目次
「ストアを運営していくにあたり、ポイントアプリを導入するべきかどうか悩んでいる」
「ポイントサービスを取り入れることで、どのようなメリットがあるのだろう」
Shopifyでストアを運営している方の中には、上記のような悩みや疑問を持つ方もいるでしょう。ポイントサービスを導入することのメリットや、導入前の準備事項を把握しておくことで、スムーズかつ効率的なECサイトの運営が実現できます。
本記事では、Shopifyにおけるポイントサービスとは何か、ポイントサービスアプリを選ぶ際の注意点を紹介しています。また、サービス導入前の準備事項や、おすすめアプリについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
Shopifyでポイントやメンバーシッププログラムを導入するなら「ポイント&メンバーシップ.amp」アプリがおすすめ
Shopifyアプリ「ポイント&メンバーシップ.amp」を使えば、リピート購入の促進やロイヤリティの向上を実現します。
・ストア独自のメンバーシップサービスの作成
・ストア運営に合わせた柔軟なポイント設定
・会員登録やSNSシェアなどをストア独自のミッションを設定
・保有ポイント数に応じた会員ランクの設定
いまなら30日間の無料体験付き。より顧客を惹きつけるためのShopify運営を考えている方はぜひお試しください。
「ポイント&メンバーシップ.amp」を試してみる(30日間の無料体験)
ポイントサービスとは?
ポイントサービスとは、ユーザーがストアで商品購入や特定の行動をした際にポイントを付与する仕組みを指します。
ポイントサービスの導入により、繰り返し同じストアで購入した場合のインセンティブをポイントとして顧客に付与できます。また、ポイントプログラムを通じて顧客の購買傾向や好みを把握しやすくなり、よりパーソナライズされた購買体験を提供することも可能になります。そのため、競合に差をつけるためにも、Shopifyストアにポイントサービスを取り入れることは有効です。
Shopifyの基本機能にはポイント機能が含まれていないため、ポイントサービスの仕組みを導入したい場合はShopifyアプリの導入を検討する必要があります。
ポイントサービス導入のメリット・デメリット
ポイントサービスを導入することで期待できるメリットとデメリットの一例を紹介します。
■メリット
- 顧客のリピート購入を促進
- 顧客単価の向上
- LTV向上
- 競合との差別化
- パーソナライズされたマーケティングを実施できる
- 顧客満足度の向上
■デメリット
- ランニングコストの発生
- 問い合わせ対応などの手間が増える
- ポイントシステムが複雑だと捉えられ利用率が低下
- ポイントシステムの不正利用リスク
- 必ず売上が向上するとは限らない
これらの点を考慮しながら、自社のビジネスモデルや顧客ニーズに沿ったポイントサービスの導入を検討することが重要です。
日本語に対応したおすすめアプリを紹介
ここでは、日本語対応しているアプリを7つ紹介します。
アプリの概要や特徴、課金形態について紹介しているので、自社に合ったアプリを選ぶ際の参考にしてください。
1.ポイント&メンバーシップ.amp
ポイント&メンバーシップ.ampは、ストア独自のメンバーシップサービスを簡単に構築できるアプリです。ユーザーは会員専用マイページから、保有ポイントや会員ランクなどの情報を一目で確認できます。
【このアプリでできること】
- カスタマイズの自由度が高い
- ストアに合わせたポイントの設定が可能
- ポイントの有効期限や付与率も自由に設定可能
- ストア独自のミッションを設定し、ミッションをクリアした会員へのポイント付与ができる
- 会員ランク設定機能も搭載
- 保有ポイントに応じたランク分けや、ランク別の特典提供なども可能
より詳細な情報を知りたい方は、ポイント&メンバーシップ.ampの詳細ページも参考にしてみてください。無料プラン・30日間の無料体験も用意されているので、気になる方は試してみると良いでしょう。
■価格(30日間の無料体験あり)
BASIC | ADVANCE | PRO |
---|---|---|
無料インストール ※会員1人につき$0.24の従量課金 | $48/月 ※会員1人につき$0.12の従量課金 | $96/月 ※会員1人につき$0.06の従量課金 |
「ポイント&メンバーシップ.amp」を試してみる(30日間の無料体験)
2.Easy Points
Easy Pointsは、多数の特典ポイントや会員ランクなどの機能を備えているポイントアプリです。
【このアプリでできること】
- 実店舗とのポイント共有
- 他のアプリとの統合
- CSVファイルのインポート・エクスポート
