Shopify

2023.10.30

Shopifyの基本的な配送設定と具体的な設定方法を徹底解説!

「Shopifyでの配送設定について具体的なやり方を知りたい」

ShopifyでECサイトを開設した方の中には、上記のようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?

様々な配送設定があることを知り、その全体像を理解しておくことで、自身のストア運営に最適な方法を選択できるようになります。

本記事では、配送設定をする上で事前に考えるべきことや、基本的な送料の設定手順をキャプチャ付きで紹介しています。また、配送設定の手間を省ける便利なアプリやサービスについても触れているため、ぜひ最後までご覧ください。

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・小型便・クール便など配送種別ごとの送料設定(商品タグ)
・カンガルー置き配便や代引き配送の送料設定

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目次

配送設定をする上で事前に考えるべき4つのこと

ECサイトの運営において、配送設定は非常に重要な要素の1つです。間違った配送設定は、ユーザーの購買意欲を低下させてしまう原因にもなるため注意が必要です。

ぜひ、考え方のポイントを理解し、適切な配送設定を行うための参考にしてみてください。

1.商品サイズや重さの確認

商品のサイズや重さによって、送料が大きく変動する場合があるため、自社で取り扱っている商品のサイズや重さを事前に確認しておくことが重要です。

例えば、家具や家電製品など、サイズの大きい商品を販売している場合、専門の運送会社やサービスを利用する必要があり、その費用は通常の送料よりも高くなる傾向にあります。大きな商品や重い商品があるにもかかわらず、それを考慮しない送料設定をしてしまうと、ストア運営者側の送料コストが大きくなってしまいます。

そのため、自社で取り扱う商品のサイズや重さを事前に確認し、適切な配送方法や運送会社を選ぶことは、ビジネスを長期的に運営していくうえで重要なポイントです。

2.配送業者選定のポイント

配送業者の選定は、ECサイト運営において重要な要素の一つです。

特に、下記の点は大きなポイントとなるため、これらを考慮した総合的な判断が大切です。

  • 各配送業者の特徴や強み
  • 金額
  • 対応している温度
  • 対応している決済方法
配送業者特徴・強み発送手段100cm以内の配送料(※1)対応温度決済方法
ヤマト運輸・宅配便以外の様々な配送方法が用意されている

・用途に応じた使い分けが可能
・提携コンビニ発送
・営業所へ持ち込み
・集荷依頼
1,530円常温冷蔵冷凍・現金
・クレジットカード
・電子マネー
・オンライン決済(※2)
佐川急便・価格競争力とスピーディーな配送が強み

・北海道から沖縄に翌日届けられる「飛脚航空便」などのサービスも提供
・営業所へ持ち込み
・集荷依頼


1,490円常温冷蔵冷凍・現金
・クレジットカード
・電子マネー
日本郵便・安定したサービスと全国規模のネットワークを持つ

・様々な配送プランを提供
・提携コンビニ発送
・営業所へ持ち込み
・集荷依頼
1,450円常温冷蔵・現金
・クレジットカード
・電子マネー
西濃運輸・他社では対応していない大型サイズの配送も可能

・メインユーザーは法人だが個人でも利用可
・営業所へ持ち込み
・集荷依頼


1,331円常温冷蔵冷凍不明※営業所または集荷依頼時に確認してください
福山通運・広範な物流ネットワークと多様な運送オプションを提供

・法人サービスに特化しており大量の出荷にも対応可能
・営業所へ持ち込み
・集荷依頼



1,450円常温冷蔵不明※営業所または集荷依頼時に確認してください

※1)関東→関東の場合

※2)「宅急便をスマホで送る」の場合のみ利用可能

また、配送業者の選定に伴い、配達方法も合わせて考慮する必要があります。今回はメール便と宅配便について解説いたします。

メール便と宅配便

メール便は宅配便よりも送料が格段に安いため、ストア運営者はこれを大きなセールスポイントとしてユーザーにアピールが可能です。安い送料は消費者にとっても嬉しい点であり、リピート購入や良い口コミに繋がる可能性が高まります。

次に、配送の手軽さです。メール便は基本的に郵便受けに届けられるため、ユーザーは好きな時間に商品を受け取ることができます。これは、多忙なユーザーにとって非常に便利な点と言えます。

