顧客が契約する確率は下がってしまいます。

しかし、回数指定の機能を提供することで、顧客は自分のニーズ合わせた適切な内容で、安心して契約することが可能です。

期間限定でのサービス利用や、特定の回数だけ利用したいと考える顧客にとっては、回数指定機能が契約の決め手となることがあります。

4.一時停止やスキップ機能の有無

「一時停止やスキップ機能」とは、サブスクリプションサービスを利用している顧客が、一時的にサービスの提供を中断したり、次回の注文をスキップしたりできる機能のことです。

この機能では、顧客がまだ手元にある商品を消費しきれていない場合や、一時的にサービスを利用できない状況にある場合に役立ちます。

例えば、顧客が旅行に行くため数週間家を空ける場合、サブスクリプションの食品配送サービスを一時停止できれば、無駄な配送を避けられます。

一時停止やスキップ機能は必須ではありませんが、顧客がサービスをより柔軟に利用できるようにするための便利な機能です。

サービスを一時的に中断できる選択肢を提供することで解約を防止でき、長期的な顧客関係を維持できる効果も期待できます。

5.解約方法

「解約」とは、その名の通り、サブスクリプションサービスを利用している顧客が、サービスを停止(解約)する際の手続きのことです。

解約については、一般的には顧客が自分のタイミングでサービスを解約できるよう、マイページ内で簡単に解約手続きが行えるシステムを導入することが望ましいとされています。

一方で、事業者が解約を簡単にさせたくない場合、解約専用のフォームを設置したり、問い合わせ窓口を通じて解約手続きを行わせたりする場合もあります。

以上のように、解約方法の設定は事業者の方針によって異なるため、サービスの性質やターゲット層に合わせた適切な方法を選ぶことが重要です。

定期購入(サブスク)おすすめアプリを紹介

ここではShopifyにサブスクリプション機能を導入できるアプリを紹介します。

機能定期購買Mikawaya SubscriptionNocodeSubscriptionかんたんサブスクBold SubscriptionsGo Sub
提供サイクル・日・週・月・年・日・週・月・日・週・月・日・週・月・日・週・月・年
・独自頻度指定
・日・週・月・年
フォローメール
回数指定
一時停止・スキップ機能
マイページからの解約

それぞれのアプリで何ができるかを理解した上で、どれが自社にとって最適かを選ぶための判断材料にしてみてください。

1.定期購買

定期購買は、日本の開発会社が作成したサブスクリプション導入用アプリです。

売上を伸ばすための様々な機能が備わっており、細かい設定も可能です。初回割引や回数割引などの柔軟な割引設定、一括払いやレンタル販売後の買い切り機能なども提供されています。

【このアプリの特徴】

  • マイページ、商品ページ、カートページなどを細かくカスタマイズ可能
  • Zoomやメールを使用した日本語での充実したサポート体制
  • MA、CRM、WMSなどとの豊富な連携実績がありLTV向上のための機能が使用できる

【導入事例】

定期購買は、「筋肉食堂DELI」のECストアでも導入されています。

定期購入メニューは4つ用意されており、トレーナーのバルクアップだけでなく体に気を遣う方のすべてが高たんぱく・低カロリーな食生活を送れるようなメニューとなっています。

参照:EC Magazine by Huckleberry 【サブスク】Shopifyのサブスク導入事例5選を徹底解説!①筋肉食堂

価格

フリープランスタンダードプランエンタープライズプラン
無料$49/月※取引手数料1%$299/月※取引手数料1%

2.Mikawaya Subscription

Mikawaya Subscriptionは、定期購入専用のShopifyアプリです。日本製であり、大手からスタートアップまで幅広い企業で導入されています。

初期設定は簡単な5ステップで完了し、解析グラフやLTVアップなどの豊富な機能を備えているのが魅力的です。

【このアプリの特徴】

  • 初期設定から他アプリからの移行までサポートを受けられる
  • 回数割引、BOX機能、CRM連携、顧客マイページでの内容変更
  • 顧客データの詳細集計で、データを生かした分析が可能

