「ECサイトを立ち上げたいが、様々なプラットフォームの中からどれを選べば良いか分からない」
「Shopifyが気になっているが、どのような特徴やメリットがあるのかを知りたい」
ECサイトの運営を検討している方の中には、上記のような悩みや疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
ECサイトプラットフォームの1つであるShopifyの特徴や利点を理解すれば、他のプラットフォームとの比較もしやすくなり、自分に合ったものを選びやすくなります。
本記事では、Shopifyとは何か、どのような特徴があるのかを詳しく解説しています。また、Shopifyで利用できる便利な機能や、Shopify導入後の成功事例もいくつか紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
Shopifyとは
Shopifyとは、誰でも簡単にECサイトを開設できるECプラットフォームの1つです。プログラミングなどの専門的な知識がなくても簡単にECサイトを開設できるため、国内外を問わず多くの方に利用されています。
Shopifyは2017年に日本に参入し、 Store Leadsによると2024年3月時点での日本国内導入ストア数は32,933件にのぼります。また、2023年第3四半期の日本のShopifyストアは前年比で67%増加しており、今後も増加していく傾向にあると推測できます。
Shopifyの特徴や強み
ここでは、他のECサイトと比較した際のShopifyの特徴や強みを紹介します。
特徴1.デザインの自由度が高い
Shopifyでは、150種類以上のデザインテンプレートが用意されており、それらを総称し「テーマ」と呼びます。実際のテーマはShopify公式のECサイトのテンプレートから確認できます。テーマを導入するだけで簡単にトーンの統一された美しいサイトを作成でき、短時間で本格的なECサイトを立ち上げられます。
デザインの幅が広く、自由度も高いため、ECサイトの雰囲気や価値観を表現しやすいという特徴があります。テーマの中で細かくカスタマイズもできるため、自社に合ったデザインや機能を選び、ユーザーにとって使いやすいサイトの構築が可能です。
また、テーマは様々な画面サイズに対応しています。PCやスマートフォンなどのデバイスから閲覧した際の見え方を確認しながらサイト構築が可能なデモサイトも用意されているため、デバイスフリーな環境を整備できます。
テーマには無料版と有料版があります。無料版は初期費用を抑えたい方や試しに使ってみたい方におすすめです。有料版はより高度なカスタマイズや機能を用いて本格的なECサイト構築がしたい方に適しています。
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特徴2.実店舗との連動も可能
「Shopify POS」というシステムも提供しており、オンラインとオフライン両方での商品販売や在庫管理の実現が可能です。「POS」とは、Point Of Saleの略で、日々の売上や商品在庫をデータ化して管理できるシステムのことです。
「Shopify POS」の利用により、オンラインとオフラインでの売上データや在庫数、決済情報などを一元管理でき、実店舗との連動も簡単に実現できます。在庫管理だけでなく、「オムニチャネル販売」「スタッフ管理」「レポートと分析」などの機能も備わっており、販路の拡大や、マーケティングへの活用も可能です。
特徴3.アプリが豊富
「Shopify App Store」というエコシステムがあるのも特徴的です。
「Shopify App Store」から自社のECストアに必要な機能を備えた「Shopifyアプリ」を選びインストールすることで、ストア機能を拡張できます。使用したい機能に合わせて選択できるため、オリジナルサイトの構築が可能です。
特徴4.数多くの販売チャネルと連携できる
Shopifyは様々な外部の販売チャネルと連携することができ、自社サイトだけでなく外部のサイトからも商品を販売できます。
主に連携可能な販売チャネルは以下の通りです。
【検索エンジン】
【ECモール】
- Amazon
- 楽天市場
【SNS】
- TikTok
Shopifyで販売している商品データを活用し、Googleでショッピング広告の出稿もできるため、幅広い層へアプローチできます。販売チャネルの拡大により、多くのターゲット層と接触できる機会が増え、ストアの認知度向上にも繋がります。
さらに、Shopifyで商品購入ページを作成し、他のWebサイトに「購入ボタン」を設置することも可能です。既にアクセス数の多いブログやサイトを運営されている方は、購入ボタンの機能を活用することで効率よく売上を伸ばせるでしょう。
Shopifyの利用料金
ここでは、Shopifyを利用するのに必要な「基本料金」と「手数料」について解説します。
利用料金について正しく理解しておくことで、実際のShopifyの導入を検討する際に迷うことなくスムーズに利用を開始できるでしょう。
各プランの月額利用料
Shopifyのプランは、大きく4種類に分けられます。
プラン名 | 月額料金 | 日本円(※) |