一方、宅配便にも複数のメリットがあります。

1つは追跡機能です。ユーザーは配送状況をリアルタイムで確認でき、ストア運営者も配送過程を管理できます。これにより、商品の紛失や遅延に対するユーザーの不安を大幅に減少させることが可能です。

2つ目は、配送時間の指定が可能な点も大きな利点です。ユーザーは自分の都合に合わせて配送日時を選べるため、スムーズな受け取りが可能です。

最後に、高価な商品や壊れやすい商品を扱う場合、宅配便であれば破損や紛失に対する保証があり、ユーザーと運営者双方のリスクを軽減できます。

配送方法特徴メリットデメリットおすすめ商品
メール便郵便受けに配達されるためユーザーは好きな時間に受け取りが可能・コストを抑えられる
・全国一律の料金設定
紛失・破損時の保障がない小型・軽量商品
宅配便ユーザーに直接手渡しで届けられる・追跡機能がある
・配達時間の指定が可能
既定のサイズを超えるものは発送できない高価な商品や壊れやすい商品

それぞれの配送業者の特徴や配送方法のメリット・デメリットを考慮して選定してみてください。

3.送料パターンの決定

送料には、全国一律、送料無料、地域別、重量別、配送手段別など、いくつかの主要な設定のパターンがあります。これらの中から、利益率を考慮した上で、自社のビジネスモデルや商品の特性、顧客のニーズに最も適した送料パターンの選択が重要です。

4.海外への配送方法の確認

海外配送は国内配送とは異なり、様々な法的規制や手続きが必要となるため、海外への配送方法も事前にしっかりと考える必要があります。特に、海外発送の際には税制、関税、配送業者の選定、配送時間など多くの要素が関わります。配送業者の選定や送料は商品の価格やブランドイメージに直結するため、慎重に計画することが重要です。

海外発送の方法の1つとして、全世界に広く配送ネットワークを持つDHL、FedEx、UPSなどの国際宅配便サービスを利用する方法が挙げられます。追跡サービスや速達オプションも充実しており、海外への配送でも安心感を持てます。また、日本の企業であるヤマト運輸や佐川急便、日本郵便でも海外への配送サービスを提供しています。

どの配送業者が、自分たちにとって適切かしっかり吟味して判断してください。

基本的な配送設定の手順を紹介

ここでは、Shopifyでの基本的な配送設定の手順をキャプチャ付きで紹介します。

送料の設定

設定パターン1:全国一律料金

全国一律の送料設定をしたい場合の設定方法を紹介します。

手順1:管理画面左下にある「設定」を選択します。

手順2:左側に表示されているメニューバーの「配送と配達」をクリックします。

手順3:「基本の配送料」の下に表示されている「一般設定」をクリックします。

手順4:「配送エリア」欄にある「送料を追加する」をクリックします。

手順5:編集画面が表示されるので、「独自料金を設定する」を選択し、料金の名前は分かりやすいものを入力します。全国一律料金に設定したい金額を「価格」欄に入力し、「完了」をクリックします。

手順6:「配送エリア」欄に、作成した料金設定が反映されていることを確認したら、右上の「保存する」をクリックします。

これで、全国一律料金の設定は完了です。

設定パターン2.「〇〇円以上で無料」

購入金額に応じて送料を無料にしたい場合の設定方法を紹介します。

手順1:管理画面から、設定>配送と配達をクリックし、「基本の配送料」の下に表示されている「一般設定」をクリックします。

手順2:「配送エリア」欄にある「送料を追加する」をクリックすると、編集画面が表示されるので、「独自料金を設定する」を選択します。「料金の名前」は分かりやすいものを入力、価格は初期値の「¥0」のままで、「条件付き価格を追加」をクリックします。

手順3:「注文額に基づく」を選択し、送料無料にしたい金額を「最低価格」欄に入力します。入力が完了したら、右下の「完了」をクリックします。

手順4:「配送エリア」欄に、作成した料金設定が反映されていることを確認したら、右上の「保存する」をクリックします。

設定パターン3. 送料無料

金額の条件などは設定せず、一律で送料を無料にしたい場合の設定方法や、購入金額に応じて送料を無料にしたい場合の設定方法を紹介します。

手順1:管理画面から、設定>配送と配達をクリックし、「基本の配送料」の下に表示されている「一般設定」をクリックします。

手順2:「配送エリア」欄にある「送料を追加する」をクリックすると、編集画面が表示されるので、「独自料金を設定する」を選択し、料金の名前は「送料無料」など分かりやすいものを入力します。今回の場合、条件は特にないため、価格は0のままで、「完了」をクリックします。