【導入事例】

Mikawaya Subscriptionは、大手食品メーカー「日清食品様」のダイレクトストアで導入されています。

顧客が好きな商品の中から決まった数量で選べる「セレクト定期便(ボックス)」の機能が、商品詳細ページにカスタマイズで実装されています。

参照:大手食品メーカー「日清食品様」のダイレクトストアにて、Shopify定期便アプリ『Mikawaya Subscription』を導入

価格

FREEプランLIGHTプランSTANDARDプランPROプラン
無料$12/月※3%のサブスク販売手数料$49/月※1%のサブスク販売手数料$499/月※1%のサブスク販売手数料

3.NoCode Subscriptions

NoCode Subscriptionsには「ノーコード」技術が用いられており、プログラミング不要で簡単にサブスクリプション販売を開始できるアプリです。

インストール後に注文サイクルを設定し、「有効にする」ボタンをクリックするだけで利用を開始できます。

【このアプリの特徴】

  • 随時アップデートされ、最新の機能を利用できる
  • 他のアプリと比べて圧倒的に安価
  • 利用料金は月額定額で、注文数が増えてもコストは変わらない

価格

スターターベーシック(定額)
無料$49/月

4.かんたんサブスク

かんたんサブスクは簡単に導入でき、インストールから設定までわずか20秒で完了するほどの使いやすさが魅力的なアプリです。

日本の会社が提供しているため、日本語による充実したサポートを受けられ、ストアやアプリのカスタマイズに関する相談も可能です。

【このアプリの特徴】

  • 毎月プラン、隔月プランなど複数のサブスクプランを設定できる
  • サブスクの割引設定や初回限定の割引を行える
  • 契約詳細画面で配送先住所や支払い方法の変更、プランや商品の変更、サブスクの解約や一時停止、注文スキップ、次回お届け日や送料の変更が行える

【導入事例】

かんたんサブスクは、化粧品や美容品を販売している「Halekai」で導入されています。導入した理由として、追加したい機能をアプリで追加できるカスタマイズ性の高さや、越境ECにも対応可能であることを述べています。分析機能も充実しており、マーケティング戦略が立てやすくなったそうです。

参照:かんたんサブスク 【導入事例】Halekai様

価格

ベーシックプランプロフェッショナルプランエンタープライズプラン
無料インストール※決済手数料3%$29/月※決済手数料1%$199/月※決済手数料1%

5.Bold Subscriptions

Bold Subscriptionsは、通常販売とサブスクリプションの両方を扱うことのできるアプリです。

柔軟なカスタマイズが可能で、APIやWebhookを使用して顧客データの管理や解約率の低減が行えます。ただし、日本語サポートは提供されておらず、英語のみのサポートである点に注意が必要です。

【このアプリの特徴】

  • APIや開発ツールを使用したカスタマイズが可能
  • 自動催促管理機能により契約者数を維持
  • Shopify内外の他のサブスクリプションアプリからの当日移行に対応

価格(60日間の無料体験あり)

CORE
$49.99/月※手数料1%

6.Go Sub

Go Subは、シンプルなUIで複雑な設定をせずともストア上に簡単に定期購入オプションを追加できるアプリです。

Shopify Plus Partner である株式会社GO RIDEがインストールから運用までをしっかりサポートしてくれるため、初心者でも安心して導入できます。

【このアプリの特徴】

  • 商品ページに定期購入オプションを追加し、商品・バリエーション毎に複数のサブスクサイクルや割引率を設定できる
  • マイページやアプリ管理画面から、次回注文日の変更や即時購入、お届け日時や配送先住所の表示、変更などが可能
  • Shopify Flowのカスタムトリガー(サブスクの契約状況変更、全サブスク解約、次回お届け日時変更など)に対応
  • 他定期購入アプリからの無料乗り換えサポートを提供

価格

STARTERPREMIUM
無料/月
※販売手数料:2%
$39/月
※販売手数料:0.5%

定期購入(サブスク)のアプリの選び方

前章でShopifyに適したおすすめのサブスクアプリを紹介しましたが、アプリの知名度や値段だけで判断するのではなく、自社の基準をもとに、しっかりと自社に合うものを選ぶことが重要です。

本章ではサブスクアプリの選び方を3つ紹介します。

アプリの対応言語についてを確認する

Shopifyは世界最大のECプラットフォームであり、世界中の人々が使うため、日本語に対応していないアプリも数多くあります。例えば「Bold Subscriptions」は日本語の翻訳版がなく英語のみになるので、自社で導入する際には注意が必要です。