---|---|---|
ベーシック | $33 | 4,950円 |
スタンダード | $92 | 13,800円 |
プレミアム | $399 | 59,850円 |
Shopify Plus | $2,300~ | 345,000円~ |
初期費用はないため、それぞれのプランの月額利用料を支払うことで利用を開始できます。上位プランへ上がるにつれ、使用できる機能や各種手数料が下がる仕組みです。
どのプランが良いのかが分からない場合は、無料体験期間を活用し確かめることもできます。それぞれのプランの料金や向いている事業者については、次の章でまとめていますので、そちらを参考にしてみてください。
各プランの特徴
自身のECサイトにはどのプランが適切なのかが分からず悩む方も多いです。ここでは、Shopifyにおける各プランの特徴を解説します。
ぜひ、プラン選びの参考にしてみてください。
ベーシック
ベーシックプランは、Shopifyで一番人気と言われている安価なプランです。月払いの場合$33米ドル、年払いの場合は$300米ドル(月$25米ドル)で利用できます。個人事業を行っている方や、スモールビジネス向けのプランとなっています。
ECストアの運営に最低限必要な機能はすべて揃っているため、まずは小規模からはじめてみたい、という方におすすめです。ベーシックプランでは、スタッフアカウントの作成上限が2つまでのため、少人数でストアを運営する場合にも向いています。
スタンダード
スタンダードプランはベーシックよりも規模の大きいビジネス向けのプランです。月払いの場合$92米ドル、年払いの場合は$828米ドル(月$69米ドル)で利用できます。
ベーシックプランと比較すると、スタッフアカウント数が5つまでに引き上がり、作成できるレポートの種類や幅が広がっています。決済手数料も低くなるため、ベーシックプランでは物足りなさを感じる場合、スタンダードプランを選んでみると良いかもしれません。
プレミアム
プレミアムプランは、中規模・大規模ビジネス向けのプランとなっており、Shopifyの機能をフル活用できます。月払いの場合$399米ドル、年払いの場合は$3,588米ドル(月$299米ドル)で利用が可能です。
登録可能なスタッフアカウント数は15まで増え、会計時に自分のアカウントまたは外部アプリで計算済みの送料を表示できる機能も利用できます。決済手数料も、スタンダードプランより低めに設定されているほか、関税と輸入税の計算機能も使用できるようになります。
Shopify Plus
Shopify Plusは、Shopifyの最上位プランです。利用料金は$2,300米ドル〜です。
Shopify Plusには、他3つのプランにはない、EC事業の成長をさせるための機能や、業務効率化に繋がる機能など、ストアを運営する上で便利な機能が豊富に揃っています。そのため、大企業や売上の大きい企業での利用が進んでいます。スタッフアカウント数は無制限で、決済手数料はプレミアムプランよりも低い設定です。
取引量が多くなることを想定し、1分間に1万回以上の決済処理が可能と言われているサーバーを利用しているため、ユーザーはスムーズかつ快適に利用できます。
各種手数料
Shopifyでは、各プランの月額利用料のほかに、下記の各種手数料が発生することがあります。
取引手数料
取引手数料とは、Shopifyを通じて商品を購入したユーザーが決済サービスを利用して支払った際に、店側が代金を受け取る際に発生する手数料です。
Shopifyには「Shopifyペイメント」という公式の決済方法が用意されており、その決済方法が利用された際には、取引手数料は発生しません。しかし、外部の決済サービスを利用する場合、各プランにて、ベーシックで2%、スタンダードで1%、プレミアムで0.5%の取引手数料が発生します。
決済手数料
決済手数料とは、商品を購入したユーザーがクレジットカードや各種決済サービスを利用して支払を行った際に発生する手数料です。
手数料率は、各種決済方法や、利用しているShopifyのプランによって異なります。ぜひ以下のブログを参考にしてみてください。
参照:【保存版】Shopifyの決済方法のまとめ:Shop Payからコンビニ払いまでShopifyの決済手数料も紹介
振込手数料
振込手数料とは、ECサイトの売上が銀行口座に振り込まれる際に発生する手数料です。
多くのECプラットフォームでは、売上金を口座に振り込む際に振込手数料が発生しますが、Shopifyの場合「Shopifyペイメント」の利用により、振込手数料を無料にできます。
両替手数料
両替手数料とは、自身のECサイトで使用している通貨とは異なる通貨での決済を受ける場合に発生するものです。両替手数料は、日本でECサイトを運営する場合で「Shopifyペイメント」を利用している場合、2%発生します。
Shopifyで利用できる便利機能5選
Shopifyには様々な機能が備わっており、うまく活用することでショップの知名度や売上を大幅にアップすることができます。
ここでは、Shopifyで利用できる便利な機能を5つ紹介します。
1. ストア分析機能