- 他システムからのポイント移行やデータ管理
- ポイントの還元率や手動によるポイントの付与や調整、対象設定、有効期限の設定など、詳細なポイント管理オプションあり
- ストアのニーズに合わせた細やかなポイント戦略を展開可能
■価格
フリー | ベーシック | プロ | エンタープライズ |
---|---|---|---|
無料インストール ※301人目から1人当たり $0.30 | $50/月 ※501人目から1人当たり $0.22 | $180/月 ※2001人目から1人当たり $0.18 | $425/月 ※5001人目から1人当たり $0.10 |
3.どこポイ
どこポイは、ECサイトと実店舗の両方でポイント管理を実現するための総合ポイント管理アプリです。Shopifyストアに簡単に組み込むことができ、幅広い機能を使用できます。
【このアプリでできること】
- Shopify Flowとの連携を含む他のアプリやECシステムとの統合
- 会員ランクに応じてポイント付与率を変更する機能搭載
- レビュー投稿、LINEなど他のアプリとの連携も可能
- 導入前の相談から導入後のサポートまで、メールやチャットでサポートを受けられる
- 管理画面上で詳細な設定を一気に行うことができ、操作方法が分かりやすい
■価格(14日間の無料体験あり)
ライト | ベーシック | プロ | エンタープライズ |
---|---|---|---|
無料 ※プラン料金内ユーザー数を超えた場合ユーザーごとに$0.25 | $49/月 ※プラン料金内ユーザー数を超えた場合ユーザーごとに$0.2 | $199/月 ※プラン料金内ユーザー数を超えた場合ユーザーごとに$0.12 | $997/月 |
4.MR.POINT
MR.POINTとは、コーディングの知識がなくても簡単にインストール可能なポイントアプリです。迅速に導入でき、直感的に操作できる画面設計になっています。
【このアプリでできること】
- POSシステムとの互換性があるため実店舗とオンラインストア間でのポイント管理を一元化できる
- 商品ごとに異なるポイント倍率の設定
- 会員ごとの報酬ポイントの付与率の変更
- 細かいカスタマイズが可能
- 他のECプラットフォームからのポイントデータ移行サポートも提供
- ユーザーは他のECサイトで貯めたポイントをShopifyでもそのまま使用できる
■価格
FREE | STANDARD | PREMIUM | ENTERPRISE |
---|---|---|---|
無料インストール ※利用日数10日間まで無料 | $26/月 ※月間注文件数500件まで$26 | $40/月 ※月間注文件数1000件まで$40 | $60/月 ※月間注文件数2500件まで$60 |
5.LL: Loyalty Rewards Referrals
多くの言語に対応したポイントアプリです。このアプリでは、日本語だけでなく英語やドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、韓国語、ブラジルのポルトガル語、ロシア語、中国語など多くの言語に対応しているため、さまざまな国の顧客に対応できます。
【このアプリでできること】
- ポイント機能の多言語対応
- 紹介プログラム制度あり
- キャンペーンリンク機能あり
- クーポン設定も可能
- 既存顧客にお店を紹介してもらうキャンペーンを開催できる
- プレゼントやギフト、店舗クレジット、割引コードなど、さまざまな方法でのポイント提供が可能
■価格(7日間の無料体験あり)
FREE TO INSTALL | STARTER | GROWTH |
---|---|---|
無料※7日間 | $29/月 | $69/月 |
6.PoingPong
「PoingPong」は、ポイント機能とレビュー機能が一体となったアプリです。お買い物だけでなく、レビュー投稿でもポイントを付与できるため、ユーザーからのレビューを効率よく集められるでしょう。
【このアプリでできること】
- 購入時にポイントを自動付与
- 1ポイント1円として使用可能
- OnlineStore2.0対応のテーマならノーコードでインストール可能
■価格(14日間の無料体験あり)
ベーシックプラン |
---|
$20/月 |
7.VIP
「VIP」は、オンラインストア・実店舗・モバイルアプリなど複数チャネルのポイントや館員制度を一元管理できるアプリです。ECストアだけでなく、実店舗の運営を行っているストア運営者にとって便利な機能が揃っています。
【このアプリでできること】
- 顧客に対しオンラインストア・実店舗・アプリで共通の会員ランクを提供できる
- リワードプログラムによって顧客に様々なポイント利用の選択肢を提案できる