英語のバージョンしかなくても自社内に英語を使える従業員がいれば問題ないですが、そうではない場合には日本語対応のアプリを選ぶのがおすすめです。

コストは自社の予算に合っているか

アプリの導入コストが自社の予算に合っているかどうかもチェックしましょう。初期費用がかかるものがあり、またそこにランニングコストがかかってきます。月額費用は企業が運営しているのであれば無理なく支払えるアプリが多いですが、Shopifyを通したEC事業にどれだけコストをかけられるかといった経済事情を考慮するようにしてください。

必要としている機能が揃っているか

当然ながらアプリによって搭載されている機能が細かく異なります。そのため、アプリ導入の際には自社のストアで必要としている機能があるかを確認しましょう。例えば、定期購入の自動化フローを整備するだけの単体機能が提供されているものや、あるいは解約率を見ることができるなどといったマーケティング機能があるものも存在します。

また、定期購入の回数制限を設けているアプリもあるので、自社が求めている要素をまずは書き出してみてから選ぶことがおすすめです。

定期購入(サブスク)の成功事例

ここまでで、定期購入(サブスク)のメリットや注意点を紹介してきました。

ここからは、実際にサブスクリプションサービスを導入し成功している企業の事例を紹介していきます。

事例を理解することで、サブスクリプションサービスを運営する上でのヒントを得られるでしょう。

Oisix|食品宅配サービス

画像出典:Oisix公式サイト

Oisixは、有機野菜や無添加加工食品を提供する食品宅配サービスを展開し、サブスクリプションモデルで大きな成功を収めています。

成功の背景には、顧客のライフスタイルや健康への意識が高まっている現代社会において、安全で健康的な食材を定期的に自宅に届けるサービスが多くの顧客のニーズにマッチしていたことがあります。

Oisixのサービスは、忙しい日常生活を送る人々にとって時間を節約できる上、食品の品質にこだわる人々にも高く評価されており、2020年12月末時点での会員数は28万人を超え、急成長を遂げています。

また、顧客1人ひとりの食生活に合わせたカスタマイズが可能であり、利用者は自分の好みや食事制限に合わせて食材を選択できるため、非常に高い顧客満足度を実現。さらに、季節ごとの新鮮な食材を取り入れたメニュー提案など、付加価値の高い情報提供もOisixのサブスクリプションサービスが支持される理由の1つです。

品質、利便性、カスタマイズ性の高いサービスを提供することで、Oisixは食品宅配業界におけるサブスクリプションモデルの成功事例として注目されています。

参照:最適な食材の組み合わせから豊かな食卓を実現するOisixの定期宅配

ブルーミー(bloomee)|お花の定期便

画像出典:ブルーミー公式サイト

ブルーミーは、花のサブスクリプションサービスを展開している企業です。

ユーザー起点のデータマーケティングを駆使し、会員数10万人超、全国200以上の提携生花店という業界随一の実績と急成長を遂げています。

ブルーミーの成功のカギは、市場の既成概念にとらわれず、ユーザーニーズに基づいたサービス展開を行ってきたことにあります。

同社は、ユーザーのニーズを満たすだけでなく、花き産業の持続可能性を高めるために、生産から流通までのプロセスを見直し、効率化を図ってきました。

この取り組みの一環として、従来の市場では見過ごされがちだった短い茎の花に焦点を当て、「ブルーミーフラワー」という新しい規格を生み出しました。

これにより、自宅で手軽に楽しめるサイズの花が新たなニーズとして認識され、花の消費文化に革新をもたらしたのです。

参照:累計40億円調達。花のサブスク『ブルーミー(bloomee)』は、花き産業のリーダーになれるのか?──全社員がユーザーヒアリングする「ユーザー起点×データドリブン」に根ざした成長の歴史を、CEO武井氏に訊く