手順3:「配送エリア」欄に、作成した料金設定が反映されていることを確認したら、右上の「保存する」をクリックします。

配送日時の設定

Shopifyのデフォルト機能では、配送日時の設定ができません。そのため、配送日時を指定したい場合は専用のアプリをインストールする必要があります。

下記の章では、配送日時の指定ができるアプリも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

配送設定の際にあると便利なアプリ

ここでは、配送設定を行う際にあると便利なアプリを紹介します。

アプリの利用により、Shopifyのデフォルト機能ではできなかった設定ができるようになり、配送の手間を省略できます。

配送日時指定.amp|配送日時の指定から出荷伝票出力まで

配送日時指定.amp」は、配送日時の指定の受付から出荷伝票エクスポートまで配送関連の機能を幅広く搭載した、Shopify人気配送系スーパーアプリです。

配送日時指定.ampで実現できることは以下の通りです。

  • 配送会社ごとの配送時間帯の設定
  • 最短・最長の配送希望日の設定
  • 商品タグや条件を設定することで配送希望日を 指定できないように設定
  • 当日の注文の締め切り時間の設定
  • ストアの休業日や長期休暇等の設定
  • 置き配の設定
  • 注文情報のメタフィールドに配送日時・置き配の項目の登録
  • 注文情報をcsv形式でエクスポートして各運送会社用(ヤマト運輸/佐川急便/日本郵政)の伝票へ出力
  • 追跡番号を読み込み発送完了メールに追跡番号を記載
  • 外部ツールとの連携

日本の配送会社に合わせた配送日時の指定の受付から、休業日や締め時間などのストア運営状況に合わせた設定、置き配、配送伝票CSVエクスポートや追跡番号アップロードなど、配送業務の煩わしい作業を削減します。

標準テーマに対応しており、インストール後すぐに利用可能です。また、Liquidコードを編集することで、デザインを自由に変更することもできます。

アプリのインストール方法や、詳細な使い方については、こちらをご参照ください。

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NORMAL$9.8/月あり(14日間)日本語
ADVANCED$19.8/月

配送料カスタム.amp|詳細な送料設定が可能

配送料カスタム.amp」は、Shopifyデフォルト機能では設定できない郵便番号単位での送料設定や、クール便、小型便などの詳細な送料設定を可能にする国産Shopifyアプリです。

配送料カスタム.ampで実現できることは以下の通りです。

  • エリアごとの送料設定(都道府県単位 / 郵便番号単位 / 離島)
  • 小型便・クール便など配送種別ごとの送料設定(商品タグ)
  • 重さごとの送料設定
  • カンガルー置き配便の送料設定
  • 代引き配送の送料設定
  • 特定の期間のみを対象にした送料設定

離島への送料を別途設定したい場合や、地域ごとに送料を分けたい場合に役立ちます。また、近年需要が高まっている「置き配」の設定もできるため、宅配便での配送を希望するがなかなか家にいられないというユーザーにも商品を届けることが可能です。

さらに、上記以外にも同梱した場合の優先条件を指定することも可能です。

例えば、「大型商品+小型商品を購入いただいた場合、大型商品の送料のみで設定」

「常温の商品と冷凍の商品が同時に購入された場合、冷凍送料の方を優先して設定」

などの設定が実現できます。

アプリのインストール方法や、詳細な使い方については、こちらをご参照ください。

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BASIC$12/月あり(14日間)日本語

送料無料バー.amp|送料無料までの残金を表示できる

送料無料バー.amp」は、ECストア上で送料が無料になるまでの残金を表示でき、追加購入を訴求できる国産Shopifyアプリです。

送料無料バー.ampで実現できることは以下の通りです。

  • 送料無料金額までの差額を表示
  • カート内の商品有無による文言の出し分け
  • ストアデザインに合わせた色のカスタマイズ
  • デバイス別の表示設定
  • 送料無料までの残金を埋められる商品を自動でレコメンド

送料無料になるまでの具体的な金額が表示された状態でユーザーは買い物をするため、ユーザーの「ついでにこれも買おう」という気持ちを後押しできます。残金を表示できる箇所の選択もできるので、自身のストアデザインや雰囲気に合わせ、適切な場所に配置できます。