- 誕生日ポイントなど、複雑な条件の設定も可能
■価格
ベーシック(年間契約) | エンタープライズ(年間契約) |
---|---|
$300/月1年に1回$3,600を請求 | $2,000/月1年に1回$24,000を請求 |
アプリを選ぶ際の注意点
ここでは、ポイント機能が搭載されたShopifyアプリを選ぶ際の注意点を解説します。注意点を事前に理解しておくことで、自社に合ったアプリを選択できるでしょう。
1.やりたいことが実現できるか
Shopifyでポイントアプリを選ぶ際、最も重要なのは「やりたいことが実現できるか」を確認することです。そのためにまずは、自身のストアでどのようなポイントサービスを提供したいかを明確にする必要があります。
具体的には、ポイントの付与方法や使用方法、有効期限、ポイントによる特典の種類など、ストアの販売戦略にマッチしているかを検討する必要があります。
また、ポイントを割引やクーポンとして利用できるか、特定の商品にのみ適用できるかなど、顧客にとって魅力的かつわかりやすいポイント利用設計ができるかも重要です。
2.ユーザービリティは高いか
ポイントアプリを選ぶ上で、ユーザーが直感的かつわかりやすく操作できるかも重要な要素です。
例えば、ユーザーが保有ポイント残高や有効期限を簡単に確認でき、ポイントを自動的に決済に適用できる機能があれば、ユーザー体験を大きく向上することに繋がり、ポイント利用率も上がるでしょう。
操作が複雑な場合やポイントをスムーズに活用できない場合、ユーザーのフラストレーションにも繋がり、今後そのストアでは買い物をしないという選択肢を作ってしまう可能性もあるでしょう。そのため、操作画面のわかりやすさや、決済時にスムーズにポイント利用できるかを重視したアプリ選びが大切です。
3.日本語対応しているか
Shopifyは世界中で広く利用されているECサイトプラットフォームであるため、日本語対応のアプリは限られています。多くのアプリは英語対応が基本であるため、Google翻訳などを使って日本語に変換することは可能ですが、日常的な運用を考えた場合得策とは言えません。
また、日本のECサイトを利用するユーザーの場合、ポイント利用の説明が英語だと、それだけで利用を断念するリスクもあります。そのため、日本企業が開発し、日本語でのサポートが受けられるアプリを選ぶことがおすすめです。
4.カスタマイズの幅
アプリを導入する際、どの要素でどのくらいカスタマイズできるかを確認しておくことが重要です。カスタマイズ性が高いアプリであれば、店舗のブランドイメージやコンセプトを統一させられるため、ユーザーは違和感を抱くことなくスムーズにアプリを利用できます。
確認するポイントとして、アプリ内で使用する色やフォント、ロゴを自店舗のブランディングに合わせて変更できる機能があるかが挙げられます。また、期間限定のプロモーションやイベントに合わせて、ポイントの獲得率を一時的に変更するような柔軟性も、顧客のエンゲージメントを高めるために重要です。
さらに、ユーザーがポイントをどのように獲得し、どのように使用できるかについてのルールもアプリによって異なるため、これらの設定を自由に調整できるかを事前に把握しておくことも大切です。
5.費用対効果
アプリ導入時には、そのアプリにより得られる収益増加の見込みと運用コストを慎重に検討する必要があります。高額なアプリが必ずしも最良の結果を出せるとは限らないため、ストアの規模や目標、やりたいことを明確にしたうえでアプリを選ぶことが重要です。
多くのアプリでは試用期間が設けられているため、この期間を活用してアプリの使い心地やストアに適しているかを確かめると良いでしょう。
ポイントを設計するための基本的な手順
ここではポイントサービスを導入するまでの流れを詳しく解説しています。
ポイントの仕組みをどのように設計するべきかを理解することで、効果的なポイントプログラムの設計が可能です。
ステップ1:目的の明確化
まずは何を目的にポイントサービスを導入するかを明確にします。
様々な目的が考えられますが、一般的には下記のような項目が挙げられます。
- 新規顧客を獲得したい
- 既存顧客のリピート率を向上させたい
- 特定商品の売上を向上させたい
- 他ストアとの差別化を図りたい など
目的を明確にすることで、どのようなポイントプログラムを設計すべきかが見えてきます。
ステップ2:ポイント獲得方法の設定
次に、どのような条件をクリアすればポイントを獲得できるかを決めましょう。
条件には、下記のようなものが挙げられます。
- 購入金額に応じたポイントの付与
- 新規登録や友達紹介でのボーナスポイント
- 商品レビューやSNSでのシェアに対するポイント など