ストア分析機能とは、ShopifyのECサイトに訪れたユーザーに関する様々なデータをダッシュボードやレポート形式で確認し分析できる機能です。契約しているプランによって、確認できる指標が異なるため、自分が契約しているプランでは何が見られるかを確認しておく必要があります。
例えば、ストア分析機能の中の「集客レポート」では、下記の情報を参照できます。
- 時間の経過によるセッション
- 参照元によるセッション
- ロケーションによるセッション
このほかにも、「注文レポート」や「行動レポート」「マーケティングレポート」などがあり、様々な観点からデータを分析できるため、ストアの運営改善に活かすことができます。
2. SEO対策機能
SEOとは、ブラウザでワードを検索した際、検索ワードとの関連性が高いページが上位表示されるよう検索エンジンを最適化することを指します。SEO対策を施すことで、自身のECサイトに関連するワードが検索された際に、自社サイトを上位表示させることができ、アクセス数を増やしやすくなります。
検索により流入してくるユーザーの場合、商品にある程度興味を持っている可能性が高いため、アクセス数が増えれば売上アップも期待できます。
Shopifyでは、契約プランに関わらず下記のSEO対策機能が備わっています。
- タイトルタグ、メタディスクリプション、ページURLの編集
- 全画像のalt属性・ファイル名の編集が可能
- sitemap.xmlファイルとrobots.txtファイルの自動生成
- canonical URLタグの自動生成
専門的な用語もあり、初めは難しいと感じるかもしれません。しかし、1つ1つ意味を理解し対策することで、自身のECサイトの成長に繋がっていきます。そのため、少しずつ知識を身に着けていくことをおすすめします。
SEO対策についてより詳しく知りたい方は、下記ブログも併せてご確認ください。
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3. 商品管理機能
Shopifyでは、商品を効率よく管理できるさまざまな機能が豊富に用意されています。
ここでは、2つの商品管理機能を紹介します。
コレクション
コレクションとは、商品をカテゴリーごとに分類し、カテゴリー別に見やすく表示できる機能です。
例えば、「秋のおすすめ商品」や、「2023年春の新作」などのコレクションを作成し、該当の商品を登録することで、コレクションページとしてECサイトへの表示が可能です。商品をカテゴリーごとに分類できるだけでなく、価格や在庫数など、複数条件でのグルーピングも可能です。
ショップを訪れたユーザーにとって、カテゴリー別に見やすくまとまっているページがあることで自分の欲しい商品に辿り着きやすくなり、スムーズな購入導線を作ることができます。
在庫管理
Shopifyでは、在庫状況に合わせて販売するかしないか、商品を表示させるかさせないかを設定できます。仮に在庫が0になった場合、「在庫切れ商品を非表示にする」、「売り切れと表示させる」、「在庫切れでも販売を継続する」のいずれかを選択できます。
在庫がなくなったとしてもすぐに在庫を補充できる場合、「販売を継続する」に設定をしておけば、販売チャンスを逃すことなくユーザーに商品を届けられます。
4. Webホスティング機能
Webホスティングとは、Webサイトのデータを特定のサーバーに保存し、PCやスマートフォンなどの様々なデバイスで簡単にアクセスできるようにするサービスです。
Shopifyには、Shopifyのグローバルサーバーネットワークがあり、それを設定することでECサイトのための超高速ホスティングを提供できます。サイトの読み込み時間を最小限にできるため、ECサイトに来訪したユーザーがページの読み込み時間が長いことで離脱するリスクを最小限に抑えられます。
5.ショッピングカート機能
ECストアにおける「ショッピングカート」とは、オンラインで商品を購入する際に、ユーザーが選択した商品を一時的に保管する仮想的な場所です。実際のショッピングカートと同じく、ユーザーがオンラインストアを閲覧している間、様々な商品を「カート」に追加し、購入を検討できます。
顧客が購入を決定した場合、カート内の商品に対して支払いを行うことで、オンラインでのショッピングプロセスが完了します。
Shopifyには、ショッピングカートにおいて下記機能が提供されており、ユーザーにセキュリティレベルが高く、安全で安心できる購買体験を提供できます。
機能名 | 詳細 |
---|---|
無料SSL証明書 | すべてのShopifyストアには、256ビットSSL証明書が無料で含まれています。 各ページ・コンテンツ・クレジットカード・取引情報は、金融機関で採用されているものと同等のセキュリティレベルで保護されています。 |
柔軟な送料設定 | 送料無料設定や一定の送料設定だけでなく、都道府県ごとの送料設定や、重量に基づく設定など、標準機能だけでも様々な送料設定が可能です。 |
カゴ落ちリカバリー | ユーザーが買い物中にカートに入れながらも購入手続きをせずサイトを離脱した場合、自動でフォローアップメールを送信できます。 これにより、見込み客を引き戻し、購入を促せます。 |
Shopifyが向いている人は?