また、カート内の状況に合わせて表示させる文言を変えることも可能です。最初は「〇〇円以上で送料無料」だったものが、商品がカートに入ると「あと〇〇円以上で送料無料」と表示を変えられます。送料無料の金額を達成すると「送料が無料になりました」と表示させるなど、文言にバリエーションを持たせることが可能です。

アプリのインストール方法や、詳細な使い方については、こちらをご参照ください。

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FREE無料日本語
ADVANCE$9.99/月

Order Printer|請求書・明細書・領収書を印刷

Order Printer」は、カスタマイズした明細書や請求書、領収書の印刷ができるShopifyアプリです。

Order Printerでできることは以下の通りです。

  • 注文内容の一括印刷
  • 請求書、梱包明細、配送ラベルの印刷
  • 会社のロゴマークを入れた明細書や領収書の作成

カスタマイズにより、会社のロゴを入れたり、文字の色やフォントを変更したりすることができます。ストア独自の書類を作成することで、ユーザーの印象に残りやすくなり、リピート購入に繋がる可能性があります。無料で使用できる「Order Printer」のほかに、月$10で利用できる「Order Printer Pro」もあり、有料版の場合書類のダウンロードも可能です。

月額費用無料体験サポート
無料英語

Easy Rates Japan Post|日本郵便の海外宛送料を自動計算

Easy Rates Japan Post」は、海外発送で日本郵便を利用する場合、決済時に送料を自動計算してくれるShopifyアプリです。

Easy Rates Japan Postでできることは以下の通りです。

  • 国際配送料金の自動計算
  • 配送料やその他制限の調整が可能なカスタマイズ設定
  • 最適な配送オプションのみの表示設定
  • 国・地域別の差出可否を表示
  • easyLabelとの連携

リアルタイムで適切な計算を素早く行ってくれるため、ユーザーは面倒な計算をすることなく正確な金額を把握できます。また、包装重量の送料調整や、追加手数料の上乗せなどのカスタマイズ設定も可能です。海外への配送頻度が高い方や、今後越境ECに力を入れていきたいと考えている方におすすめのアプリです。

プラン名月額費用無料体験サポート
STANDARD$9.9/月あり(7日間)英語・日本語

配送業務の効率化ができるサービス

最後に、配送業務を効率化できるサービスを2つ紹介します。

注文後の工程を効率化できるサービスを利用することで、配送管理業務にかかる負担を軽減することが可能です。

オープンロジ

オープンロジ」とは、物流に関するすべての業務を代行してくれる、物流プラットフォームサービスです。12,000社以上での導入実績があり、様々な企業で活用されています。

オープンロジの提携倉庫ネットワークは、一元化されたシステムと標準操作で運用されています。このネットワークは事業の成長に合わせて拡大でき、需要の変動にも柔軟な対応が可能です。さらに、在庫を複数の倉庫に分散できるため、ビジネスリスクも減らせます。

外注することで配送にかかる時間を削減でき、ストア運営者は商品の販売やマーケティングにより多くの時間を使えるようになります。

ネクストエンジン

ネクストエンジン」は、複数のネットショップを一元管理でき、受注管理や在庫管理を行ってくれるサービスです。様々な倉庫管理業者と連携しているため、個別で倉庫とやり取りを行っていた方でも、CSVの出荷データを渡すだけでやり取りを完結させることが可能です。

また、倉庫の入荷実績をネクストエンジンに反映させると、ECサイトの在庫数が自動で更新される機能も備わっています。

まとめ

本記事では、ストア運営を行う上で配送設定をする際に考えるべきポイントや、各配送業者の特徴と強み、Shopifyでの基本的な送料の設定方法を紹介しました。

特に、送料の設定は、ストアの利益を左右する重要な要素であるため、慎重に検討する必要があります。

また、Shopifyのデフォルト機能ではできない詳細な配送設定をしたい場合、専用のアプリを利用するのがおすすめです。ユーザーにとって最適な配送体験の提供や業務効率の向上にも繋がりますShopifyでの配送設定にお悩みの方は、ぜひこの記事を参考に、自分たちのストアに合わせた配送設定を検討してみてください。

Shopifyの送料設定なら「配送料カスタム.amp」アプリがおすすめ

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