条件を明確かつ顧客にわかりやすく提示しておくことで、顧客は積極的に条件クリアを目指し、結果としてブランドの拡散やレビュー数の増加にも繋げられます。
ステップ3:ポイント利用方法の設定
ユーザーがポイントを獲得後、どのように使用できるかについてもあらかじめ決めておきましょう。
ポイントの利用方法については、下記のようなものが挙げられます。
- 購入時の支払に1ポイント1円として使用できる
- 特定の商品と交換できる
- 次回以降の購入時に利用できる など
ポイントの使い道が明確であれば、顧客はポイントを利用する価値を簡単に理解でき、積極的な活用を期待できます。
ステップ4:ポイント有効期限の設定
ポイントに有効期限を設定することで、顧客は期限内にポイントを使い切りたいと考えるため、一定期間内でのストア利用を促進させられます。有効期限は、短すぎず長すぎず、顧客にとって適切な期間に設定することが重要です。
例えば、獲得から1年間、または特定シーズンの終わりまでなど、顧客が次回の購入を計画しやすいように期限を設定します。
ステップ5:ポイントアプリを導入
ポイントサービスの目的や利用方法が決まれば、次は実際にShopifyアプリを導入します。この際、ステップ1で明確にした目的を達成できるアプリを選ぶことが大切です。
また、上述した注意点を意識し、ストア運営者だけでなくユーザーにとっても使用しやすいアプリを選ぶよう心がけましょう。アプリによってはお試し期間が設けられているものもあるため、顧客にポイントサービスを知らせる前にテストとして自分で使用感を確認するのも良いでしょう。
ステップ6:ポイントサービスの説明
ポイントサービスとして使用するアプリが決まったら、顧客にポイントサービスを導入したことを知らせる必要があります。どのような条件でポイントが付与され、どのように利用できるかを詳しく説明することで、顧客はポイントプログラムを魅力的に感じ、積極的な参加が期待できます。
お知らせ方法としては、ストアへの掲載だけでなく、メールの配信や、SNSでの情報発信など複数の方法を組み合わせることで、より多くの顧客へ情報を届けることが可能です。
ステップ7:ポイントプログラムの改善と最適化を図る
ポイントプログラム導入後、定期的に顧客の反応や行動データを用いてプログラムの効果を定期的に分析し、必要に応じて改善や調整を行う必要があります。
分析時に注目すべき主な項目は以下の通りです。
- ポイントプログラム導入後の顧客の購買行動の変化
- ポイント利用率
- リピート購入の頻度
- 新規顧客の獲得状況
また、プログラムについての意見や満足度についてのフィードバックを集め、それをもとにプログラムを改善するのも有効です。フィードバックに基づいた改善は、ほかの顧客にとっても使いやすく魅力的なプログラムへと変化させ、プログラム全体の最適化を図ることが可能です。
ポイントサービスを導入し成功した企業事例
最後に、実際にポイントサービスを取り入れ、売り上げを向上させることに成功した企業の事例を紹介します。
どのような取り組みを行ったのかを知ることで、自社に活かせるポイントを見つけられるでしょう。
1.山梨県のスーパー「オギノ」|県全体でポイントサービスを展開
「オギノ」は山梨県を中心に展開するスーパーです。
■課題
1997年、オギノの本店正面に大手スーパーが新店を開きました。大手スーパーの売り場面積はオギノの約3倍で、品揃えと価格競争力においてオギノは圧倒的に不利な状況に置かれました。
■解決策
そこで同社は、ポイントサービスを武器に大手スーパーとの競争に打ち勝つ対抗策を講じました。オギノのポイントサービスの特徴は以下の通りです。
- 会員カードの利用率が93.5%と高く、顧客1人ひとりに合わせたクーポンを配信
- 直営売り場だけでなく、ガソリンスタンドや美容院などの提携店でもポイントを貯められ、ポイントが貯まりやすいシステムを採用
- 貯めたポイントは、ポイント券との交換やカタログギフトの選択など、顧客が本当に欲しいものと交換できる
- 提携店舗が山梨県内のホテル・旅館・温泉・カラオケ・映画・エステなど多岐にわたり、「山梨県のポイントサービス」としての地位を確立
- メーカーとのタイアップによるセールなどを行い、ポイントサービス全体のコストを抑える努力を継続
■成果
上記取り組みを継続した結果、ポイントサービスは成功し、大手スーパーは2年もたたずに撤退を余儀なくされました。オギノは地域住民から支持され、9期連続で増収増益を達成しています。
2.Sephora|Beauty Insider プログラム
Sephoraとは、世界中で化粧品販売を行っている企業です。北米だけでも1,700万人の会員を有し、会員による売上が全体の80%を占めています。