ここではShopifyを選ぶのがおすすめなストア運営者の特徴を紹介します。
ビジネスを少しずつ拡大させたい
Shopify には、取り扱う商材の向き不向きはありません。どのような商材を扱っている場合でも、初めてのECサイト開設に向いていると言えます。
また、最初は少額でビジネスをスタートさせ、その後、月商数百万円を目指していくというスタイルの場合も、Shopifyがおすすめです。Shopifyの運営にかかる費用は各プランの利用料と各種手数料のみで、他の2社と比較しても手数料を低く抑えられます。
最初は利益が少なかったとしても、売り上げが伸びていけば手数料が低いため、手元に残るお金も増えます。つまり、Shopifyの場合固定費は必要ですが、それ以外の変動費が他のプラットフォームに比べ少なく、売れれば売れるほど経費を抑えることができるのです。
海外向けに展開したい
Shopifyでは、海外展開に便利な機能が豊富です。
- 50の言語に対応
- 130以上の通貨に対応
- 100種類以上の決済方法に対応
ここまでの言語や通貨に対応しているECプラットフォームはないため、世界中のお客様をターゲットに、海外向けに販売を行いたいと考えている方にもおすすめです。
大規模、複数店舗を運営している
すでに大規模なネットショップを運営している場合や、複数の実店舗運営を行っている場合、Shopify最上位プランの「Shopify Plus」での運営がおすすめです。月額費用は高くなりますが、その分ECサイトを運営するための便利な機能や、業務の効率化を後押ししてくれるような機能が備わっています。
例えば、最大10サイトまでのサイト構築や運営が追加料金なしで行えるほか、それらの複数サイトを一括で管理・分析でき、無駄のない運用を実現できます。
また、登録できるスタッフのアカウントの数に制限がないため、事業が拡大しても上限数を気にせず安心してスタッフ追加ができます。
Shopifyと他プラットフォームの機能・特徴・料金を比較
ECサイトの開設を検討しており、Shopify以外のプラットフォームの特徴や機能も知りたいと思う方も多いでしょう。ここでは、ECサイトを簡単に開設できる、国内ECプラットフォームの「Shopify」「BASE」「STORES」について、「費用・機能・支払オプション」の面から比較した表を紹介します。
自身のECストアにどのような機能や特徴を求めるかを洗い出し、適切なプラットフォーム選びの参考にしてください。
費用
「Shopify」「BASE」「STORES」の利用料金を比較する際には、それぞれのプラットフォームがどのような料金構造になっているかを確認することが重要です。
プラン | Shopify | BASE | STORES |
---|---|---|---|
月額料金 | 1.ベーシック$33USD/月 2.スタンダード$92USD/月 3.プレミアム$399USD/月 4.Shopify Plus$2,300USD/月~ | 1.スタンダードプラン0円/月 2.グロースプラン16,580円/月 | 1.フリープラン0円/月 2.ベーシックプラン2,980円/月※初月無料 |
商品が売れた際の決済手数料 | ー | 1.スタンダードプラン3.6% + 40円サービス利用料:3% 2.グロースプラン2.9% | 1.フリープラン5% 2.ベーシックプラン3.6% |
上記表から分かるように、BASEとSTORESには無料で利用できるプランがあり、初期費用や月額費用をかけることなくECサイトを運営できます。しかし、商品が売れた場合に決済手数料が発生することに注意が必要です。一方、機能面やカスタマイズ性ではShopifyが優れていますが、それに伴い費用も高くなりがちな傾向にあります。
したがって、自身のビジネスモデルや販売戦略、予算などを考慮して最適なプラットフォームを選択することが重要です。
機能
それぞれのプラットフォームは独自の強みを持っており、特定の機能や使いやすさにおいて異なるメリットを提供しています。そのため、自信がECストアにおいてどのような機能を重視するかを洗い出したうえで比較検討すると、ぴったりのプラットフォームを見つけられるでしょう。
機能名 | Shopify | BASE | STORES |
---|---|---|---|