Birchbox|化粧品のサブスクリプション

画像出典:Birchbox公式サイト

アメリカ発のコスメサンプル配送サービス「Birchbox」は、2010年9月に創業された企業です。

わずか1年後には約700万ドル(約6億円)の売上を達成し、創業から6年足らずで全世界に1300万人以上のユーザーを持つ巨大サイトへと急成長を遂げました。

Birchboxのサービスは、女性用は10ドル、男性用は20ドルで、毎月各メーカーの試供品や新商品を自宅まで届けるというシンプルな内容です。

このサービスが人気な理由は、単にコスメのサンプルを提供するだけでなく、その後のアフターフォローや豊富なコンテンツ提供にも力を入れているためです。

例えば、Youtubeでは商品の使用方法を解説する動画を提供し、消費者が商品を正しく利用できるようサポートしています。

また、オンラインマガジンや公式ブログでは最新のメイクアップやスキンケア情報を提供しており、美容感度の高いユーザーの意識を刺激し続けています。

参照:化粧品のサブスクリプションコマースで大成功!「Birchbox」の3つの成功ポイント!

定期購入(サブスク)の導入する際に考慮すべき点

ここでは、定期購入(サブスク)を導入する際に考慮すべき点を解説します。

上記のメリットと合わせ、しっかりと全体像を把握した上でサブスクリプション機能を導入するかを考えましょう。

1.継続的なサービス改善や新たなコンテンツの提供が求められる

サブスクリプションモデルを提供する事業者にとっての大きな課題の1つは、サービスや商品の継続的な改善と新しいコンテンツの提供です。

インターネットの発展により現代の顧客は簡単に情報を集められるため、より魅力的なオプションがあればすぐに乗り換えられます。

そのため、サブスクリプションサービスは顧客に長く利用してもらうために、飽きさせない工夫や目新しさを維持することが重要です。

サービス改善や新規コンテンツを作成する際には、顧客の利用状況やアンケートのフィードバックを活用するのが有効です。

ユーザーに新鮮な体験を継続的に提供し続けられれば、継続利用を促進でき、同時に口コミを通じて新規顧客を獲得できる可能性も高まります。

2.収益化までに時間がかかる

サブスクリプションモデルは、ビジネス開始時にはある程度の初期投資が必要です。

特に、開始直後は顧客数が少ないため、初期段階では赤字になる可能性も少なくありません。

サブスクリプションモデルは、魅力的な商品やサービス、リーズナブルな料金設定によって徐々に顧客基盤を拡大していくことが想定されます。

サービス開始後すぐに大量のユーザーを獲得することは難しいため、長期的な視点で事業に取り組む必要があります。

事業計画の段階で、いつ頃資金が回収できるか、利益が得られるかをしっかりと試算し、じっくりと取り組む準備が必要です。

3.解約を防ぐための管理コストがかかる

新しいコンテンツの制作や機能の改善・顧客満足度を向上させ解約を防ぐには、開発費や人件費が継続的に発生します。

これらへの投資を怠ると、顧客がサービスから離れてしまうリスクがあるため、注意が必要です。

顧客数が増えると、契約の管理や請求管理、ライセンス管理などの管理業務も増加します。

増加する管理コストに対処するためには、ITシステムの導入などの対策が重要です。

4.競合他社との差別化ポイントを設定する必要がある

サブスクリプションサービスを導入する場合、ただ導入するだけでは売上アップや継続率の向上には繋がりません。

重要なのは、競合他社と差別化し、自社ならではの特徴を押し出せるかです。

差別化ポイントを設定するには、自社の強みや独自性を活かしたサービス内容を考えることが重要です。

具体的には、以下のような取組みが挙げられます。

・特定分野に精通した専門家によって厳選された商品を提供

・きめ細やかなカスタマイズオプション

・豊富な種類の中から好みの商品を選べる柔軟性

・サブスクリプション会員限定の特典やイベント

・定期便に付随する情報提供やコミュニティの運営

他社にはない付加価値を提供することで、競合との差別化を実現できます。

自社ならではの強みを見極め、それを活かしたサブスクリプションサービスを設計することが、ECサイト運営において重要なポイントです。

まとめ

定期購入(サブスク)サービスを導入することで、新規顧客の獲得に繋がり、売上基盤を拡大させられます。

しかし、契約者数が伸びるまでには一定の時間がかかるため、それまでの事業計画をしっかりと立てておく必要があります。

アプリを導入する際は、自身のストアで実現したいことができる機能が備わっているかの確認も大切です。

本記事で紹介した内容を参考に、ストアに合ったアプリを選んでいただければ幸いです。

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