■課題
Sephoraは、ロイヤリティプログラムを通じ、顧客との関係性をさらに強化し、リピート購入率を高めたいと考えていました。しかし、商品を購入してもらう以外の方法で、どのように顧客とのつながりを深められるかかという課題に直面していました。
■解決策
Sephoraは、Beauty Insiderプログラムを通じて、以下の取り組みを行いました。
- 会員レベル制度の導入:Beauty Insider・VIB・Rougeの3つの会員レベルを設け、年間の購入金額に応じて特典を差別化することで、顧客のモチベーションを向上
- パーソナライゼーション:会員登録時に収集した美容に関する好みや外見情報を活用し、1人ひとりに合わせた商品推奨を実施
- コミュニティの構築:会員専用のオンラインフォーラムを設置し、美容愛好家同士が交流できる場を提供
- オムニチャネル戦略:実店舗とEコマースを統合し、顧客の購買行動を包括的に把握することで、シームレスな購買体験を提供することに成功
■成果
上記取り組みを続けた結果、SephoraのBeauty Insider プログラムは大成功を収め、会員のエンゲージメントが向上し、クロスセルが22%、アップセル収益が13〜51%増加しました。また、取引だけでなくコミュニティや感情的な要素に焦点を当てたロイヤリティプログラムにより、顧客との強い絆を築くことにも成功しています。
参照:Scale success story: Sephora’s Beauty Insider
3.株式会社シャトレーゼ|ポイントサービス「Cashipo」
株式会社シャトレーゼは、洋菓子や和菓子、アイスクリーム、パンなどを販売する菓子製造販売会社です。全国約450店舗を展開し、素材や製法にこだわった製品を提供しています。
■課題
シャトレーゼでは、会員制度「シャトレーゼクラブ」で蓄積した顧客情報を商品企画や販売促進に活用できていないという課題を抱えていました。また、ポイント制度の使いにくさや、店舗のPOSシステムと顧客管理システムがオンラインで連携していないことなど、いくつかの点で改善が必要でした。
■解決策
そこで同社は、「戦略的顧客管理システム」を構築。新会員制度「Cashipo」を開始し、ポイント制度を一新します。
シャトレーゼのポイントサービス「Cashipo」の特長は以下の通りです。
- ポイント制度を一新し、より使いやすく、特典も魅力的なものに改善
- POSシステムとCRMシステムがオンラインで連携し、リアルタイムでの顧客情報の活用が可能になった
- 会員一人ひとりの嗜好に合わせたメール配信などのピンポイント販促を実現
- ECサイトと店舗のポイントを統合し「リアルとネットで財布を1つ」にすることで利便性が向上
- 店舗のPOSレジ上に表示される顧客情報を活用し、店員とのコミュニケーションのきっかけづくりにも貢献
■成果
上記取り組みの結果、顧客情報の分析に基づいた商品企画や販促活動が可能となり、「商品のどこが良かったのか」「どの層のお客様が支持しているのか」「その層のユーザーはどのような嗜好を持っているのか」などを把握できるようになりました。
また、新会員制度「Cashipo」の会員数は順調に増加し、2014年9月時点で旧会員制度からの移行と新規会員を含め延べ320万人に達しました。この数字は当初の予定より約2割以上上回る結果となりました。会員数の増加に伴い、顧客情報の分析に基づいたメールを配信するなどピンポイントでの販促活動が可能になったため、来店の頻度と1回当たりの購入単価を上昇させることにも成功しました。
まとめ
Shopifyでポイントプログラムを導入することにより、リピート購入の増加やLTVの向上が期待でき、ストアの売上安定化に役立ちます。
Shopifyの標準機能にはポイントプログラムがないため、ポイントサービスを開始したい場合はアプリを導入する必要があります。アプリを選択する際は、ストアで何がやりたいかを明確にした上で、自身のストアに最適なものを選ぶことで、より効果的な運用を実現できるでしょう。
Shopifyでポイントやメンバーシッププログラムを導入するなら「ポイント&メンバーシップ.amp」アプリがおすすめ
Shopifyアプリ「ポイント&メンバーシップ.amp」を使えば、リピート購入の促進やロイヤリティの向上を実現します。
・ストア独自のメンバーシップサービスの作成
・ストア運営に合わせた柔軟なポイント設定
・会員登録やSNSシェアなどをストア独自のミッションを設定
・保有ポイント数に応じた会員ランクの設定
いまなら30日間の無料体験付き。より顧客を惹きつけるためのShopify運営を考えている方はぜひお試しください。
「ポイント&メンバーシップ.amp」を試してみる(30日間の無料体験)