集客 | ・各種SNS連携 ・ブログ ・メールマガジン ・オムニチャネル連携 | ・Instagram連携 ・TikTok連携 ・Google連携 ・Google広告・ブログ | ・Instagram連携 ・noteとの連携 ・Google連携 ・メールマガジン ・ブログ(ニュース機能) |
サポート・コミュニティ | 独自のコミュニティを運営しており、コミュニティ内で疑問点や不明点の解消ができるだけでなく、ECストア運営のノウハウを得られる。 | ネットショップ運営のノウハウを学べるセミナーの開催や、ネットショップ集客支援ツールの提供など、初心者向けのサポート体制が整っている。 | FAQページでのサポートやメールでのサポートあり。Webメディアでのノウハウ共有も実施している。 |
店舗デザイン | ・高度なカスタマイズが可能 ・テーマに付随する機能が豊富 | ・テーマのカスタマイズ可能 ・HTMLタグ設定・管理機能 | ・サービスロゴ非表示対応可 ・アイテム動画埋め込み可 |
無料デザインテンプレート数 | 13 | 16 | 48 |
有料デザインテンプレート数 | 100以上 | 80以上 | ー |
詳細な機能や最新の情報については、各プラットフォームの公式サイトを直接確認してください。
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支払オプション
「Shopify」「BASE」「STORES」で利用可能な支払いオプションを比較すると、各プラットフォームは国内市場と国際市場の両方に対応し、販売者や顧客のニーズを満たすように設計されたさまざまなソリューションを提供していることがわかります。
機能名 | Shopify | BASE | STORES |
---|---|---|---|
支払オプション | ・ Shopify Payments ・銀行振込 ・コンビニ決済 ・後払い ・翌月払い ・キャリア決済 ・PayPal ・楽天ペイ ・PayPay残高決済 ・Amazon Pay ・Google Pay ・Shop Pay ・KOMOJU ・Paidy ・SBペイメント ・GMOペイメントゲートウェイ ・代引き決済 | ・クレジットカード ・銀行振込 ・コンビニ決済 ・後払い決済 ・キャリア決済 ・PayPal ・Amazon Pay | ・クレジットカード ・銀行振込 ・コンビニ決済 ・後払い決済 ・キャリア決済 ・PayPal ・楽天ペイ ・PayPay残高決済 ・Amazon Pay ・代引き決済 |
越境EC | 〇・多言語対応・複数通貨対応 | △・英語対応あり | △・英語対応あり |
Shopifyはよりグローバル指向のプラットフォームを提供しており、複数通貨での取引が可能なため、越境EC事業を見据えている場合はShopifyの利用がおすすめです。
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Shopifyで自社ECを運用するメリット
ECサイトを開設するには、ECプラットフォームの利用以外にも、1からシステムを組んでサイトを作る場合や、ECパッケージを購入し運用する方法などもあります。
ここでは、ShopifyでECサイトを運用するメリットを紹介します。
ECサイト開設にかかるコストを大幅に削減できる
1からECサイトを作成する場合、高い技術力や、人的リソース、時間など多くのコストが発生します。
しかしShopifyを利用すれば、プログラミングの知識がなくても簡単にデザインや機能をカスタマイズできます。ECサイトの開設にかかる時間や費用面でのコストを大幅に削減できるため、すぐに運営をスタートさせることが可能です。
一番安価なプランで、月額$33米ドルから利用できるため、予算に限りがある場合でも現実的に導入を検討できるでしょう。
カスタマイズの幅が広い
Shopifyでは、「ECサイトのデザイン」及び「ECサイトに搭載する機能」を自由にカスタマイズできます。
「ECサイトのデザイン」という観点では、Shopifyの公式デザインテンプレートだけで無料・有料版を合わせて100種類以上のデザインテンプレートが存在します。テンプレートをベースにノーコードでもカスタマイズできるため、プログラミングの知識がなくてもサイトの雰囲気や世界観を自由に変えることが可能です。
また、「ECサイトに搭載する機能」の観点では、サブスクリプション決済への対応や、翻訳機能の追加など、ユーザーが自社のECサイトで買い物がしやすいよう様々な便利機能を搭載できます。
テーマに搭載されている便利機能について詳しく知りたい方は、下記ブログの「業界別おすすめ有料テーマ12選!」をご確認ください。
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決済方法や送料設定が簡単に設定できる
Shopifyの基本機能で設定できる送料設定は以下の通りです。
- 全国一律送料
- 「〇〇円以上購入で送料無料」設定
- 送料無料
- 都道府県ごと
- 商品重量ごと
- 配送手段ごと(ローカルデリバリー・店舗受け取り)
各種配送料の設定は、「管理画面>設定>配送と配達」から行えます。
基本的な機能だけでも豊富な種類の決済手段が用意されているため、自分のECサイトを訪れるユーザーやターゲットがどの決済手段を用いるかを考え、利用するものを絞ることも可能です。送料や税金の設定も簡単にでき、初心者でも迷わずにECサイトを運営できます。
また、郵便番号単位での送料設定や、クール便などを使用したい場合は、配送関連のShopifyアプリを導入することで実現できます。
「配送カスタム.amp」は、Shopifyデフォルト機能では設定できない郵便番号単位での送料設定や、クール便、小型便などの詳細な送料設定を可能にする国産Shopifyアプリです。
■このアプリでできること
- エリアごとの送料設定(都道府県単位 / 郵便番号単位 / 離島)
- 小型便・クール便など配送種別ごとの送料設定(商品タグ)
- 重さごとの送料設定
- カンガルー置き配便の送料設定
- 代引き配送の送料設定
- 特定の期間のみを対象にした送料設定
離島への送料を別途設定したい場合や、地域ごとに送料を分けたい場合に役立ちます。また、近年需要が高まっている「置き配」の設定もできるため、宅配便での配送を希望するがなかなか家にいられないというユーザーにも商品を届けることが可能です。
さらに、上記以外にも下記のような同梱した場合の優先条件を指定することもできます。
「大型商品+小型商品を購入いただいた場合、大型商品の送料のみで設定」
「常温の商品と冷凍の商品が同時に購入された場合、冷凍送料の方を優先して設定」
アプリのインストール方法や、詳細な使い方については、こちらのページをご参照ください。
■価格(14日間の無料体験あり)
BASIC |
---|
$12/月 |
海外販売や越境ECに強い
越境ECとは、国境を越えて商品やサービスの取引を行う電子商取引を指します。具体的には、ある国に拠点を持つ事業者が、他国の消費者に対しオンラインで商品やサービスを提供するビジネスモデルです。Shopifyは様々な国の言語や通貨に対応しており、海外販売を行いたい方や越境ECに力を入れたい方にとって便利な機能が揃っています。
また、Shopifyは世界中で使用されている100種類以上の決済サービスに対応しています。利用されるケースの多いビットコインやPayPalだけでなく、各国のローカルな決済手段も取り入れているため、決済手段の制限を最小限に抑えながらビジネスの展開が可能です。
さらに、海外発送で使用する頻度の高いUPS、USPS、FedExなどの大手配送業者の送料を自動で計算できる機能も備わっています。これにより、商品発送のたびに自分で送料を計算する必要がなくなり、配送における手間を省略できます。
異なる国のユーザーが自国の言語や商習慣に合わせた形で快適にショッピングを楽しめる環境を整えることで、顧客満足度を向上させられるでしょう。
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Shopify導入の成功事例
ここでは、Shopify導入の成功事例を3つ紹介します。
他社が「なぜShopifyを導入したのか?」や「導入したことによってどのような問題が解決したのか?」を知ることで、今後の自社ECサイト運営のためのいいヒントやアイディアをを得られるかもしれません。
1.Kuradashi
Kuradashiは、フードロス削減を目指すショッピングサイトです。 まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう可能性のある食品などをお得な価格で販売し、売り上げの一部を環境保護・災害支援などに取り組む様々な団体への寄付やクラダシ基金として活用することで、SDGs17の目標を横断して支援している企業です。現在Kuradashiは「Shopify Plus」を導入しています。
<Shopify導入前の課題>
Shopifyを導入する以前は、他のサービスを利用しECサイトを運営していましたが、サーバーの安定性とカスタマイズや機能拡張の難しさに課題を感じていました。
特に、テレビ出演などの大きなイベント時にサーバーダウンが頻発し、機会損失を招くだけでなくユーザーからの信頼を失う可能性がありました。そこで、サーバーの安定性とカスタマイズや機能拡張のしやすさという観点から、Shopifyへの移行を決めました。
<Shopify導入後の効果>
現在では、安定したサーバーを基盤に、柔軟なカスタマイズ機能を活用し、チェックアウトページを自社用にカスタマイズするなど、ユーザー体験向上を目指す取り組みを行っています。
また、Shopify Plusの定期通販(サブスク)機能も活用し、フードロスになりそうな品を詰め合わせして送るなどの新しい取り組みも行っているそうです。
2.Allbirds
Allbirdsは、アメリカのライフスタイルブランドで、2020年に日本市場へ進出し、1月に原宿店をオープンしました。
<Shopify導入前の課題>
2020年4月にオンラインショップを開設する際、「いつでもどこからでもスムーズなお買い物を」という顧客体験を実現したいと考えていました。これは購入時だけでなく、情報入力時や、商品を届けるところまでを指しています。
そこで、操作性のシンプルさやオーダーの簡単さ、返品のスムーズさを重視し、Shopifyの導入を決めました。しかし、日本は海外と比較し、オンラインでの商品購入時にも現金利用のニーズが高い傾向がありますが、Shopifyの基本機能には現金決済システムがないという課題がありました。
<Shopify導入後の効果>
そこで、日本の現金決済ニーズに応えるため、現金決済が可能なShopifyアプリを導入し、コンビニ決済に対応しました。Shopifyアプリの優れた拡張性により、現金決済の課題を解消できたのです。
現在オンラインストアは、日本を含め40カ国以上で運営されています。また、店舗来店後にオンラインストアで商品を購入するユーザーも多いため、Shopify POSを活用し、実店舗とオンライン間での連携を図っています。
3.株式会社はせがわ
株式会社はせがわは、様々な販売チャネルを持つ老舗の仏壇仏具会社です。
<Shopify導入前の課題>
Shopify導入前、株式会社はせがわはAmazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場などのモール型ECプラットフォームと、自社ECサイトのそれぞれを別で運営していました。また、実店舗も複数エリアにわたるため、オンラインとオフラインの情報が統合できておらず、情報の一元化に課題を感じていました。
特に、購入前の顧客情報の管理や、コンテンツ統合、SEOにも課題感がありました。そこで、「統合」と「簡素化」をキーワードに掲げ、Shopify Plusを導入し、自社ECやその他のコンテンツの整理整頓に取り組みます。
<Shopify導入後の効果>
Shopify Plusの導入により、ECサイト内でコンテンツ閲覧からカスタマーサービスまでがスムーズに行えるようになり、ユーザーエクスペリエンスが向上しました。データの統合と分析にはShopify Plusとカスタマー・データ・プラットフォーム(CDP)を連携させ、購買情報や顧客属性の解析が行われました。
在庫情報と受注情報の管理も改善し、売上の向上に繋げられた成功事例です。
より多くの導入事例を知りたい方は、下記記事も参考にしてみてください。
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まとめ
本記事では、ShopifyでECサイトを検討している方に向けて、利用料金や各プランの特徴、機能などの基本的な要素について解説しました。
Shopifyは幅広い予算に合わせたプランを用意していたり、ECサイトをカスタマイズするための様々な機能が搭載されていたりと、ECサイト運営に必要なほとんどの機能を提供している便利なプラットフォームです。
自社のECサイト運営の方針とShopifyが合うかどうか、この記事を参考にぜひ検討してみてください!
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